エアコンクリーニング(クーラー掃除)におすすめな業者の選び方などを徹底解説! コラムハウスクリーニングエアコン 公開日:2017年05月17日 更新日:2024年07月16日 エアコンはこまめにフィルターを掃除していても、使用環境によっては内部までかなり汚れていることがあります。エアコンをクリーニングしたいと思っても、なかなかタイミングがわからない場合もあるでしょう。そこで、エアコンをクリーニングするメリットや、クリーニングに最適な時期、自分でできるお手入れ方法などについて解説します。 【目次】 ・エアコンクリーニングをしないとどうなるの? ・エアコンクリーニング業者は主に2種類 ・エアコンクリーニング業者の選び方 ・エアコンクリーニングを安くする方法はある? ・エアコンクリーニングをやるベストタイミングはいつ? ・エアコンクリーニング当日までに準備することとは? ・エアコンクリーニングの流れについて ・エアコンクリーニングによくあるQ&A ・エアコンクリーニングは”クリーンクルー”へ ・まとめ エアコンクリーニングをしないとどうなるの? エアコンクリーニング(クーラー掃除)を行わないと、エアコンの内部に繁殖したカビや溜まったホコリが吹き出し口から排出されます。カビやホコリはアレルギー性鼻炎や頭痛、過敏性肺炎などの原因になる場合もあるので、特にアレルギーを持つ家族や小さな子ども、ペットがいる家庭では注意が必要です。現在アレルギーなどの持病や症状がない人でも、汚れたエアコンを使い続けているとアレルギー症状を発症してしまうリスクがあります。 また、フィルターや熱交換器など、エアコン内部の汚れを放置しておくとエアコンの冷房効率が下がり、効きが悪くなるだけでなく、水漏れの原因になることがあります。水漏れが頻繁に起こると、故障などのトラブルにつながります。フィルターは簡単に取り外して掃除できる機種も多いですが、熱交換器はデリケートなパーツである上、清掃が難しいので、無理に自分で掃除しようとせず、プロにエアコンクリーニングを依頼しましょう。 汚れが溜まって冷房効率が悪い状態でエアコンを使用し続けると、エアコンの本体が消耗していき、寿命が短くなってしまう可能性もあるので注意してください。 エアコンクリーニングは自分でもできる? エアコンのフィルターや吹き出し口、ルーバーは、家庭にあるものを活用して、自分でも掃除できます。 <エアコン掃除に必要なもの> ・掃除機 ・使い古したタオルや雑巾 ・使い古した歯ブラシ ・中性洗剤 ・キッチンペーパー ・割り箸 ・輪ゴム 自分で掃除を行う際は、掃除中に誤ってエアコンの電源が入ってしまわないよう、電源プラグを抜いてから作業するようにしてください。 <エアコンのフィルター掃除の手順> ・フィルターに溜まったホコリを軽く落とす ・フィルターを外す ・フィルターを洗う ・フィルターを乾かしてからエアコンに戻す エアコンのフィルターは前面のパネルを開けると取り外せるようになっているタイプが多いですが、メーカーや機種によって違いがあるので取扱説明書などで確認をしてから外しましょう。 <吹き出し口とルーバー掃除の手順> ・ルーバーの向きを調整する ・掃除棒を作る ・ルーバーや吹き出し口を掃除する 割り箸にキッチンペーパーを巻きつけて輪ゴムでとめるだけで、簡単に掃除棒が完成します。吹き出し口やルーバーなど手が入りにくい場所を簡単に掃除できるアイテムです。 エアコンクリーニング業者は主に2種類 エアコンクリーニングを実施している業者は、主にクリーニング業者と個人事業主の2種類です。ここからは、それぞれの業者の特徴などを説明します。 1:クリーニング会社 エアコンクリーニングを実施しているクリーニング会社の多くは、ハウスクリーニング全般を専門に行っています。会社としての経験や実績があるため、ノウハウが蓄積されており、研修などでスタッフに一定のスキルを身に付けさせている会社も多いです。 個人事業主に比べると、料金は高い傾向にあります。エアコンのクリーニングだけでなく、トイレやベランダなど、家の中で汚れが気になりやすい部分の多くをまとめて清掃依頼できます。 2:個人事業主 エアコンのクリーニングは、清掃に自信のある人が個人事業主として開業している場合もあります。料金は大手のクリーニング会社に比べて低価格である場合が多いです。業者によって清掃スキルやサービス内容が異なるので、口コミなどをチェックして業者を選ぶ際の参考にするとよいでしょう。個人で依頼を請け負っているため、繁忙期などは直前の予約が取りにくかったり、対応エリアが限られていたりします。依頼前に必ずホームページや電話などで確認してください。 エアコンクリーニング業者の選び方 エアコンクリーニング業者は数多くあるので、自分にあった業者を選ぶのに迷ってしまう場合もあります。ここからは、エアコンクリーニング業者を選ぶポイントについてピックアップします。 1:エアコンのタイプ・数に合わせたサービスの有無 エアコンと一口に言っても、壁掛けタイプや埋め込みタイプ、自動お掃除機能がついているものなど、さまざまなタイプがあります。業者によってはお掃除機能付きのエアコンはサービス対象外だったり、追加料金がかかったりする場合もあるので、事前に自宅のエアコンのタイプを確認して、それに対応している業者を選びましょう。 また、家の中のエアコンを複数台まとめてクリーニングする場合、2台目以降の料金が割引になったり、1台あたりの料金が割引になったりするような、お得な料金プランを設定している業者もあります。クリーニング予定のエアコン台数も考慮しながら、自分の希望に合った業者を選ぶのが大切です。ただし、割引額だけを気にすると、基本料金が高いなどで結果的に損をするケースもあります。トータルでかかるコストをきちんとチェックして業者を選んでください。 2:価格・オプション・割引 お得にエアコンクリーニングを依頼しようと考えるときに、一番気になるのは価格という人は多いものです。 一般的にエアコンクリーニングの料金相場は、家庭用の壁掛けタイプで1台あたり7,000円~10,000円程度、お掃除機能付きのものは12,000円〜20,000円程度です。埋め込みタイプの場合は、18,000円から25,000円程度かかります。もちろん業者によってかかる金額は変わるので、事前に見積もりをとって納得できる金額の業者に依頼しましょう。複数の業者を比較すると、ある業者では基本の作業内容が別の業者ではオプション対応になっている場合もあるので、金額だけでなく、作業内容やオプションなども比較して選ぶのがおすすめです。 3:接客対応 せっかくお金をかけてプロに依頼するのであれば、最初から最後まで気分よく利用したいものです。エアコンクリーニングの作業が満足のいく内容であったとしても、作業員の対応や接客態度が満足いくものでなかった場合、気持ちのよい利用体験にはなりません。 依頼や見積もりのために電話をかけてもなかなかつながらなかったり、問い合わせメールを送ったのにいつまでも返事が来なかったりするなど、接客対応で不安を感じる部分がある業者は避け、印象のよい業者を選ぶのも一つのポイントです。 4:品質保証 業者によってエアコンクリーニングの作業内容や清掃スキル、持っているノウハウには差があるため、料金だけを見て安い業者に依頼してしまうと、満足の行く内容ではなかったというケースもあります。その場で追加作業を依頼して、結局は高い費用を支払わなければいけなくなることもあります。 自分が望むレベルのクリーニングを行ってもらえるのかや、依頼する予定のプランにはどのような作業内容が含まれているのかなどを事前に確認して業者を選びましょう。 また、リスクに備えて損害保険に加入している事業者なら、万一の際でも補償してくれるため安心です。 5:口コミ・評価 エアコンクリーニングの細かい作業内容や作業員の対応など、実際に依頼をしてみないと分からないこともたくさんあります。そんなときは、既に依頼した人が投稿している口コミや評価をチェックしてみましょう。実際に依頼した人が感じたことやクリーニングの出来などを評価してくれているので、参考になる部分も多いです。 ただし、口コミは決して公平で正当な評価とは限らないので、依頼者の主観や感想が書かれているという点に注意して、口コミに頼りすぎないよう注意してください。 6:その他 業者によって力を入れている作業や売りにしているサービスなどがあります。アピールポイントはホームページなどに記載されている場合が多いので、事前にチェックして気になる業者をピックアップするのがおすすめです。 たとえば、女性のひとり暮らしなど、「家に男性を上げるのは不安」と感じている人は、女性スタッフを指名できる業者を選ぶと安心して作業員を家に上げられます。仕事などが忙しく、昼間に作業の立ち会い時間が確保できない場合は、深夜・早朝に対応してくれる業者を検討するなど、自分の希望やライフスタイルに合わせて必要なサービスを選択しましょう。業者の特色を把握し、自分の希望に沿った業者を選択すれば、満足いくサービスを受けられます。 エアコンクリーニングを安くする方法はある? エアコンクリーニングにはお金がかかるので、できるならば出費を抑えたいと思う人は多いです。 ここからは、少しでもエアコンクリーニングを安く依頼するためのポイントを解説します。 1:個人業者・おまかせ格安プランを利用する 個人業者は大手のクリーニング業者に比べると低価格で依頼できます。なぜなら、大手業者よりも広告宣伝費などのコストがかからないため、比較的低価格でサービスを提供しても利益を出せるからです。業者にこだわらず価格を抑えたいと考えている人はぜひ利用してください。また、業者が提供している「おまかせプラン」など、格安のプランを利用するのも安くエアコンクリーニングを依頼する方法の一つです。しかし、格安プランは最低限の基本的な清掃のみを行うプランであり、本格的な分解清掃や抗菌コートなどは対象外となっているケースが多いです。オプションを追加すると結果的に料金が高くなってしまうので、自分が希望する清掃内容になっているかしっかり確認してから依頼してください。 2:大手業者はキャンペーンを利用する エアコンクリーニングを安くしたいけれど、個人業者よりも大手業者に依頼したいという人は、キャンペーンを上手に活用することで、大手業者でも料金を抑えてエアコンクリーニングできる場合があります。 エアコンクリーニングを実施している各社は、新生活を始める人の多い春や、冷房を使い始める人の多い夏前など、依頼が増えるタイミングでお得なキャンペーンを開催することが多いです。キャンペーンでは通常価格よりも料金が安くなったり、オプションをお得な料金で追加できたりするので見逃さないようにしましょう。 3:複数台割引を利用する エアコンクリーニングを行っている業者の多くは、一度に複数台のクリーニングを依頼すると割引になる複数台割引を設定しています。割引率は業者によっても違うので、依頼する台数や割引率などを比較検討して一番お得になる業者に依頼しましょう。ただし、割引率が高くても基本料金が高いなどの理由で結果的に支払額が他社と変わらなかったり、高くなってしまったりするケースもあるので、必ずトータルの支払額を確認して比較検討してください。 4:繁忙期以外の時期に申し込む エアコンクリーニングには繁忙期と閑散期があります。実は、クリーニング料金の設定は時期によって異なることがほとんどです。 一般的に、エアコンクリーニングの依頼が殺到するのが、本格的な夏を迎える前の梅雨の時期である6月から8月にかけてです。梅雨のジメジメとした湿度と蒸し暑さで、この時期は除湿やドライ運転を使う家庭も多くなります。いざエアコンを稼働して、「カビ臭い」「イヤなニオイがする」「ホコリっぽい」と、慌ててエアコンクリーニングを依頼する人たちが増えます。この時期はエアコンクリーニングの繁忙期に当たり、クリーニング料金も安くならず、希望日時の予約も取りにくい状況です。 反対に、繁忙期を外せば予約も取りやすくなる上に、キャンペーンなどの割引サービスがあるため、4月~5月、9月~10月はクリーニング料金が安くなる傾向にあります。 少しでも料金を安く抑えたい人は、繁忙期を避けてクリーニングを依頼するとよいでしょう。 エアコンクリーニングをやるベストタイミングはいつ? エアコンクリーニングを行うベストタイミングは、季節の変わり目です。春から夏に代わるタイミングは、これからエアコンを使うという時期です。その前にきれいにしておくと、使ったときに不快な臭いも解消されます。 夏が終わって秋になるときも、おすすめのタイミングです。夏の間にたくさん使った分、汚れもたくさんついているので、放置して汚れが頑固にならないように落としておきましょう。 秋から冬の時期は、暖房を使う前なのでお手入れしておいたほうがいいですが、夏の終わりにしたばかりなので簡単なお手入れでも大丈夫です。冬が終わったら、夏の終わりと同様に汚れを落とす目的でクリーニングしましょう。 それ以外のタイミングでも、体調不良を感じたりエアコンから異臭がするようになったりしたときは、早めにクリーニングをしましょう。お掃除機能付きのエアコンでも、いつも清潔に使うためには本体内部の定期的なクリーニングが必要です。通常のエアコンと同様、年に1~2回程度のクリーニング頻度を目安にしましょう。 エアコンクリーニング当日までに準備することとは? エアコンクリーニングを行う際は、作業員が周辺を養生して汚れや洗剤が飛び散らないように対策をしてくれます。しかし、万が一の汚損や家具・インテリアなどの破損、故障などを防ぐため、エアコンの周囲にある家具やインテリア、電子機器などはできるだけ別の場所に移しておくと安心です。また、業者や掃除方法によっては部品を洗浄したり一時的に置いたりするために浴室やベランダなどを使用する場合があります。当日慌てなくて済むように、ある程度のスペースを確保しておきましょう。 エアコンクリーニングの流れについて 一般的に、エアコンクリーニングの流れは以下の通りです。 ・動作・状態確認 ・周囲の養生 ・パーツの分解 ・部品の洗浄 ・本体の洗浄 ・乾燥 ・部品の取り付け ・動作確認 クリーニング前にエアコンの動作や汚れ具合などを確認します。あまりにも汚れている場合やエアコンが壊れている場合、特殊な対応が必要なエアコンなどはクリーニングができない可能性もあるので注意が必要です。 エアコンの周囲の壁や家具などが汚れないように養生したら本格的に清掃開始です。養生や作業がしやすいよう、エアコンの周囲にある物はなるべく片付けたり場所を移動させたりしておくと効率よく作業が進むでしょう。 取り外せるパーツを分解、洗浄して乾かしている間にエアコン本体の洗浄と乾燥を行います。取り外していた部品を取り付け、動作確認を済ませたら作業は終了です。 エアコンクリーニングの所要時間は、一般的な家庭用壁掛けタイプで1台あたり60分から90分程度になります。 エアコンクリーニングによくあるQ&A ここからは、エアコンクリーニングについて多く寄せられる質問をQ&A方式で紹介していきます。エアコンクリーニングに関する不安がある人は、ぜひ参考にしてみてください。 1:家電量販店でもエアコンクリーニングはできる? 家電量販店でもエアコンクリーニングを受け付けている場合があります。しかし、その店舗で購入したエアコンに限られていたり、古いエアコンは対応してもらえなかったりするケースもあるので注意が必要です。どこで購入したか分からなかったり、通販サイトで購入したりしている場合はエアコンクリーニングの専門業者に依頼したほうが無難でしょう。 2:エアコンクリーニング中にトラブルになった場合の対処法は? エアコンクリーニング中に起こり得るトラブルといえば、エアコンの故障や内装・家具などの破損などが考えられます。業者が損害賠償保険に加入していれば、作業中の故障や家具などの破損については保険から補償されます。破損・汚損箇所を見つけたらすぐに作業員に伝えましょう。無用なトラブルを避けるためにも、移動できる家具やインテリアは別の場所に移動させるなどの対策をするのがおすすめです。 3:エアコンクリーニング後にトラブルになったときの対処法は? 作業中や終了時の動作確認では問題がなかったのに、作業員が帰った後にエアコンが故障したり、家具などの破損や汚損を見つけたりするケースもあります。作業中の故障や破損などと同様に、業者が損害賠償保険に加入していれば保険から補償が受けられるので、まずはクリーニングを依頼した業者に連絡しましょう。 4:お掃除機能付きエアコンのクリーニングが安いのは怪しい? 特に個人事業主の業者は、大手業者に比べて値段が安いため、通常のエアコンよりも高くなりがちなお掃除機能付きのエアコンでも安い料金で請け負っている場合があります。料金が安いからと言って一概に怪しいとは言えませんが、個人業者はクリーニングのスキルにもばらつきがあったり、万が一に備えた損害賠償保険に加入していなかったりする可能性もあります。安さに釣られて飛びつくのではなく、信頼できる業者かどうかしっかり見極めるようにしましょう。 5:エアコンクリーニングの頻度を減らすコツはある? エアコンクリーニングの頻度を減らすには、エアコンの日常的なお手入れが重要です。 冷房や除湿の使用後は、すぐに電源を切らずに1時間程度の送風運転を習慣化しましょう。冷房や除湿を使用した後には、空気から出た水分がエアコン内部に溜まって湿度が高い状態になり、カビが発生しやすくなるためです。冷房や除湿の運転後に自動で送風運転を行う、内部乾燥機能がついているものもあります。 また、こまめなフィルター掃除も大切です。2週間に1回程度フィルターを取り外し、掃除機でチリやホコリを取り除きます。その後水洗いしてよく乾かしてから取り付けましょう。 エアコンが空気中のチリやホコリを吸い込んでしまわないように、室内の空気を清浄にしておくことも有効です。定期的に部屋の窓を開けるなどして空気の入れ替えを充分に行いましょう。さらに、冷房や暖房を使わない時期でも、月に1回程度は「送風」運転を行うのがおすすめです。 エアコンクリーニングは”クリーンクルー”へ クリーンクルーの作業員は専門の研修を受けているため、エアコンをすみずみまでしっかりクリーニングするスキルを身に付けています。洗剤や道具もプロ仕様なので、自分では落としきれない頑固な汚れや手の届きにくい部分の汚れまで徹底的に清掃が可能です。 エアコンクリーニングの料金は、一般的な家庭用壁掛けタイプで標準価格12,000円(税込13,000円)になります。2台以上まとめて依頼すると1台あたり10,500円(税込11,550円)になるので、家全体のエアコンをまとめてクリーニングするのもおすすめです。また、希望によってオプションで室外機の清掃や防カビ・抗菌コートなども追加できます。 まとめ エアコンクリーニングのスタッフは、さまざまなメーカーのエアコンクリーニングの研修や経験を積んでいます。また、壁を汚さないよう養生して安全にクリーニングしてくれます。洗浄で汚れた水を見て驚いた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。健康に配慮して清潔にエアコンを使いたいなら、定期的なエアコンクリーニングがおすすめです。安くなる時期を狙って依頼してみてはいかがでしょうか。 クリーンクルーのエアコンクリーニング
エアコンはこまめにフィルターを掃除していても、使用環境によっては内部までかなり汚れていることがあります。エアコンをクリーニングしたいと思っても、なかなかタイミングがわからない場合もあるでしょう。そこで、エアコンをクリーニングするメリットや、クリーニングに最適な時期、自分でできるお手入れ方法などについて解説します。
エアコンクリーニングをしないとどうなるの?
エアコンクリーニング(クーラー掃除)を行わないと、エアコンの内部に繁殖したカビや溜まったホコリが吹き出し口から排出されます。カビやホコリはアレルギー性鼻炎や頭痛、過敏性肺炎などの原因になる場合もあるので、特にアレルギーを持つ家族や小さな子ども、ペットがいる家庭では注意が必要です。現在アレルギーなどの持病や症状がない人でも、汚れたエアコンを使い続けているとアレルギー症状を発症してしまうリスクがあります。
また、フィルターや熱交換器など、エアコン内部の汚れを放置しておくとエアコンの冷房効率が下がり、効きが悪くなるだけでなく、水漏れの原因になることがあります。水漏れが頻繁に起こると、故障などのトラブルにつながります。フィルターは簡単に取り外して掃除できる機種も多いですが、熱交換器はデリケートなパーツである上、清掃が難しいので、無理に自分で掃除しようとせず、プロにエアコンクリーニングを依頼しましょう。
汚れが溜まって冷房効率が悪い状態でエアコンを使用し続けると、エアコンの本体が消耗していき、寿命が短くなってしまう可能性もあるので注意してください。
エアコンクリーニングは自分でもできる?
エアコンのフィルターや吹き出し口、ルーバーは、家庭にあるものを活用して、自分でも掃除できます。
<エアコン掃除に必要なもの>
・掃除機
・使い古したタオルや雑巾
・使い古した歯ブラシ
・中性洗剤
・キッチンペーパー
・割り箸
・輪ゴム
自分で掃除を行う際は、掃除中に誤ってエアコンの電源が入ってしまわないよう、電源プラグを抜いてから作業するようにしてください。
<エアコンのフィルター掃除の手順>
・フィルターに溜まったホコリを軽く落とす
・フィルターを外す
・フィルターを洗う
・フィルターを乾かしてからエアコンに戻す
エアコンのフィルターは前面のパネルを開けると取り外せるようになっているタイプが多いですが、メーカーや機種によって違いがあるので取扱説明書などで確認をしてから外しましょう。
<吹き出し口とルーバー掃除の手順>
・ルーバーの向きを調整する
・掃除棒を作る
・ルーバーや吹き出し口を掃除する
割り箸にキッチンペーパーを巻きつけて輪ゴムでとめるだけで、簡単に掃除棒が完成します。吹き出し口やルーバーなど手が入りにくい場所を簡単に掃除できるアイテムです。
エアコンクリーニング業者は主に2種類
エアコンクリーニングを実施している業者は、主にクリーニング業者と個人事業主の2種類です。ここからは、それぞれの業者の特徴などを説明します。
1:クリーニング会社
エアコンクリーニングを実施しているクリーニング会社の多くは、ハウスクリーニング全般を専門に行っています。会社としての経験や実績があるため、ノウハウが蓄積されており、研修などでスタッフに一定のスキルを身に付けさせている会社も多いです。
個人事業主に比べると、料金は高い傾向にあります。エアコンのクリーニングだけでなく、トイレやベランダなど、家の中で汚れが気になりやすい部分の多くをまとめて清掃依頼できます。
2:個人事業主
エアコンのクリーニングは、清掃に自信のある人が個人事業主として開業している場合もあります。料金は大手のクリーニング会社に比べて低価格である場合が多いです。業者によって清掃スキルやサービス内容が異なるので、口コミなどをチェックして業者を選ぶ際の参考にするとよいでしょう。個人で依頼を請け負っているため、繁忙期などは直前の予約が取りにくかったり、対応エリアが限られていたりします。依頼前に必ずホームページや電話などで確認してください。
エアコンクリーニング業者の選び方
エアコンクリーニング業者は数多くあるので、自分にあった業者を選ぶのに迷ってしまう場合もあります。ここからは、エアコンクリーニング業者を選ぶポイントについてピックアップします。
1:エアコンのタイプ・数に合わせたサービスの有無
エアコンと一口に言っても、壁掛けタイプや埋め込みタイプ、自動お掃除機能がついているものなど、さまざまなタイプがあります。業者によってはお掃除機能付きのエアコンはサービス対象外だったり、追加料金がかかったりする場合もあるので、事前に自宅のエアコンのタイプを確認して、それに対応している業者を選びましょう。
また、家の中のエアコンを複数台まとめてクリーニングする場合、2台目以降の料金が割引になったり、1台あたりの料金が割引になったりするような、お得な料金プランを設定している業者もあります。クリーニング予定のエアコン台数も考慮しながら、自分の希望に合った業者を選ぶのが大切です。ただし、割引額だけを気にすると、基本料金が高いなどで結果的に損をするケースもあります。トータルでかかるコストをきちんとチェックして業者を選んでください。
2:価格・オプション・割引
お得にエアコンクリーニングを依頼しようと考えるときに、一番気になるのは価格という人は多いものです。
一般的にエアコンクリーニングの料金相場は、家庭用の壁掛けタイプで1台あたり7,000円~10,000円程度、お掃除機能付きのものは12,000円〜20,000円程度です。埋め込みタイプの場合は、18,000円から25,000円程度かかります。もちろん業者によってかかる金額は変わるので、事前に見積もりをとって納得できる金額の業者に依頼しましょう。複数の業者を比較すると、ある業者では基本の作業内容が別の業者ではオプション対応になっている場合もあるので、金額だけでなく、作業内容やオプションなども比較して選ぶのがおすすめです。
3:接客対応
せっかくお金をかけてプロに依頼するのであれば、最初から最後まで気分よく利用したいものです。エアコンクリーニングの作業が満足のいく内容であったとしても、作業員の対応や接客態度が満足いくものでなかった場合、気持ちのよい利用体験にはなりません。
依頼や見積もりのために電話をかけてもなかなかつながらなかったり、問い合わせメールを送ったのにいつまでも返事が来なかったりするなど、接客対応で不安を感じる部分がある業者は避け、印象のよい業者を選ぶのも一つのポイントです。
4:品質保証
業者によってエアコンクリーニングの作業内容や清掃スキル、持っているノウハウには差があるため、料金だけを見て安い業者に依頼してしまうと、満足の行く内容ではなかったというケースもあります。その場で追加作業を依頼して、結局は高い費用を支払わなければいけなくなることもあります。
自分が望むレベルのクリーニングを行ってもらえるのかや、依頼する予定のプランにはどのような作業内容が含まれているのかなどを事前に確認して業者を選びましょう。
また、リスクに備えて損害保険に加入している事業者なら、万一の際でも補償してくれるため安心です。
5:口コミ・評価
エアコンクリーニングの細かい作業内容や作業員の対応など、実際に依頼をしてみないと分からないこともたくさんあります。そんなときは、既に依頼した人が投稿している口コミや評価をチェックしてみましょう。実際に依頼した人が感じたことやクリーニングの出来などを評価してくれているので、参考になる部分も多いです。
ただし、口コミは決して公平で正当な評価とは限らないので、依頼者の主観や感想が書かれているという点に注意して、口コミに頼りすぎないよう注意してください。
6:その他
業者によって力を入れている作業や売りにしているサービスなどがあります。アピールポイントはホームページなどに記載されている場合が多いので、事前にチェックして気になる業者をピックアップするのがおすすめです。
たとえば、女性のひとり暮らしなど、「家に男性を上げるのは不安」と感じている人は、女性スタッフを指名できる業者を選ぶと安心して作業員を家に上げられます。仕事などが忙しく、昼間に作業の立ち会い時間が確保できない場合は、深夜・早朝に対応してくれる業者を検討するなど、自分の希望やライフスタイルに合わせて必要なサービスを選択しましょう。業者の特色を把握し、自分の希望に沿った業者を選択すれば、満足いくサービスを受けられます。
エアコンクリーニングを安くする方法はある?
エアコンクリーニングにはお金がかかるので、できるならば出費を抑えたいと思う人は多いです。
ここからは、少しでもエアコンクリーニングを安く依頼するためのポイントを解説します。
1:個人業者・おまかせ格安プランを利用する
個人業者は大手のクリーニング業者に比べると低価格で依頼できます。なぜなら、大手業者よりも広告宣伝費などのコストがかからないため、比較的低価格でサービスを提供しても利益を出せるからです。業者にこだわらず価格を抑えたいと考えている人はぜひ利用してください。また、業者が提供している「おまかせプラン」など、格安のプランを利用するのも安くエアコンクリーニングを依頼する方法の一つです。しかし、格安プランは最低限の基本的な清掃のみを行うプランであり、本格的な分解清掃や抗菌コートなどは対象外となっているケースが多いです。オプションを追加すると結果的に料金が高くなってしまうので、自分が希望する清掃内容になっているかしっかり確認してから依頼してください。
2:大手業者はキャンペーンを利用する
エアコンクリーニングを安くしたいけれど、個人業者よりも大手業者に依頼したいという人は、キャンペーンを上手に活用することで、大手業者でも料金を抑えてエアコンクリーニングできる場合があります。
エアコンクリーニングを実施している各社は、新生活を始める人の多い春や、冷房を使い始める人の多い夏前など、依頼が増えるタイミングでお得なキャンペーンを開催することが多いです。キャンペーンでは通常価格よりも料金が安くなったり、オプションをお得な料金で追加できたりするので見逃さないようにしましょう。
3:複数台割引を利用する
エアコンクリーニングを行っている業者の多くは、一度に複数台のクリーニングを依頼すると割引になる複数台割引を設定しています。割引率は業者によっても違うので、依頼する台数や割引率などを比較検討して一番お得になる業者に依頼しましょう。
ただし、割引率が高くても基本料金が高いなどの理由で結果的に支払額が他社と変わらなかったり、高くなってしまったりするケースもあるので、必ずトータルの支払額を確認して比較検討してください。
4:繁忙期以外の時期に申し込む
エアコンクリーニングには繁忙期と閑散期があります。実は、クリーニング料金の設定は時期によって異なることがほとんどです。
一般的に、エアコンクリーニングの依頼が殺到するのが、本格的な夏を迎える前の梅雨の時期である6月から8月にかけてです。梅雨のジメジメとした湿度と蒸し暑さで、この時期は除湿やドライ運転を使う家庭も多くなります。いざエアコンを稼働して、「カビ臭い」「イヤなニオイがする」「ホコリっぽい」と、慌ててエアコンクリーニングを依頼する人たちが増えます。この時期はエアコンクリーニングの繁忙期に当たり、クリーニング料金も安くならず、希望日時の予約も取りにくい状況です。
反対に、繁忙期を外せば予約も取りやすくなる上に、キャンペーンなどの割引サービスがあるため、4月~5月、9月~10月はクリーニング料金が安くなる傾向にあります。
少しでも料金を安く抑えたい人は、繁忙期を避けてクリーニングを依頼するとよいでしょう。
エアコンクリーニングをやるベストタイミングはいつ?
エアコンクリーニングを行うベストタイミングは、季節の変わり目です。春から夏に代わるタイミングは、これからエアコンを使うという時期です。その前にきれいにしておくと、使ったときに不快な臭いも解消されます。
夏が終わって秋になるときも、おすすめのタイミングです。夏の間にたくさん使った分、汚れもたくさんついているので、放置して汚れが頑固にならないように落としておきましょう。
秋から冬の時期は、暖房を使う前なのでお手入れしておいたほうがいいですが、夏の終わりにしたばかりなので簡単なお手入れでも大丈夫です。冬が終わったら、夏の終わりと同様に汚れを落とす目的でクリーニングしましょう。
それ以外のタイミングでも、体調不良を感じたりエアコンから異臭がするようになったりしたときは、早めにクリーニングをしましょう。お掃除機能付きのエアコンでも、いつも清潔に使うためには本体内部の定期的なクリーニングが必要です。通常のエアコンと同様、年に1~2回程度のクリーニング頻度を目安にしましょう。
エアコンクリーニング当日までに準備することとは?
エアコンクリーニングを行う際は、作業員が周辺を養生して汚れや洗剤が飛び散らないように対策をしてくれます。しかし、万が一の汚損や家具・インテリアなどの破損、故障などを防ぐため、エアコンの周囲にある家具やインテリア、電子機器などはできるだけ別の場所に移しておくと安心です。また、業者や掃除方法によっては部品を洗浄したり一時的に置いたりするために浴室やベランダなどを使用する場合があります。当日慌てなくて済むように、ある程度のスペースを確保しておきましょう。
エアコンクリーニングの流れについて
一般的に、エアコンクリーニングの流れは以下の通りです。
・動作・状態確認
・周囲の養生
・パーツの分解
・部品の洗浄
・本体の洗浄
・乾燥
・部品の取り付け
・動作確認
クリーニング前にエアコンの動作や汚れ具合などを確認します。あまりにも汚れている場合やエアコンが壊れている場合、特殊な対応が必要なエアコンなどはクリーニングができない可能性もあるので注意が必要です。
エアコンの周囲の壁や家具などが汚れないように養生したら本格的に清掃開始です。養生や作業がしやすいよう、エアコンの周囲にある物はなるべく片付けたり場所を移動させたりしておくと効率よく作業が進むでしょう。
取り外せるパーツを分解、洗浄して乾かしている間にエアコン本体の洗浄と乾燥を行います。取り外していた部品を取り付け、動作確認を済ませたら作業は終了です。
エアコンクリーニングの所要時間は、一般的な家庭用壁掛けタイプで1台あたり60分から90分程度になります。
エアコンクリーニングによくあるQ&A
ここからは、エアコンクリーニングについて多く寄せられる質問をQ&A方式で紹介していきます。エアコンクリーニングに関する不安がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
1:家電量販店でもエアコンクリーニングはできる?
家電量販店でもエアコンクリーニングを受け付けている場合があります。しかし、その店舗で購入したエアコンに限られていたり、古いエアコンは対応してもらえなかったりするケースもあるので注意が必要です。どこで購入したか分からなかったり、通販サイトで購入したりしている場合はエアコンクリーニングの専門業者に依頼したほうが無難でしょう。
2:エアコンクリーニング中にトラブルになった場合の対処法は?
エアコンクリーニング中に起こり得るトラブルといえば、エアコンの故障や内装・家具などの破損などが考えられます。業者が損害賠償保険に加入していれば、作業中の故障や家具などの破損については保険から補償されます。破損・汚損箇所を見つけたらすぐに作業員に伝えましょう。無用なトラブルを避けるためにも、移動できる家具やインテリアは別の場所に移動させるなどの対策をするのがおすすめです。
3:エアコンクリーニング後にトラブルになったときの対処法は?
作業中や終了時の動作確認では問題がなかったのに、作業員が帰った後にエアコンが故障したり、家具などの破損や汚損を見つけたりするケースもあります。作業中の故障や破損などと同様に、業者が損害賠償保険に加入していれば保険から補償が受けられるので、まずはクリーニングを依頼した業者に連絡しましょう。
4:お掃除機能付きエアコンのクリーニングが安いのは怪しい?
特に個人事業主の業者は、大手業者に比べて値段が安いため、通常のエアコンよりも高くなりがちなお掃除機能付きのエアコンでも安い料金で請け負っている場合があります。料金が安いからと言って一概に怪しいとは言えませんが、個人業者はクリーニングのスキルにもばらつきがあったり、万が一に備えた損害賠償保険に加入していなかったりする可能性もあります。安さに釣られて飛びつくのではなく、信頼できる業者かどうかしっかり見極めるようにしましょう。
5:エアコンクリーニングの頻度を減らすコツはある?
エアコンクリーニングの頻度を減らすには、エアコンの日常的なお手入れが重要です。
冷房や除湿の使用後は、すぐに電源を切らずに1時間程度の送風運転を習慣化しましょう。冷房や除湿を使用した後には、空気から出た水分がエアコン内部に溜まって湿度が高い状態になり、カビが発生しやすくなるためです。冷房や除湿の運転後に自動で送風運転を行う、内部乾燥機能がついているものもあります。
また、こまめなフィルター掃除も大切です。2週間に1回程度フィルターを取り外し、掃除機でチリやホコリを取り除きます。その後水洗いしてよく乾かしてから取り付けましょう。
エアコンが空気中のチリやホコリを吸い込んでしまわないように、室内の空気を清浄にしておくことも有効です。定期的に部屋の窓を開けるなどして空気の入れ替えを充分に行いましょう。さらに、冷房や暖房を使わない時期でも、月に1回程度は「送風」運転を行うのがおすすめです。
エアコンクリーニングは”クリーンクルー”へ
クリーンクルーの作業員は専門の研修を受けているため、エアコンをすみずみまでしっかりクリーニングするスキルを身に付けています。洗剤や道具もプロ仕様なので、自分では落としきれない頑固な汚れや手の届きにくい部分の汚れまで徹底的に清掃が可能です。
エアコンクリーニングの料金は、一般的な家庭用壁掛けタイプで標準価格12,000円(税込13,000円)になります。2台以上まとめて依頼すると1台あたり10,500円(税込11,550円)になるので、家全体のエアコンをまとめてクリーニングするのもおすすめです。また、希望によってオプションで室外機の清掃や防カビ・抗菌コートなども追加できます。
まとめ
エアコンクリーニングのスタッフは、さまざまなメーカーのエアコンクリーニングの研修や経験を積んでいます。また、壁を汚さないよう養生して安全にクリーニングしてくれます。洗浄で汚れた水を見て驚いた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。健康に配慮して清潔にエアコンを使いたいなら、定期的なエアコンクリーニングがおすすめです。安くなる時期を狙って依頼してみてはいかがでしょうか。
クリーンクルーのエアコンクリーニング