ピンク汚れとは?水回りに発生する原因は?掃除・予防方法についても解説 コラムハウスクリーニング 公開日:2022年01月31日 更新日:2022年12月20日 お風呂や水回りの汚れに悩まされている方は多いのではないでしょうか。毎日使う場所なのでカビやヌメリが気になります。 水回りで気になる汚れの中でも、ピンク汚れは後で念入りに掃除しようと放っておくと頑固な汚れに変わってしまう厄介者です。こまめな掃除が理想ですが、毎日欠かさずきちんと掃除することは難しいこともあります。今回はピンク汚れの正体と効果的な掃除方法を解説していきます。 【目次】 ・水回りのピンク汚れの正体は何? ・ピンク汚れを効果的に落とすポイント ・ピンク汚れの掃除方法 ・ピンク汚れを予防する方法 ・まとめ 水回りのピンク汚れの正体は何? 排水口の周り、壁のゴムパッキン、石鹸受けなどによく発生するピンク汚れは、「赤カビ」とも呼ばれています。 ピンク汚れの名前は、正確には「ロドトルラ」といい、酵母菌やバクテリアの一種です。空気中にも存在する菌なので、こまめな掃除でも発生源を立つのが難しく、除去してもすぐに発生してしまいます。 「ロドトルラ」の発生場所はカビとよく似ていますが、大きく違う点は菌の増えるスピード、繁殖力の強さ、発生場所の広さです。高温多湿を好み、洗剤の残り、石鹸カス、皮脂などを養分としています。それらの条件が揃ったお風呂は、特に「ロドトルラ」の発生を助長してしまいます。人の健康を害する毒性は報告されていませんが、ピンク汚れは黒カビが生えやすくなる原因でもあるので、見つけたら早めに退治しましょう。 ピンク汚れを効果的に落とすポイント ピンク汚れは黒カビに比べて汚れは落ちやすいけれど、繁殖スピードが早く、掃除をしてもまたすぐに発生してしまいます。ピンク汚れを効果的に落とすための対策を知り、掃除にひと手間加えるだけで、繁殖しやすい環境を阻止できます。簡単に且つ効果的にピンク汚れを落とすポイントを紹介していきます。 汚れがなくなっても安心しない ピンク汚れは黒カビと違って根を張って定着するような菌ではないので、落とすことも比較的簡単です。ブラシなどでこすって洗い流せばすぐに除去できるのですが、きれいになったように見えるだけで実は菌がまだ残っていることが多いです。酵母菌自体がなくなるわけではないので、掃除をしても数日でまた同じ場所に発生してしまいます。 ピンク汚れを完全に除去するには、菌を確実に死滅させる必要があります。裂傷などの消毒にもよく使われる消毒用エタノールは、殺菌力が強くピンク汚れの菌にも効果的です。 水分を残さない お風呂や水回りは湿気が多く、カビや雑菌が繁殖するのにもってこいの場所です。掃除を数日怠っただけであっという間にカビやピンク汚れが発生してしまいます。掃除をしても水気や湿気が残っていると再び繁殖してしまうので、汚れが落ちたら水拭き、乾拭きをしましょう。使用頻度の高い水回りの水分や湿気に気を配ることは難しいですが、水分をできる限り残さないことがピンク汚れの発生予防に効果的です。 ピンク汚れの掃除方法 ピンク汚れは、お風呂用洗剤をかけてこすり洗いをすることで簡単に落とせます。タイル、ゴムパッキン部分などの細かい箇所は、洗剤をキッチンペーパーに染み込ませ、溝をなぞってピンク汚れを拭き取りましょう。拭き取るだけでは汚れが落ちない場合には、洗剤または消毒用エタノールをキッチンペーパーにたっぷりと染み込ませ、汚れの発生箇所に10分ほど貼り付けてみてください。ピンク汚れがなくなるまで擦ってから水で流すと、微生物が分解され汚れをきれいに落とせます。 ピンク汚れは、微生物がわずかでも残っている限り再び繁殖してしまう特徴があります。完全に除去するためには乾いた表面に塩素系漂白剤を吹きかけ、5分ほど経過後冷水で流すのもおすすめです。最後に乾いた布などで水分を取り除くと、ピンク汚れの繁殖を抑えられます。 ピンク汚れを予防する方法 できてしまったピンク汚れの掃除方法は前述の通りですが、ピンク汚れを予防できたら掃除の負担が減り、水回りの清潔が保てます。ピンク汚れを発生させないために、水分を除去する以外にもできる対策がいくつかあるので紹介します。 予防する方法 1.熱湯をかけた後に冷水で流す ピンク汚れの予防方法一つ目は、熱湯をかけた後に冷水で流すことです。 「ロドトルラ」は温度、湿度、養分の3つが揃うことで繁殖します。養分になる皮脂、石鹸カス、洗剤残りなどを熱めのシャワーでしっかり流しましょう。壁や床だけでなく、シャンプーなどのボトル裏にも洗剤が残っていると、水分と混ざり合い繁殖スピードが早まってしまいます。 熱めのシャワーをかけた後は、冷水シャワーを全体的にかけることで温度を下げられます。高温は「ロドトルラ」だけでなくカビが好む繁殖条件でもあるので、温度を下げることはピンク汚れとカビの予防をする上で重要なポイントです。 予防する方法 2.換気をする ピンク汚れの予防方法二つ目は、換気をすることです。 「ロドトルラ」は水分さえあれば繁殖していきます。浴室暖房乾燥機がついている場合は、入浴後2時間程度、乾燥運転をするとすばやく水分が取り除かれピンク汚れやカビの繁殖を抑えられます。掃除の手間を減らし、湿気による浴室の腐食も防げるので清潔を長持ちさせられます。 浴室に乾燥機能がない場合には、換気扇を常時回しましょう。また、「ロドトルラ」は生活のあちこちに存在します。浴室以外の発生箇所は洗剤で擦り洗いをし、乾拭きすることで繁殖を予防できます。 予防する方法 3.水はけをよくする ピンク汚れの予防方法三つ目は、水はけをよくすることです。 浴室であれば、ボトル類や小物類(洗面器、イスなど)の水はけに注意しましょう。水分が溜まりやすく、ピンク汚れが発生しやすい場所です。 床に面している部分は特に見落としてしまいがちなので、入浴後にイスを浴室に立てかけて乾かすのもおすすめです。ボトル類は水はけの良いラックにしまったり、クリップタイプで吊るして収納したりすることで満遍なく水分が切れます。 まとめ ピンク汚れは水分が少しでも残っている限り繁殖してしまいます。油断すると繁殖が繰り返されカビの原因にもなってしまいます。浴室内やピンク汚れが気になる場所の風通しを良くして、湿気を取り除きましょう。 普段からのメンテナンスで実は落ちきっていないこともあり、気付けば頑固な黒ずみやカビが蓄積してしまうこともあります。そんな時は、プロのハウスクリーニングに依頼して徹底的に掃除をしてもらうのもおすすめです。掃除と予防の方法を覚え、必要であればプロへの掃除依頼も活用しながら、ピンク汚れの発生を防ぎましょう。 クリーンクルーの水回りお掃除4ヵ所セット クリーンクルーの洗面所のお掃除・クリーニング クリーンクルーの浴室のお掃除・クリーニング クリーンクルーのトイレのお掃除・クリーニング クリーンクルーのハウスクリーニング
お風呂や水回りの汚れに悩まされている方は多いのではないでしょうか。毎日使う場所なのでカビやヌメリが気になります。
水回りで気になる汚れの中でも、ピンク汚れは後で念入りに掃除しようと放っておくと頑固な汚れに変わってしまう厄介者です。こまめな掃除が理想ですが、毎日欠かさずきちんと掃除することは難しいこともあります。今回はピンク汚れの正体と効果的な掃除方法を解説していきます。
水回りのピンク汚れの正体は何?
排水口の周り、壁のゴムパッキン、石鹸受けなどによく発生するピンク汚れは、「赤カビ」とも呼ばれています。
ピンク汚れの名前は、正確には「ロドトルラ」といい、酵母菌やバクテリアの一種です。空気中にも存在する菌なので、こまめな掃除でも発生源を立つのが難しく、除去してもすぐに発生してしまいます。
「ロドトルラ」の発生場所はカビとよく似ていますが、大きく違う点は菌の増えるスピード、繁殖力の強さ、発生場所の広さです。高温多湿を好み、洗剤の残り、石鹸カス、皮脂などを養分としています。それらの条件が揃ったお風呂は、特に「ロドトルラ」の発生を助長してしまいます。人の健康を害する毒性は報告されていませんが、ピンク汚れは黒カビが生えやすくなる原因でもあるので、見つけたら早めに退治しましょう。
ピンク汚れを効果的に落とすポイント
ピンク汚れは黒カビに比べて汚れは落ちやすいけれど、繁殖スピードが早く、掃除をしてもまたすぐに発生してしまいます。ピンク汚れを効果的に落とすための対策を知り、掃除にひと手間加えるだけで、繁殖しやすい環境を阻止できます。簡単に且つ効果的にピンク汚れを落とすポイントを紹介していきます。
汚れがなくなっても安心しない
ピンク汚れは黒カビと違って根を張って定着するような菌ではないので、落とすことも比較的簡単です。ブラシなどでこすって洗い流せばすぐに除去できるのですが、きれいになったように見えるだけで実は菌がまだ残っていることが多いです。酵母菌自体がなくなるわけではないので、掃除をしても数日でまた同じ場所に発生してしまいます。
ピンク汚れを完全に除去するには、菌を確実に死滅させる必要があります。裂傷などの消毒にもよく使われる消毒用エタノールは、殺菌力が強くピンク汚れの菌にも効果的です。
水分を残さない
お風呂や水回りは湿気が多く、カビや雑菌が繁殖するのにもってこいの場所です。掃除を数日怠っただけであっという間にカビやピンク汚れが発生してしまいます。掃除をしても水気や湿気が残っていると再び繁殖してしまうので、汚れが落ちたら水拭き、乾拭きをしましょう。使用頻度の高い水回りの水分や湿気に気を配ることは難しいですが、水分をできる限り残さないことがピンク汚れの発生予防に効果的です。
ピンク汚れの掃除方法
ピンク汚れは、お風呂用洗剤をかけてこすり洗いをすることで簡単に落とせます。タイル、ゴムパッキン部分などの細かい箇所は、洗剤をキッチンペーパーに染み込ませ、溝をなぞってピンク汚れを拭き取りましょう。拭き取るだけでは汚れが落ちない場合には、洗剤または消毒用エタノールをキッチンペーパーにたっぷりと染み込ませ、汚れの発生箇所に10分ほど貼り付けてみてください。ピンク汚れがなくなるまで擦ってから水で流すと、微生物が分解され汚れをきれいに落とせます。
ピンク汚れは、微生物がわずかでも残っている限り再び繁殖してしまう特徴があります。完全に除去するためには乾いた表面に塩素系漂白剤を吹きかけ、5分ほど経過後冷水で流すのもおすすめです。最後に乾いた布などで水分を取り除くと、ピンク汚れの繁殖を抑えられます。
ピンク汚れを予防する方法
できてしまったピンク汚れの掃除方法は前述の通りですが、ピンク汚れを予防できたら掃除の負担が減り、水回りの清潔が保てます。ピンク汚れを発生させないために、水分を除去する以外にもできる対策がいくつかあるので紹介します。
予防する方法 1.熱湯をかけた後に冷水で流す
ピンク汚れの予防方法一つ目は、熱湯をかけた後に冷水で流すことです。
「ロドトルラ」は温度、湿度、養分の3つが揃うことで繁殖します。養分になる皮脂、石鹸カス、洗剤残りなどを熱めのシャワーでしっかり流しましょう。壁や床だけでなく、シャンプーなどのボトル裏にも洗剤が残っていると、水分と混ざり合い繁殖スピードが早まってしまいます。
熱めのシャワーをかけた後は、冷水シャワーを全体的にかけることで温度を下げられます。高温は「ロドトルラ」だけでなくカビが好む繁殖条件でもあるので、温度を下げることはピンク汚れとカビの予防をする上で重要なポイントです。
予防する方法 2.換気をする
ピンク汚れの予防方法二つ目は、換気をすることです。
「ロドトルラ」は水分さえあれば繁殖していきます。浴室暖房乾燥機がついている場合は、入浴後2時間程度、乾燥運転をするとすばやく水分が取り除かれピンク汚れやカビの繁殖を抑えられます。掃除の手間を減らし、湿気による浴室の腐食も防げるので清潔を長持ちさせられます。
浴室に乾燥機能がない場合には、換気扇を常時回しましょう。また、「ロドトルラ」は生活のあちこちに存在します。浴室以外の発生箇所は洗剤で擦り洗いをし、乾拭きすることで繁殖を予防できます。
予防する方法 3.水はけをよくする
ピンク汚れの予防方法三つ目は、水はけをよくすることです。
浴室であれば、ボトル類や小物類(洗面器、イスなど)の水はけに注意しましょう。水分が溜まりやすく、ピンク汚れが発生しやすい場所です。
床に面している部分は特に見落としてしまいがちなので、入浴後にイスを浴室に立てかけて乾かすのもおすすめです。ボトル類は水はけの良いラックにしまったり、クリップタイプで吊るして収納したりすることで満遍なく水分が切れます。
まとめ
ピンク汚れは水分が少しでも残っている限り繁殖してしまいます。油断すると繁殖が繰り返されカビの原因にもなってしまいます。浴室内やピンク汚れが気になる場所の風通しを良くして、湿気を取り除きましょう。
普段からのメンテナンスで実は落ちきっていないこともあり、気付けば頑固な黒ずみやカビが蓄積してしまうこともあります。そんな時は、プロのハウスクリーニングに依頼して徹底的に掃除をしてもらうのもおすすめです。掃除と予防の方法を覚え、必要であればプロへの掃除依頼も活用しながら、ピンク汚れの発生を防ぎましょう。
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