換気扇(レンジフード)の掃除方法を徹底解説!油汚れの原因も コラムハウスクリーニングレンジフード 公開日:2022年05月11日 更新日:2023年08月29日 【目次】 ・換気扇の油汚れの原因は?放置するとどうなる? ・換換気扇の掃除の頻度とおすすめの時期 ・換気扇の掃除の前に ・換気扇には2つの種類がある! ・換気扇の掃除手順1:換気扇を分解する ・換気扇の掃除手順2:浸け置き ・換気扇の掃除手順3:整流板・カバーの掃除 ・換気扇の掃除手順4:レンジフードの掃除 ・換気扇の掃除手順5:原状復帰・仕上げ ・掃除はプロにお任せ ・まとめ 換気扇の油汚れの原因は?放置するとどうなる? 換気扇の油汚れは、空気中に混ざった調理に使った油を換気扇が吸い込んで付着することで発生します。換気扇を稼働させる回数が多いほど、汚れるペースも早まります。 換気扇の油汚れを放置すると、油が冷えて粘着力のある汚れに変わるため掃除で落としにくくなります。汚れによってファンやプロペラのパワーが低下するので、換気扇の効果も薄れてしまいます。換気扇の故障や電気代が上がる原因にもなります。 換気扇の掃除の頻度とおすすめの時期 換気扇を掃除する時期で最も多いのは年末の大掃除です。1年の汚れを落とす一大イベントで、家族みんなで普段はできない箇所まで集中的に掃除をします。しかし、換気扇の掃除をするのに冬はおすすめしません。冬は気温が低く油汚れが固まりやすいので、部屋の温度を上げたり、お湯を使ったりしなくてはいけません。 換気扇を掃除するのにおすすめの季節は、夏から秋にかけてです。気温が高い時に換気扇の掃除をすれば光熱費や労力を節約できます。掃除する頻度は3か月から6か月に1回ほどがよいでしょう。 定期的に掃除をするのが難しく何年も換気扇の掃除をしていない場合や汚れがひどい場合は、掃除のプロに任せてピカピカにしてもらいましょう。 換気扇の掃除の前に 換気扇掃除を安全かつスムーズに行うために、掃除に取りかかる前に以下の作業を行いましょう。 ・換気扇の電源を切る ・ガスコンロの場合は元栓を閉める(IHクッキングヒーターの場合はメインスイッチを切る) ・換気のために窓を開ける ・手荒れ防止のために炊事用手袋を着用する ・目に洗剤や飛沫が入らないように眼鏡をする ・キッチンを汚さないために新聞紙を敷いておく ・細かい部品を紛失しないように小皿やコップなどを用意する 換気扇の種類を確認 換気扇には「シロッコファン」と「プロペラファン」の2種類があります。シロッコファンはシステムキッチンの換気機器で使われているもので、縦長で細長い板の羽が円筒状に取り付けられているファンのことをいいます。プロペラファンは見た目が扇風機の羽のようにプロペラ状になっているものをいいます。扇風機の羽とは逆の傾きをしていて、空気を吸い込み外へ掃き出す仕組みになっています。 掃除道具を用意する 換気扇を掃除するときは、以下の掃除道具を準備しましょう。 ・洗剤 ・ゴム手袋 ・スポンジ ・古い歯ブラシ ・雑巾 ・新聞紙 ・キッチンペーパー ・大きめのゴミ袋 換気扇掃除におすすめ洗剤 換気扇の油汚れを落とすには専用の強力な洗剤がよいのではないかと思いがちです。しかし、頑固な油汚れだからといって、強力で値段の高い洗剤を用意する必要はありません。100均で売られている手頃な洗剤でも充分落とせます。 おすすめ洗剤①セスキ炭酸ソーダ 理由 油汚れは酸性です。汚れは反対の性質を持った洗剤を使用して、中和させて落とします。セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、油汚れを落とすのに適しています。100均で買える手軽さが魅力で、環境にやさしい性質なので下水に流しても安心です。 環境にやさしい洗剤として、重曹も同じくアルカリ性で油汚れに適しています。セスキ炭酸ソーダは重曹よりも結晶が細かく水に溶けやすいので油汚れに浸透しやすい特徴があります。粒子が細かいので、換気扇やほかの部品を洗浄する際にキズになりにくいのもおすすめのポイントです。 掃除方法と注意事項 セスキ炭酸ソーダは水に溶かして洗剤と同じように掃除に使えます。弱アルカリ性なので手に触れても手荒れの心配が少なく、小さいお子さんやペットのいる家庭でも安心して使用できます。 おすすめ洗剤①酸素系漂白剤 理由 換気扇掃除に酸素系漂白剤がおすすめな理由は、油汚れからでる嫌なにおいを取り除いてくれるからです。酸素系漂白剤は塩素系の漂白剤とは違い、プールの消毒のような鼻をつくにおいがありません。消臭力があるので、掃除後の空気もスッキリ快適に感じられます。 酸素系漂白剤は塩素系の漂白剤よりも漂白効果は薄いですが、扱いやすい洗剤なのもおすすめのポイントです。換気扇以外にも排水溝や洗濯槽にも使えるので、常備しておくといろいろなところに使えます。 掃除方法と注意事項 掃除方法: 酸素系漂白剤を使用した掃除方法は、浸け置き掃除がおすすめです。シンクに50~60℃のお湯を溜めて酸素系漂白剤を入れて取り外した換気扇を浸けます。取り外せない部品は漂白剤の液をキッチンペーパーに浸してパックをしましょう。10分経ったら汚れの落ち方をチェックして、きれいに落ちていることが確認できたら洗い流します。まだべたつくようであれば、そのまま少し付けておきましょう。パックしている部品も拭き取れたら終了です。 注意事項: 換気扇がアルミ製や塗装が剝がれているものには酸素系漂白剤が使えません。素材的に合わないものもあるので、説明書を確認してから使いましょう。 掃除環境を整える 換気扇を掃除する際は掃除環境を整えてから行うと安心かつスムーズです。作業別の重要性については以下のとおりです。 ・電源やブレーカーを落とす 換気扇の掃除中に換気扇が動いてしまわないように、必ず電源とブレーカーを落としましょう。ブレーカーを落とすときは換気扇の電盤のブレーカーのみ落とせば、他の電気器具のブレーカーまで落とさなくて済みます。 ・足場を固定する 高い場所に設置されている換気扇を掃除する場合は、足場が不安定だと大変危険です。踏み台や椅子などで足場を固定してから作業を始めましょう。 ・養生をする 換気扇掃除で周りに汚れや傷がつかないように、養生で保護しておきましょう。ガスコンロの上や床、作業台など広い場所には新聞紙やビニール袋を広げたものを敷くと便利です。 ・軍手、またはゴム手袋を着用する 換気扇には金属のヘリや細かいパーツがあります。分解時に怪我をしないように、軍手、またはゴム手袋を着用しましょう。 換気扇の掃除手順1:換気扇を分解する 換気扇を掃除する際は、まず部品の分解から始めます。換気扇のレンジフードには、シロッコファンとプロペラファンの2種類のタイプがあります。換気扇の種類によって分解方法が異なるので、必ずお手持ちの換気扇の種類を確かめてから分解しましょう。取扱説明書やメーカーのホームページなどを参考にすると安心です。 また、自宅で換気扇掃除を行う場合は全ての部品を分解する必要はありません。換気扇の全部品を分解して掃除するとなると、プロ専用の工具や専門的な知識が必要不可欠です。 自分で作業を行う場合には、換気扇のフィルターと中にあるファンのみ分解して掃除するようにしましょう。換気扇を完璧に掃除したい場合は自分で行わず、プロの専門業者に依頼するのがおすすめです。 レンジフードタイプ(シロッコファン) レンジフードのカバーを外します。カバーは横にスライドしたり、留め具を外したりして簡単に外せる場合が多いです。油を溜めておくオイルパックがある場合は中のオイルがこぼれないように注意してカバーを外してください。 ベルマウスを外します。シロッコファンの周りに円盤状の部品(ベルマウス)がある場合はネジをゆるめて外します。 ファンを取り出します。真ん中にある大きなネジをゆるめて外します。ネジをゆるめるときはファンが落下しないように片手でファンを抑えながらゆるめましょう。ネジを回す方向が時計と反対まわりの場合があります。説明書を確認しながら行いましょう。また外したネジやパーツは排水溝ネットに入れるのがおすすめです。紛失防止に役立ちますがそのままほかの部品と一緒に洗えます。洗浄後元に戻す際にどこのネジかがわかるようにしておきましょう。 プロペラファン フィルターがある場合はフィルターを外してからファンを取り外します。 ファンを取り外します。ファンの真ん中に付いているキャップをゆるむ方向へ回しはずします。キャップが取れたらファンを引っ張ると簡単に取り外せます。 換気扇の掃除手順2:浸け置き 汚れを放置した時間が長ければ汚れの落とし方も違ってきます。布で簡単に落とせなくなった汚れは、油だけでなく空気中のチリやほこりと混ざってより頑固な汚れになっています。油でギトギトになってしまっているファンを掃除するには、洗剤を溶かした液に浸けて、時間を置いてから落としていくのがいいでしょう。油汚れを落とすには洗剤の威力を最大限に発揮させることです。しっかり浸け置きすることで洗剤が汚れと反応して楽に落とせます。 方法 ごみ袋に穴が空かないよう二重にしてシンクの中に広げます。その中に取り外したファンを入れて40~50℃のお湯を浸かるまで注ぎます。お湯の量をみながら洗剤を入れて溶かし、そのまま10~20分ほど放置します。油汚れが浮いてきてゆるんで来たら袋の中で古い歯ブラシを使ってこすり洗いをします。汚れが落ちたら、ぬるま湯でよくすすいで洗剤を流します。ファンの水気を乾いたぞうきんでしっかり拭き取って、レンジフードへ戻しましょう。 洗剤が油汚れに反応して洗浄力を発揮するには、一定時間置いて浸透させるのが効果的です。少し時間はかかりますが、力まかせに汚れを落とさなくても楽に汚れを落とせるのです。浸け置きを活用して洗剤の力を最大限に引き出しましょう。 キッチンの汚れには通常食器用洗剤を使用しますが、浸け置きではアルカリ性の洗剤を使うのがおすすめです。おすすめの洗剤については後ほど詳しく説明します。 換気扇の掃除手順3:整流板・カバーの掃除 整流板とカバーを掃除する際は、ゴム手袋を着用しましょう。整流板とカバーに油汚れ用洗剤を直接吹き付け、洗剤が浸透させます。汚れが浮いてきたら、キッチンペーパーで拭き取ります。洗剤の成分や汚れが残らないように、雑巾で水拭きと乾拭きをしたら完了です。 換気扇の掃除手順4:レンジフードの掃除 レンジフードの掃除には重曹の使用がおすすめです。換気扇の外側全体や油汚れが目立つ場所に、水200ccに重曹小さじ2〜3杯を混ぜた重曹水を吹きかけましょう。浮いてきた汚れを不要な布やキッチンペーパーなどで拭き取り、乾拭きで水気を取り除いたら完了です。 レンジフードの内側に頑固な汚れがある場合は、重曹ペーストを使用するときれいに落とせます。 換気扇の掃除手順5:原状復帰・仕上げ 換気扇掃除のために外したフィルターやシロッコファンなどのパーツをもとに戻しましょう。 仕上げの拭き上げには、ヘアーリンスの使用がおすすめです。ヘアーリンスには静電気の発生を抑える効果があるため、ホコリや油汚れがつきにくくなります。きれいな雑巾にヘアーリンスを染み込ませ、レンジフードの表面を拭けば、きれいな状態を維持できます。 掃除はプロにお任せ レンジフードや換気扇の頑固な汚れはプロに任せるのがおすすめです。クリーンクルーのレンジフード掃除は、手の届きにくい場所はもちろん分解してから徹底的に洗浄します。高い場所で自力では掃除をしづらい作業も、経験豊富なプロにかかればあっという間に分解して洗浄できます。 レンジフード掃除の価格は通常17,000円(税込18,700円)からになります。 作業手順 ①取り外す 動作を確認後、フィルターやファン・パーツを取り外して分解し汚れをすみずみまで確認 ②浸け置き・スクラビング フィルターやファンを専用の洗剤で浸け置きします。ファンの裏側までピカピカになります。 ③洗浄 本体全体のしつこい油汚れを洗浄していきます。ドロドロで触りたくないほど汚れていたレンジフードが生まれ変わります。 ④拭き上げ・取り付け 洗浄したフィルターやパーツをよくすすぎ、本体に水滴や洗剤が残らないように念入りに拭き上げます。パーツを取り付けたら動作確認をして完了です。 自分では汚れを落とすのが難しいと悩んでいるか方は、気軽にご相談ください。丁寧で経験豊富なスタッフがきめ細やかに対応します。訪問での見積もりや出張費は無料です。フランチャイズではないので社内で研修を受けた社員が見積もりから掃除まで責任を持って対応するのでいろんな人が出入りすることなく安心です。 まとめ 換気扇の汚れは毎日こまめに掃除を行うのは難しいため、3か月に1回程度を目標に、定期的に掃除をするのが理想的です。なるべく放置せず定期的に掃除しましょう。換気扇の取り外しさえ慣れてしまえば、汚れは浸け置きで簡単に落とせます。せっかく汚れを落としたのに換気扇がすぐに汚れるのはいやだという方は、フィルターにカバーを取り付けるとよいでしょう。 換気扇がキレイになると部屋にこもりやすい臭いも防げます。放置してしまった頑固な汚れはプロの技術でしっかり落として気持ちのよいキッチンを保ちましょう。 クリーンクルーのレンジフード(換気扇)のクリーニング・お掃除
換気扇の油汚れの原因は?放置するとどうなる?
換気扇の油汚れは、空気中に混ざった調理に使った油を換気扇が吸い込んで付着することで発生します。換気扇を稼働させる回数が多いほど、汚れるペースも早まります。
換気扇の油汚れを放置すると、油が冷えて粘着力のある汚れに変わるため掃除で落としにくくなります。汚れによってファンやプロペラのパワーが低下するので、換気扇の効果も薄れてしまいます。換気扇の故障や電気代が上がる原因にもなります。
換気扇の掃除の頻度とおすすめの時期
換気扇を掃除する時期で最も多いのは年末の大掃除です。1年の汚れを落とす一大イベントで、家族みんなで普段はできない箇所まで集中的に掃除をします。しかし、換気扇の掃除をするのに冬はおすすめしません。冬は気温が低く油汚れが固まりやすいので、部屋の温度を上げたり、お湯を使ったりしなくてはいけません。
換気扇を掃除するのにおすすめの季節は、夏から秋にかけてです。気温が高い時に換気扇の掃除をすれば光熱費や労力を節約できます。掃除する頻度は3か月から6か月に1回ほどがよいでしょう。
定期的に掃除をするのが難しく何年も換気扇の掃除をしていない場合や汚れがひどい場合は、掃除のプロに任せてピカピカにしてもらいましょう。
換気扇の掃除の前に
換気扇掃除を安全かつスムーズに行うために、掃除に取りかかる前に以下の作業を行いましょう。
・換気扇の電源を切る
・ガスコンロの場合は元栓を閉める(IHクッキングヒーターの場合はメインスイッチを切る)
・換気のために窓を開ける
・手荒れ防止のために炊事用手袋を着用する
・目に洗剤や飛沫が入らないように眼鏡をする
・キッチンを汚さないために新聞紙を敷いておく
・細かい部品を紛失しないように小皿やコップなどを用意する
換気扇の種類を確認
換気扇には「シロッコファン」と「プロペラファン」の2種類があります。シロッコファンはシステムキッチンの換気機器で使われているもので、縦長で細長い板の羽が円筒状に取り付けられているファンのことをいいます。プロペラファンは見た目が扇風機の羽のようにプロペラ状になっているものをいいます。扇風機の羽とは逆の傾きをしていて、空気を吸い込み外へ掃き出す仕組みになっています。
掃除道具を用意する
換気扇を掃除するときは、以下の掃除道具を準備しましょう。
・洗剤
・ゴム手袋
・スポンジ
・古い歯ブラシ
・雑巾
・新聞紙
・キッチンペーパー
・大きめのゴミ袋
換気扇掃除におすすめ洗剤
換気扇の油汚れを落とすには専用の強力な洗剤がよいのではないかと思いがちです。しかし、頑固な油汚れだからといって、強力で値段の高い洗剤を用意する必要はありません。100均で売られている手頃な洗剤でも充分落とせます。
環境にやさしい洗剤として、重曹も同じくアルカリ性で油汚れに適しています。セスキ炭酸ソーダは重曹よりも結晶が細かく水に溶けやすいので油汚れに浸透しやすい特徴があります。粒子が細かいので、換気扇やほかの部品を洗浄する際にキズになりにくいのもおすすめのポイントです。
酸素系漂白剤は塩素系の漂白剤よりも漂白効果は薄いですが、扱いやすい洗剤なのもおすすめのポイントです。換気扇以外にも排水溝や洗濯槽にも使えるので、常備しておくといろいろなところに使えます。
酸素系漂白剤を使用した掃除方法は、浸け置き掃除がおすすめです。シンクに50~60℃のお湯を溜めて酸素系漂白剤を入れて取り外した換気扇を浸けます。取り外せない部品は漂白剤の液をキッチンペーパーに浸してパックをしましょう。10分経ったら汚れの落ち方をチェックして、きれいに落ちていることが確認できたら洗い流します。まだべたつくようであれば、そのまま少し付けておきましょう。パックしている部品も拭き取れたら終了です。
注意事項:
換気扇がアルミ製や塗装が剝がれているものには酸素系漂白剤が使えません。素材的に合わないものもあるので、説明書を確認してから使いましょう。
掃除環境を整える
換気扇を掃除する際は掃除環境を整えてから行うと安心かつスムーズです。作業別の重要性については以下のとおりです。
・電源やブレーカーを落とす
換気扇の掃除中に換気扇が動いてしまわないように、必ず電源とブレーカーを落としましょう。ブレーカーを落とすときは換気扇の電盤のブレーカーのみ落とせば、他の電気器具のブレーカーまで落とさなくて済みます。
・足場を固定する
高い場所に設置されている換気扇を掃除する場合は、足場が不安定だと大変危険です。踏み台や椅子などで足場を固定してから作業を始めましょう。
・養生をする
換気扇掃除で周りに汚れや傷がつかないように、養生で保護しておきましょう。ガスコンロの上や床、作業台など広い場所には新聞紙やビニール袋を広げたものを敷くと便利です。
・軍手、またはゴム手袋を着用する
換気扇には金属のヘリや細かいパーツがあります。分解時に怪我をしないように、軍手、またはゴム手袋を着用しましょう。
換気扇の掃除手順1:換気扇を分解する
換気扇を掃除する際は、まず部品の分解から始めます。換気扇のレンジフードには、シロッコファンとプロペラファンの2種類のタイプがあります。換気扇の種類によって分解方法が異なるので、必ずお手持ちの換気扇の種類を確かめてから分解しましょう。取扱説明書やメーカーのホームページなどを参考にすると安心です。
また、自宅で換気扇掃除を行う場合は全ての部品を分解する必要はありません。換気扇の全部品を分解して掃除するとなると、プロ専用の工具や専門的な知識が必要不可欠です。
自分で作業を行う場合には、換気扇のフィルターと中にあるファンのみ分解して掃除するようにしましょう。換気扇を完璧に掃除したい場合は自分で行わず、プロの専門業者に依頼するのがおすすめです。
レンジフードタイプ(シロッコファン)
プロペラファン
換気扇の掃除手順2:浸け置き
汚れを放置した時間が長ければ汚れの落とし方も違ってきます。布で簡単に落とせなくなった汚れは、油だけでなく空気中のチリやほこりと混ざってより頑固な汚れになっています。油でギトギトになってしまっているファンを掃除するには、洗剤を溶かした液に浸けて、時間を置いてから落としていくのがいいでしょう。油汚れを落とすには洗剤の威力を最大限に発揮させることです。しっかり浸け置きすることで洗剤が汚れと反応して楽に落とせます。
方法
ごみ袋に穴が空かないよう二重にしてシンクの中に広げます。その中に取り外したファンを入れて40~50℃のお湯を浸かるまで注ぎます。お湯の量をみながら洗剤を入れて溶かし、そのまま10~20分ほど放置します。油汚れが浮いてきてゆるんで来たら袋の中で古い歯ブラシを使ってこすり洗いをします。汚れが落ちたら、ぬるま湯でよくすすいで洗剤を流します。ファンの水気を乾いたぞうきんでしっかり拭き取って、レンジフードへ戻しましょう。
洗剤が油汚れに反応して洗浄力を発揮するには、一定時間置いて浸透させるのが効果的です。少し時間はかかりますが、力まかせに汚れを落とさなくても楽に汚れを落とせるのです。浸け置きを活用して洗剤の力を最大限に引き出しましょう。
キッチンの汚れには通常食器用洗剤を使用しますが、浸け置きではアルカリ性の洗剤を使うのがおすすめです。おすすめの洗剤については後ほど詳しく説明します。
換気扇の掃除手順3:整流板・カバーの掃除
整流板とカバーを掃除する際は、ゴム手袋を着用しましょう。整流板とカバーに油汚れ用洗剤を直接吹き付け、洗剤が浸透させます。汚れが浮いてきたら、キッチンペーパーで拭き取ります。洗剤の成分や汚れが残らないように、雑巾で水拭きと乾拭きをしたら完了です。
換気扇の掃除手順4:レンジフードの掃除
レンジフードの掃除には重曹の使用がおすすめです。換気扇の外側全体や油汚れが目立つ場所に、水200ccに重曹小さじ2〜3杯を混ぜた重曹水を吹きかけましょう。浮いてきた汚れを不要な布やキッチンペーパーなどで拭き取り、乾拭きで水気を取り除いたら完了です。
レンジフードの内側に頑固な汚れがある場合は、重曹ペーストを使用するときれいに落とせます。
換気扇の掃除手順5:原状復帰・仕上げ
換気扇掃除のために外したフィルターやシロッコファンなどのパーツをもとに戻しましょう。
仕上げの拭き上げには、ヘアーリンスの使用がおすすめです。ヘアーリンスには静電気の発生を抑える効果があるため、ホコリや油汚れがつきにくくなります。きれいな雑巾にヘアーリンスを染み込ませ、レンジフードの表面を拭けば、きれいな状態を維持できます。
掃除はプロにお任せ
レンジフードや換気扇の頑固な汚れはプロに任せるのがおすすめです。クリーンクルーのレンジフード掃除は、手の届きにくい場所はもちろん分解してから徹底的に洗浄します。高い場所で自力では掃除をしづらい作業も、経験豊富なプロにかかればあっという間に分解して洗浄できます。
レンジフード掃除の価格は通常17,000円(税込18,700円)からになります。
作業手順
①取り外す
動作を確認後、フィルターやファン・パーツを取り外して分解し汚れをすみずみまで確認
②浸け置き・スクラビング
フィルターやファンを専用の洗剤で浸け置きします。ファンの裏側までピカピカになります。
③洗浄
本体全体のしつこい油汚れを洗浄していきます。ドロドロで触りたくないほど汚れていたレンジフードが生まれ変わります。
④拭き上げ・取り付け
洗浄したフィルターやパーツをよくすすぎ、本体に水滴や洗剤が残らないように念入りに拭き上げます。パーツを取り付けたら動作確認をして完了です。
自分では汚れを落とすのが難しいと悩んでいるか方は、気軽にご相談ください。丁寧で経験豊富なスタッフがきめ細やかに対応します。訪問での見積もりや出張費は無料です。フランチャイズではないので社内で研修を受けた社員が見積もりから掃除まで責任を持って対応するのでいろんな人が出入りすることなく安心です。
まとめ
換気扇の汚れは毎日こまめに掃除を行うのは難しいため、3か月に1回程度を目標に、定期的に掃除をするのが理想的です。なるべく放置せず定期的に掃除しましょう。換気扇の取り外しさえ慣れてしまえば、汚れは浸け置きで簡単に落とせます。せっかく汚れを落としたのに換気扇がすぐに汚れるのはいやだという方は、フィルターにカバーを取り付けるとよいでしょう。
換気扇がキレイになると部屋にこもりやすい臭いも防げます。放置してしまった頑固な汚れはプロの技術でしっかり落として気持ちのよいキッチンを保ちましょう。
クリーンクルーのレンジフード(換気扇)のクリーニング・お掃除