エアコンのフィルター掃除の方法とは?必要なものやポイントをご紹介

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エアコンのフィルター掃除の方法とは?必要なものやポイントをご紹介
  • 公開日:2022年07月04日
  • 更新日:2022年07月04日

エアコンを使用する季節が近づくと気になるのがエアコン内部の汚れです。しばらく使用しないで放置していると、カビやほこりが溜まってしまいます。そのまま掃除をしないでエアコンをつけてしまうと、部屋中にほこりやカビが広がって健康を害する可能性があります。また嫌なカビの臭いが発生することもあるので、エアコンを使用する前には掃除を行いましょう。
エアコンの掃除と聞くとクリーニングのプロのような大掛かりな掃除をイメージしますが、エアコンのフィルターを掃除するだけでも大丈夫です。急な気温の変化ですぐにプロのクリーニングができないときは、フィルター掃除をしてほこりやカビをスッキリ取り除きましょう。

【目次】

エアコンのフィルター掃除のメリット

エアコンのフィルターを掃除するメリットはいくつかあります。メリットを知ることで、普段なかなかフィルター掃除をしないという方でもフィルター掃除をしようと思うかもしれません。エアコン掃除をする頻度の低い方も、定期的にフィルター掃除をするのがおすすめです。

電気代が節約できる

エアコンのフィルターを掃除する最大の目的は、ほこりやカビを落として清潔に保つことです。ほこりやカビで目詰まりしたフィルターだと、通気性が悪くなかなか温度が下がらず、余計な電力を消費してしまいます。フィルターがキレイだと通気性がアップするのでエアコンの効きが良くなり、余計な電力を消費しなくて済みます。その結果電気代が抑えられ、節約できるのです。夏場は夜も暑い日が続くので、一日中エアコンを付けている家庭が多いでしょう。一年を通してエアコンを使用している会社や店舗などでも、「電気代が高くなって困る」という悩みが少し軽くなります。

健康被害が抑えられる

エアコン内にはカビが増える「温度」「湿度」「栄養(汚れ)」が揃っています。掃除をせずに放置していると、フィルターやエアコンの奥にカビが繁殖してしまいます。エアコンを付けると咳や鼻水・くしゃみなどが出る場合、カビの胞子によるアレルギーの可能性があります。フィルター掃除をこまめに行えばカビの繁殖が抑えられるので、アレルギー症状も軽減できるでしょう。長時間エアコンを使用していない場合や、エアコンをつけたときにかび臭い風が出る場合には注意が必要です。

エアコンのフィルター掃除をするおすすめの頻度

エアコンのフィルター掃除はどのくらいの頻度で行えばよいのでしょうか。おすすめの頻度は、エアコンを使用する頻度や季節によっても違います。一般的に夏や冬はエアコンの使用頻度が高まるので、ほこりやごみなどでフィルターが目詰まりしやすくなります。春や秋は気温が落ち着くので、急な温度変化で使用する場合があっても全体的に使用頻度は少なく、使用時間も短くなる傾向にあります。
掃除の頻度は、下記がおすすめです。

1日8時間以上エアコンを使用する時期(夏・冬) 2週間に1回程度
使用頻度が少なく使用時間が短い時期(春・秋)  月に1回程度

梅雨時期はカビが繁殖しやすくなります。目安の頻度に関係なく、エアコン内にカビが発生していないかこまめにチェックしましょう。ドライ機能などを使用する際にチェックをするのがおすすめです。

エアコンのフィルター掃除で準備するもの

エアコンのフィルター掃除で準備するものは、家にあるもので充分です。あえて新しい道具を買い揃える必要はありません。エアコン専用の洗剤や噴射式のクリーナーなども売っていますが、汚れ具合や状態をチェックして必要であれば使用してください。エアコンの種類やメーカーによって、洗剤やクリーナーが使用できないものもあります。説明書を確認してから購入しましょう。
ここでは洗剤ではなく重曹を紹介します。キッチンとつながっているリビングのエアコンのフィルターには油汚れがこびり付いていることもあります。ひどい油汚れには重曹水がおすすめです。

準備するもの
・掃除機
・使用済みの歯ブラシ
・タオル(乾いているもの2~3枚)
・新聞紙
・マスク
・重曹
・ゴム手袋
・水(100ml)
・スプレーボトル

エアコンのフィルター掃除の方法

エアコンのフィルターを掃除していきます。フィルターの掃除方法は、手順を覚えてしまえば難しい工程はほとんどありません。はじめて掃除をするときは時間がかかるかもしれませんが、2回目以降は要領がわかる分、簡単に掃除できるでしょう。

①コンセントを抜く

掃除をする前には、掃除中にエアコンが作動しないように、コンセントを抜いておきます。掃除中に作動すると、ケガや故障の原因になります。感電する恐れもあるので、忘れずにコンセントを抜きましょう。

②カバーを開けてフィルターを外す

エアコンのカバーを外してフィルターを取ります。フィルターはパネルを開けて取り出すタイプが多く、パネルにほこりが溜まっているとフィルターを取り出す際に部屋中にほこりが舞い散ってしまいます。フィルターを取り外す前に、掃除機やモップでほこりを取り除いておきましょう。
本体パネルの両サイドのへこみや出っ張りを持ち上げて、上へ押し上げて開けます。「カチッ」というまで上げると固定されます。パネルが開いたらフィルターを外します。フィルターにほこりがたくさん溜まっていたら、外す前に掃除機で簡単に吸い取りましょう。
フィルターはプラスチックでできていて薄いので、強く引っ張ると変形する恐れがあります。優しく丁寧に外しましょう。少し上の方へずらすようにすると簡単に外せます。またフィルターのネット部分も強い力を加えると穴が空いてしまいますので、取り扱いには注意しましょう。
フィルターには表と裏があります。本体パネルを開けたときに見える面が表、エアコン内部に面しているのが裏です。外すときに確認しておきましょう。

④フィルターの表からほこりを取る

外したフィルターは、新聞紙を敷いた床に置きます。新聞紙はまわりにほこりやごみが飛び散るのを防げ、後片付けも楽にできます。フィルターのほこりは、ほとんどが表面に付着しています。表面に掃除機をあてて、丁寧に吸い取ります。すき間タイプのノズルで取りにくいほこりは、ブラシタイプのノズルに替えるとよりきれいに吸い取れます。裏面から掃除機をかけると、フィルターにほこりが絡まって目詰まりする恐れがあるので気を付けましょう。ほこりが取れたら、下に敷いていた新聞紙を捨てます。

⑤フィルターの裏から水洗い

掃除機で丁寧にほこりを吸い取っても、静電気や油汚れでまだフィルターは汚れています。フィルターの裏面から、水圧を利用して汚れを洗い流します。表面から水圧をかけると目詰まりする恐れがあるので、注意しながら水洗いしましょう。
油汚れがひどい場合は重曹スプレーを使うのがおすすめです。スプレーボトルに水100mlと重曹小さじ1杯を入れて重曹水を作ります。油汚れに重曹水を振りかけて使用済みの歯ブラシで優しくこすり洗いをすると、簡単に落とせます。
重曹は研磨作用と消臭作用があり、小さいお子さんやペットのいる家庭でも安心して使用できます。最後に水で重曹をしっかり洗い流しましょう。

⑥フィルターを乾かす

汚れが取れたフィルターはしっかり乾燥させます。水分が残っているとエアコン内にカビが繁殖して、カビ取りの手間が増えてしまいます。乾いたタオルで優しく水気を拭きます。ベランダや玄関の外などに新聞紙を敷き、フィルターを乗せて乾かします。フィルターはプラスチック製なので、日光にあたるとプラスチック部分の劣化が進んでしまいます。必ず日陰で干しましょう。
フィルターを乾かしている間にエアコン本体の掃除をするのもおすすめです。見える範囲で汚れやほこり・カビを取り除きましょう。割りばしにキッチンペーパーを輪ゴムで巻きつけた棒を用意すると、手が入らない細かい部分もきれいに掃除ができます。吹き出し口やルーバーなど、見える部分の汚れを拭き取りましょう。

⑦フィルターを戻して電源を入れる

フィルターが完全に乾いたことを確認してエアコンに戻します。フィルターを外したときの要領で戻しましょう。パネルを閉じたらコンセントをさして完了です。

エアコンのフィルター掃除のポイント

エアコンのフィルター掃除について、気をつけたいポイントをまとめました。フィルター掃除は頻繁に行わない分、作業をするときのポイントを忘れがちです。ケガや故障の原因を作らないように、あたまの片隅に記憶しておきましょう。

高い場所での作業は気を付ける

エアコンは高い場所にあるので、踏み台に乗って作業する場合が多いでしょう。踏み台は腕を前ならえの状態にして、指先が軽く当たるくらいに置くと作業が行いやすくなります。踏み台に乗る際はスリッパやすべりやすい靴下はぬいで上がりましょう。足を端の方に置くと、バランスを崩して転倒してしまい危険です。足が真ん中になるように調整をしながら、慎重に作業を行いましょう。

フィルターは表裏がある

フィルターの表面(パネルを開けた時に外に向いている面)
フィルターの裏面(エアコン内部に接している面)

フィルターをやみくもに掃除してしまうと、ほこりが目詰まりをして空気の循環が悪くなる可能性があります。掃除機をかけるときは表面から、水をかけて汚れを流すときは裏面から行いましょう。

エアコンのフィルターの汚れを予防する方法とは?

フィルターに汚れが付かなくなれば、エアコン内部の汚れも少なくなるのでプロに掃除を依頼する頻度も少なくなります。費用と労力が抑えられ、面倒な掃除の回数が少なく済むのはうれしいことです。フィルター汚れを予防するポイントも抑えておきましょう。

内部クリーン機能を使う

エアコンには内部クリーン機能がついている場合があります。冷房や除湿運転をすると、エアコン内部に結露が発生します。その結露でエアコン内部の湿度も上がり、カビが発生しやすい状態になってしまいます。冷房や除湿をした後は必ず内部クリーンを行うと結露を防いでカビの発生するリスクが抑えられます。内部クリーン機能がないエアコンでは送風機能で代用できます。

エアコンパネルにほこり除けカバーをする

エアコンのフィルターにほこりが付かないようにするために、エアコンに貼るほこり除けシートがおすすめです。貼ってはがせる簡単なもので手軽に試せて、100均などでも購入できます。リーズナブルですが花粉やPM2.5対策にも対応しているものもあり、とても便利なアイテムです。

こまめな換気

エアコンに入る汚れは部屋中の空気です。部屋の空気がほこりやカビで充満しないように、こまめに換気をするのもフィルターの汚れ防止にもなります。花粉や砂ぼこりが多くなる春先は部屋に汚れが入ってきてしまう可能性もあるので、天候や気候などをみて判断して行います。

エアコンのフィルター掃除に関するよくある質問

エアコンのフィルターを自分で掃除する時に出る困ったことをプロに質問しました。誰に相談すればいいのか悩む小さな質問も丁寧に回答しています。掃除をする前に参考にしてください。

①エアコンのフィルターはどうして掃除が必要なの?

A.フィルターやエアコン内部にほこりやカビが発生して、健康被害の恐れがあります。また、フィルターが目詰まりをしてエアコンの効き目が悪くなります。

・エアコン内はカビが発生しやすい環境です。フィルターにほこりやごみが付いたままだとそれをエサにカビが繁殖してしまいます。エアコンをつけた時に風と共にカビの胞子が部屋中に充満して人が吸い込み、咳や鼻水などのアレルギー症状を引き起こす恐れがあるのです。
・フィルターにほこりが溜まると目詰まりをします。通気性が良くないとエアコンの効き目が悪くなり、余計な電力を消費してしまいます。そのため電気代が高くなります。フィルターをこまめに掃除すればカビや目詰まりを防げるので健康被害の心配がなくなり、無駄な電力を使わないので電気代節約と省エネにつながります。

②市販のエアコンクリーナーは使用していい?

A.エアコン内部の汚れが落としきれないのでおすすめしません。クリーナーでは届かないエアコン内部の汚れはプロに任せましょう。

・エアコン専用のクリーナーや洗剤は多く販売されています。しかしエアコンの種類やメーカーではクリーナーや洗剤が使用できないものがあるので注意が必要です。確認せずに使用すると部屋を汚したり、故障の原因になったりします。使用する前には説明書で使用できるか確認しましょう。フィルター掃除であれば改めて洗剤を購入しなくても家庭にあるものできれいにできます。またエアコン内部を噴射式のクリーナーで掃除するのは困難ですので、内部の汚れが気になる方はプロに任せるのがおすすめです。

エアコン内部の掃除はプロに依頼がおすすめ

フィルターやエアコンのまわりは掃除できてもエアコン内部まではなかなか掃除ができません。
エアコンの内部クリーニングの頻度は2年に1回程度がおすすめです。2年以上クリーニングしていないエアコンは、カビやほこりが付着している可能性があります。気になったらエアコン掃除のプロに相談しましょう。

エアコン内部の掃除をプロに依頼するべき理由

エアコンの内部はフィルター掃除と違い、分解して内部を掃除します。プロでも、分解掃除の技術を習得するのには時間がかかるといわれています。ただでさえ難しい内部洗浄を素人がやろうとすると、不具合が生じて故障してしまう可能性もあります。市販されているエアコン内部用のスプレーやクリーナーでも、充分に洗浄するのは難しいことです。手の届かない内部の汚れは、エアコンクリーニングの経験が豊富なプロに任せるのがよいでしょう。
備え付けのエアコンがある賃貸マンションの場合、内部洗浄まで行っていない場合があります。引越したばかりでも中を確認して汚れが見えるようなら、大家さんに話して洗浄してもらうようにしましょう。

エアコン掃除はクリーンクルーへ!

エアコンの掃除をプロに任せるときは、どの業者に依頼したらよいか悩みます。広告やチラシだけでは優良な業者かどうかはわかりません。そんなときは、経験豊富なクリーンクルーへご相談ください。クリーンクルーは厳しい研修を終了した自社社員が、豊富な経験と確かな技術をもって親切丁寧に対応いたします。はじめての方でも気軽にご相談ください。無料で見積もりをお出しします。

クリーンクルーのエアコン掃除は家庭用エアコン壁掛けタイプ・埋め込みタイプどちらも対応可能です。またおそうじ機能付きエアコンや業務用のエアコンクリーニングなども行っています。
家庭から店舗・会社まで幅広く対応しています。

エアコンクリーニング料金の目安(1台あたり)
家庭用エアコン洗浄(壁掛けタイプ):12,000円
家庭用エアコン洗浄(埋め込みタイプ):20,000円
家庭用エアコン洗浄(おそうじ機能付きタイプ):20,000円
業務用エアコン洗浄(埋め込みタイプ/4方向):35,000円 

クリーンクルーのエアコン洗浄の流れ

①エアコンまわりを養生して分解
エアコンの動作を確認し、フィルターとパネルを外します。エアコンまわりが汚れないようにしっかり養生します。エアコンの部品を分解して外し、洗浄の準備を行います。

②専用の洗剤・機械で徹底洗浄
クリーンクルーの熟練スタッフが、汚れや部品の素材などを見分けて徹底的に洗浄します。頑固な汚れは専用の高圧洗浄機を使用し、汚れを残さずスッキリピカピカにしていきます。エアコン内部の汚れや分解した部品のほこりやカビが一気になくなります。

③仕上げ・取り付け
水気を残さないようしっかり拭き上げて仕上げに消臭剤を噴霧します。取り外していた部品やフィルターなどを取り付けます。最後に動作確認をしたら終了です。

クリーンクルー利用者の声

・作業時間1時間程でエアコンが蘇りました!
エアコン掃除は自分でも行っていましたが、思うように汚れが取れず悩んでいました。思い切ってクリーンクルーさんへ内部クリーニングを依頼したら、とても丁寧に説明をしてくれて対応がよかったです。熟練したスタッフさんで、テキパキと部品を外して洗浄・取り付けとスムーズに作業していたのに感心しました。作業時間は1時間程で終了。今年の夏はきれいになったエアコンのおかげで気持ちよく過ごせそうです。

・前回同様満足な仕上がりでした
去年は価格の安さに惹かれて他社にお願いしましたが、仕上がりに満足できませんでした。前回仕上がりのよかったクリーンクルーさんにまたお願いしたところ、今回も満足な仕上がりでした。次回も利用したいと思います。

エアコンクリーニング・掃除(分解・高圧洗浄)ならプロがおすすめ!

まとめ

エアコンのフィルター掃除には、メリットがたくさんあります。紹介したエアコンフィルターの掃除方法は簡単なので、女性一人でも無理なく行えます。フィルター掃除をするとエアコンの風を気持ちよく感じられるので、掃除前と掃除後の効果が実感できるでしょう。ぜひこまめにお手入れをして、快適にエアコンを使用できるようにしましょう。内部の汚れが気になるときは、迷わすにエアコンクリーニングのプロに相談するのがおすすめです。

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