エアコンのカビの除去方法!放置すると危険なカビ予防方法も合わせて紹介 コラムハウスクリーニングエアコン 公開日:2022年06月07日 更新日:2024年07月24日 エアコンはカビが発生しやすい箇所の1つです。きちんとお手入れを行わないと、エアコンのカビによる健康被害が発生する可能性があるので注意しましょう。 今回は「エアコンにカビが発生する原因」や「防止方法」を詳しく解説します。エアコン掃除におすすめのグッズなども紹介していますので、お手入れの仕方がわからない方はぜひ参考にしてください。 エアコンの状態によっては専門業者に掃除を依頼した方がよい場合もあるので、プロへ依頼するかどうか迷っている方もチェックしてみましょう。 【目次】 ・エアコンに発生しやすいカビと健康被害 ・エアコンのカビの原因 ・エアコンのカビが生えやすい場所は? ・エアコンのカビを防止する方法除去する手順 ・エアコンのカビを防止する方法 ・自分でできるエアコン掃除の手順とおすすめのグッズ ・自分でできるエアコン掃除には限界がある! ・エアコン掃除はクリーンクルーがおすすめ! ・まとめ エアコンに発生しやすいカビと健康被害 エアコン内部には黒カビが多く発生しやすい傾向にあります。エアコンの内部は普段目にしない箇所であることから、黒カビの発生に気づかずにそのまま使用している方も少なくありません。 カビ胞子は増殖する性質を持っているため、黒カビを放置したままエアコンを使用していると、部屋中にカビ胞子をまき散らすことになります。空気中に浮遊したカビ胞子を吸い込むと、人によってはアレルギー反応を起こす場合があるので、きちんとエアコン内部の掃除を行いましょう。 カビ胞子はアレルゲンとなりやすく、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹、鼻炎や喘息、結膜炎を引き起こす可能性があります。呼吸器系疾患や肺炎、夏型過敏性肺炎もカビが要因となっている場合があるので、エアコンのカビによる健康被害に注意しましょう。 また、アスペルギルス症はカビ性肺炎とも呼ばれており、味噌や醤油、酒などにも含まれているコウジカビが病気の要因となります。肺に疾患をお持ちの方や抵抗力が落ちている方、ステロイド剤を使用している方は注意したい病気ですので、覚えておいてください。 基本的にカビは視覚で確認できるようになった時点で、数日から数週間の期間をかけて増殖したと考えられます。部屋のあらゆる場所でカビ胞子が増殖する前に、きちんと対策を行うことが大切です。エアコンは毎日掃除する必要はありませんが、定期的にお手入れを行い、カビの発生を防ぐように努めてください。 エアコンのカビの原因 エアコンにカビが発生する原因は、いくつかの要因が考えられます。カビの発生を防ぐためにも、以下3つの要因をしっかりチェックしておきましょう。 気温 カビは寒さに弱い傾向にあるため、冬場はあまりカビが発生しません。カビが増殖する気温は20~28度のため、夏場など暖かい季節はカビが発生しやすい傾向にあります。 ただし、冬場でも暖房を使用すれば室内の温度が高くなるため、エアコンの内部はカビが生える環境が整っています。基本的には、人が快適に暮らせる気温はカビが発生する可能性があると覚えておきましょう。 気温や室温が高いとカビが発生しやすいので、季節に限らずカビ対策を行いながら予防してください。 湿気 湿度が高いとカビが発生しやすい傾向にあります。湿度が60%を超えるとカビは活発になり、湿度80%を超えると急速にカビが増殖し始めます。 室内の湿度が低くても、エアコン内部は熱交換器に結露が発生するため湿った状態です。エアコンを使用している間は内部を乾いた状態に保てないため、湿度が高くカビが生えやすい環境です。 エアコンを使用する上で湿気は避けられないので、こまめに掃除をしてカビの発生を防ぐことをおすすめします。 ホコリなどの汚れ カビの繁殖には栄養が必要です。カビの栄養源となるのはホコリや汚れとなるので、エアコン内部のカビの繁殖を防ぐためにも、定期的に掃除をしましょう。 エアコン内部はホコリや汚れが集まりやすいため、高温多湿の環境と相まってカビが繁殖しやすくなります。気温が高く、湿気も多い場所にホコリや汚れがあるなど3つの条件が揃った場所は、エアコンに限らずカビが発生する好条件が揃っていると覚えておいてください。 エアコンのカビが生えやすい場所は? エアコンでカビが発生しやすい部位を紹介します。エアコンの表面だけをチェックしてもカビが生えているかどうかわからないケースもあるので、しっかりと内部まで確認してみましょう。 ドレンパン ドレンパンとは、エアコンを使用した際に結露した水の受け皿となる部分です。通常、部屋を涼しくするためにエアコンを使う場合、熱交換器を使って暖かい空気を外に排出し冷たい空気と入れ替えます。空気を冷却する際に熱交換器とホースの間に水が溜まるため、ドレンパンで受け皿の役割を果たしています。 ドレンパンに流れ切れなかった水が溜まると湿気がこもり、カビが発生します。エアコン内部の中でもカビが発生しやすい部分なので、ほかの箇所でカビを発見した場合はドレンパンも確認してみてください。 ファン ファンは風を送る機械です。ファンはエアコン内部の中でもカビが多く確認される場所で、ドレンパンで発生したカビが冷やされた空気と共にファンへ移動し繁殖します。 エアコンで室内に送り出される空気はすべてファンを通るため、ファンにカビが生えているとそのまま汚れた風が部屋に流れ込むこととなります。 汚れた空気はアレルギー反応や肺炎など、さまざまな健康被害の要因となるため、きちんとお手入れをすることが大切です。 吹き出し口 エアコンの吹き出し口に黒いポツポツとしたカビを発見して、内部の汚れに気づく方も少なくありません。吹き出し口でカビを発見した場合、ドレンパンやファンでもカビが発生している可能性が高いので、きちんと内部まで掃除を行いましょう。 エアコンフィルターに溜まるホコリはカビの繁殖を活性化させてしまうので、吹き出し口にカビが生えた場合は、フィルター掃除も併せて行ってください。 カビによる健康被害を防ぐためにも、エアコンは内部までしっかり確認しながらお手入れをしていきましょう。 エアコンのカビを防止する方法除去する手順 エアコンのカビは、普段のお手入れである程度防止できます。自分でできるエアコンのカビの防止方法は、次の手順で行いましょう。 ・電源を抜く ・中性洗剤を雑巾に染み込ませる ・フィンの汚れを拭く ・水拭きする それぞれ詳しく解説します。 電源を抜く エアコンのカビ掃除をする前に、必ず電源を抜きましょう。電源を入れたまま掃除をすると、清掃中に誤作動し感電などが起こる可能性があり危険です。リモコンを使って電源をオフにするだけでなく、作業中に電源が入らないようにするため、コンセントを抜いてください。 電源が入らないことを確認してから、エアコンのパネルを開けます。ホコリが溜まっていたら、先にフィルターを水洗いして乾かしておくと、掃除の後すぐに取り付けができます。 中性洗剤を雑巾に染み込ませる エアコンのカビを取るには、家にある中性洗剤が使えます。中性洗剤は食器用、お風呂用や洗濯用などどれでも構いません。エアコン用に新しく洗剤を用意する必要はないので、手軽にいつでもカビ取りができます。 中性洗剤を水で薄めて、雑巾に染み込ませておきます。カビだけではなく、頑固な油汚れなどが付着している場合は、強いアルカリ性を持つセスキ炭酸ソーダを水に溶かして使うと、汚れも一緒に落とせます。 フィンの汚れを拭く エアコンのフィルターを外すとフィンが見えます。フィンは、薄い金属の板が並んでいる部分です。このフィンが空気の温度を変える役割をしています。 最初に掃除機でフィンに付いているホコリを吸い取ってから、細かな汚れは歯ブラシや綿棒などを使って落としていきましょう。 ホコリを取り除いてから、中性洗剤と水を染み込ませた雑巾を硬く絞ってフィンを念入りに拭きます。割りばしに薄い雑巾を巻き付けて拭くと、雑巾だけでは届かない奥まで掃除できて便利です。吹き出し口にも汚れやカビが付いていたら、一緒に拭き取りましょう。 水拭きする カビがある程度落とせたら、水拭きをして洗剤を拭き取ります。水拭きの際には、汚れた水が下に落ちることがあるため、ビニールシートを敷いておきます。 ここまでの手順でカビや汚れが落としきれず臭いが残ることもありますが、これ以上の掃除は故障やケガのリスクがあるため、自分で行うのはやめましょう。 徹底的に掃除をしたいなら、エアコン掃除のプロに依頼することをおすすめします。プロならば、自分できれいにするのが難しいフィルターの網目やフィンなどの汚れを徹底洗浄してくれます。 エアコンのカビを除去する際の注意点 エアコンのカビを除去する際には、 電装部品に水や洗剤がかからないようにしましょう。エアコンの奥のほうまで掃除しようとして、うっかり電装部品に水や洗剤をかけてしまうと故障の原因になります。清掃用のスプレーを使うときも同様です。電装部品にスプレー剤が付かないよう注意して掃除してください。 また、ドレンホースの取り扱いにも注意を払いましょう。ドレンホースとは、エアコンの中に発生した水を排出する管のことです。エアコンを掃除している間に出た水も、ドレンホースから外に排出されます。もしドレンホースが詰まっていると、汚れた水が排出されずにエアコンの中に溜まってしまうため水漏れが発生します。 カビ取りをはじめる前にドレンホースをチェックして、ゴミや落ち葉などが詰まっている場合は除去してからカビ取り掃除を行いましょう。 エアコンのカビを防止する方法 エアコンのカビは、ちょっとした努力で予防することが可能です。2つの防止方法を紹介しますので、エアコンのカビに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。 こまめなフィルター掃除 カビはホコリや汚れを栄養源としているため、エアコンフィルターはこまめに掃除することをおすすめします。エアコンフィルターは簡単に取り外しができるため、掃除機でホコリを取ったり、水洗いをして汚れを落としたりといったお手入れが気軽に行えます。 フィルター掃除をせずに放置したままだとホコリがこびりつき、エアコンが効きにくくなることもあります。エアコンのフィルター掃除は無駄な電気代を節約する効果にも期待ができるため、家計のためにも定期的に掃除しましょう。 フィルター掃除は月に1~2回が目安です。使用頻度や汚れ具合なども考慮しながら、掃除の回数を増やしたり減らしたりしてはいかがでしょうか。 エアコン内部を乾かす機能を活用 エアコン内部は湿気が溜まりやすいため、適度に乾燥させるようにしてください。一般的に、エアコンには「送風運転」や「内部クリーン運転」「内部乾燥運転」といった機能が備わっているので、エアコンを使用した後に必ず行いましょう。 エアコンによっては使用後に自動で内部を乾かす機能が付いている場合もあります。エアコンを新調する際は、カビ対策のできる機能にも注目して購入してはいかがでしょうか。 自分でできるエアコン掃除の手順とおすすめのグッズ エアコン掃除の手順とおすすめの掃除グッズを紹介します。自分で行える掃除方法を解説していますので、定期的なお手入れの参考にしてください。 本体の拭き掃除 エアコン掃除では、まず本体の拭き掃除を行います。エアコン本体の上部分はホコリが溜まりやすいため、しっかりと汚れを落としましょう。床にホコリが落ちるのを防ぎたい方は、ハンディモップを使うと便利です。 掃除中に漏電する可能性もあるので、お手入れ前にエアコンのコンセントを抜く作業も忘れずに行ってください。本体の汚れが目立つ部分は、軽く濡らした布などで拭くなどして見た目もきれいに仕上げましょう。 フィルター掃除 フィルター掃除をする際は、エアコンのフロントパネルを開けて行います。エアコンの機種によってはロックボタンが付いているので、フロントパネルが開きにくい場合はロックボタンが解除になっているか確認しましょう。 フィルターに大量のホコリが付いている場合は、エアコンに設置したまま掃除機でホコリを吸い取ります。少量の場合は、フィルターを外してから作業を行っても構いません。 フィルターを水洗いする際は、裏面から強い水圧で汚れを流し洗うのがポイントです。細かいホコリや汚れは使い古して柔らかくなった歯ブラシなどを使い、水で薄めた台所洗剤をかけて優しく擦り洗いします。 水洗いが終わったらタオル2枚を使い、フィルターを挟むようにして水気を拭き取ります。エアコンにフィルターを設置する際は、きちんと乾燥しているか確認してから元に戻してください。 エアコン内部の掃除 エアコン内部も自分でできる範囲で構いませんので、定期的に掃除することをおすすめします。ハンディモップを使って優しくサッとホコリを取り除き、熱交換器の部分は軽く掃除機を当てるようにしてホコリを吸い取ります。 あまり奥深くまで掃除しようとすると故障の要因となる可能性もあるので、無理のない範囲で掃除を行いましょう。 吹き出し口の掃除 エアコンの吹き出し口を掃除する際は、ルーバーと呼ばれる可動部分を手で回して作業をしやすい状態にします。無理にルーバーを回そうとすると破損する恐れがあるので注意してください。 吹き出し口は手で掃除するのが難しいため、割り箸にキッチンペーパーを輪ゴムなどで巻いて掃除棒を作ると掃除が楽になります。キッチンペーパーはお湯に浸けてしっかりと絞ってから使用すると、汚れ落ちがよくなります。 吹き出し口も掃除できる範囲の作業で構いません。奥深くまで掃除したい場合は、エアコンを故障させないためにもプロの業者に依頼することをおすすめします。 自分でできるエアコン掃除には限界がある! セルフで行うエアコン掃除には、どうしても限界があります。カビの生えやすいドレンパンやファンは自分で掃除できないため、プロの業者にクリーニングを依頼するのが一般的です。 プロにお願いすれば、普段は手が届かない場所までしっかりと掃除をしてくれるので、定期的にクリーニングを依頼しましょう。 プロの業者にクリーニングを依頼する頻度の目安は年に1回です。エアコンの使用頻度が高くなる夏に向けて、春先にクリーニングを依頼する方が多く見受けられます。また、エアコンの使用頻度が減った秋や冬もクリーニングに最適な時期です。 春先や秋口はプロの業者も低価格でサービスを実施している傾向にあるので、費用が気になる方はあらかじめチェックしておきましょう。 エアコン掃除はクリーンクルーがおすすめ! クリーンクルーは、エアコン掃除をはじめとしたハウスクリーニングを手掛けている会社です。全国でサービスを展開しているため、各地でエアコン掃除をお任せできます。良心的な料金設定も魅力の会社なので、エアコン掃除をプロに依頼したい方はクリーンクルーを検討してみてはいかがでしょうか。 エアコン掃除をプロに任せたほうがいい場合 お子さんやペットがいる家庭では、エアコンにホコリや汚れが溜まりやすい傾向にあります。ダニやペットの毛などがエアコン内部にこびりつくと、自分ではなかなか汚れを落とせない場合もあるので、思い切ってプロにお願いしてみてはいかがですか。 頑固な汚れを落とさずそのままエアコンを使い続けると、カビが増殖するなどして健康に影響を及ぼす可能性もあります。健康への影響が気になる方も、プロの業者にクリーニングを依頼することをおすすめします。 また、エアコンクリーニングを3年以上行っていない方も、プロに任せた方が安心です。業者に掃除をお願いするか悩む方は、エアコンの汚れ具合や家庭環境などを考慮してプロに依頼するかどうか検討してみてください。 クリーンクルーのサービス内容 クリーンクルーにエアコン掃除を依頼する場合、1台から複数台までのプランから選ぶことが可能です。クリーンクルーではエアコンのタイプによってさまざまな料金プランが用意されているので、以下の表を参考に依頼を検討してください。 エアコンタイプ 料金(1台) 料金(2台以降) 家庭用壁掛タイプ 13,200円 11,550円 家庭用壁掛タイプ(お掃除機能付き) 22,000円 20,350円 家庭用埋込タイプ 24,200円 22,550円 家庭用埋込タイプ(お掃除機能付き) 28,600円 - 業務用エアコン(埋込タイプ/4方向) 35,200円 - 業務用エアコン(埋込タイプ/1方向)※長方形吹出口1箇所 35,200円 - 業務用エアコン(埋込タイプ/2方向)※長方形吹出口2箇所 35,200円 - 業務用壁掛タイプ 24,200円 - 業務用エアコン (天井吊り下げタイプ) 38,500円 - ※料金はすべて税込価格で表記しています。 毎月行っているキャンペーンを利用すれば、割安でクリーニングを依頼することも可能です。クリーニングの所要時間は1時間ほどとなっているので、家事や仕事の都合に合わせてスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。 ハウスクリーニングも検討している方は、無料の訪問見積りも活用しながら依頼を検討してみてください。 エアコンクリーニング・掃除(分解・高圧洗浄)ならプロがおすすめ! まとめ エアコンは機械の仕組み上、どうしても内部にカビが発生しやすい環境になります。送風運転機能や内部乾燥機能などを活用してエアコン内部の乾燥を心掛け、定期的に自分で掃除をしてカビの発生を防ぎましょう。自分では掃除できない奥の部分まで徹底的にきれいにしたいなら、プロに依頼するのがおすすめです。 クリーンクルーのエアコンクリーニング
エアコンはカビが発生しやすい箇所の1つです。きちんとお手入れを行わないと、エアコンのカビによる健康被害が発生する可能性があるので注意しましょう。
今回は「エアコンにカビが発生する原因」や「防止方法」を詳しく解説します。エアコン掃除におすすめのグッズなども紹介していますので、お手入れの仕方がわからない方はぜひ参考にしてください。
エアコンの状態によっては専門業者に掃除を依頼した方がよい場合もあるので、プロへ依頼するかどうか迷っている方もチェックしてみましょう。
エアコンに発生しやすいカビと健康被害
エアコン内部には黒カビが多く発生しやすい傾向にあります。エアコンの内部は普段目にしない箇所であることから、黒カビの発生に気づかずにそのまま使用している方も少なくありません。
カビ胞子は増殖する性質を持っているため、黒カビを放置したままエアコンを使用していると、部屋中にカビ胞子をまき散らすことになります。空気中に浮遊したカビ胞子を吸い込むと、人によってはアレルギー反応を起こす場合があるので、きちんとエアコン内部の掃除を行いましょう。
カビ胞子はアレルゲンとなりやすく、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹、鼻炎や喘息、結膜炎を引き起こす可能性があります。呼吸器系疾患や肺炎、夏型過敏性肺炎もカビが要因となっている場合があるので、エアコンのカビによる健康被害に注意しましょう。
また、アスペルギルス症はカビ性肺炎とも呼ばれており、味噌や醤油、酒などにも含まれているコウジカビが病気の要因となります。肺に疾患をお持ちの方や抵抗力が落ちている方、ステロイド剤を使用している方は注意したい病気ですので、覚えておいてください。
基本的にカビは視覚で確認できるようになった時点で、数日から数週間の期間をかけて増殖したと考えられます。部屋のあらゆる場所でカビ胞子が増殖する前に、きちんと対策を行うことが大切です。エアコンは毎日掃除する必要はありませんが、定期的にお手入れを行い、カビの発生を防ぐように努めてください。
エアコンのカビの原因
エアコンにカビが発生する原因は、いくつかの要因が考えられます。カビの発生を防ぐためにも、以下3つの要因をしっかりチェックしておきましょう。
気温
カビは寒さに弱い傾向にあるため、冬場はあまりカビが発生しません。カビが増殖する気温は20~28度のため、夏場など暖かい季節はカビが発生しやすい傾向にあります。
ただし、冬場でも暖房を使用すれば室内の温度が高くなるため、エアコンの内部はカビが生える環境が整っています。基本的には、人が快適に暮らせる気温はカビが発生する可能性があると覚えておきましょう。
気温や室温が高いとカビが発生しやすいので、季節に限らずカビ対策を行いながら予防してください。
湿気
湿度が高いとカビが発生しやすい傾向にあります。湿度が60%を超えるとカビは活発になり、湿度80%を超えると急速にカビが増殖し始めます。
室内の湿度が低くても、エアコン内部は熱交換器に結露が発生するため湿った状態です。エアコンを使用している間は内部を乾いた状態に保てないため、湿度が高くカビが生えやすい環境です。
エアコンを使用する上で湿気は避けられないので、こまめに掃除をしてカビの発生を防ぐことをおすすめします。
ホコリなどの汚れ
カビの繁殖には栄養が必要です。カビの栄養源となるのはホコリや汚れとなるので、エアコン内部のカビの繁殖を防ぐためにも、定期的に掃除をしましょう。
エアコン内部はホコリや汚れが集まりやすいため、高温多湿の環境と相まってカビが繁殖しやすくなります。気温が高く、湿気も多い場所にホコリや汚れがあるなど3つの条件が揃った場所は、エアコンに限らずカビが発生する好条件が揃っていると覚えておいてください。
エアコンのカビが生えやすい場所は?
エアコンでカビが発生しやすい部位を紹介します。エアコンの表面だけをチェックしてもカビが生えているかどうかわからないケースもあるので、しっかりと内部まで確認してみましょう。
ドレンパン
ドレンパンとは、エアコンを使用した際に結露した水の受け皿となる部分です。通常、部屋を涼しくするためにエアコンを使う場合、熱交換器を使って暖かい空気を外に排出し冷たい空気と入れ替えます。空気を冷却する際に熱交換器とホースの間に水が溜まるため、ドレンパンで受け皿の役割を果たしています。
ドレンパンに流れ切れなかった水が溜まると湿気がこもり、カビが発生します。エアコン内部の中でもカビが発生しやすい部分なので、ほかの箇所でカビを発見した場合はドレンパンも確認してみてください。
ファン
ファンは風を送る機械です。ファンはエアコン内部の中でもカビが多く確認される場所で、ドレンパンで発生したカビが冷やされた空気と共にファンへ移動し繁殖します。
エアコンで室内に送り出される空気はすべてファンを通るため、ファンにカビが生えているとそのまま汚れた風が部屋に流れ込むこととなります。
汚れた空気はアレルギー反応や肺炎など、さまざまな健康被害の要因となるため、きちんとお手入れをすることが大切です。
吹き出し口
エアコンの吹き出し口に黒いポツポツとしたカビを発見して、内部の汚れに気づく方も少なくありません。吹き出し口でカビを発見した場合、ドレンパンやファンでもカビが発生している可能性が高いので、きちんと内部まで掃除を行いましょう。
エアコンフィルターに溜まるホコリはカビの繁殖を活性化させてしまうので、吹き出し口にカビが生えた場合は、フィルター掃除も併せて行ってください。
カビによる健康被害を防ぐためにも、エアコンは内部までしっかり確認しながらお手入れをしていきましょう。
エアコンのカビを防止する方法除去する手順
エアコンのカビは、普段のお手入れである程度防止できます。自分でできるエアコンのカビの防止方法は、次の手順で行いましょう。
・電源を抜く
・中性洗剤を雑巾に染み込ませる
・フィンの汚れを拭く
・水拭きする
それぞれ詳しく解説します。
電源を抜く
エアコンのカビ掃除をする前に、必ず電源を抜きましょう。電源を入れたまま掃除をすると、清掃中に誤作動し感電などが起こる可能性があり危険です。リモコンを使って電源をオフにするだけでなく、作業中に電源が入らないようにするため、コンセントを抜いてください。
電源が入らないことを確認してから、エアコンのパネルを開けます。ホコリが溜まっていたら、先にフィルターを水洗いして乾かしておくと、掃除の後すぐに取り付けができます。
中性洗剤を雑巾に染み込ませる
エアコンのカビを取るには、家にある中性洗剤が使えます。中性洗剤は食器用、お風呂用や洗濯用などどれでも構いません。エアコン用に新しく洗剤を用意する必要はないので、手軽にいつでもカビ取りができます。
中性洗剤を水で薄めて、雑巾に染み込ませておきます。カビだけではなく、頑固な油汚れなどが付着している場合は、強いアルカリ性を持つセスキ炭酸ソーダを水に溶かして使うと、汚れも一緒に落とせます。
フィンの汚れを拭く
エアコンのフィルターを外すとフィンが見えます。フィンは、薄い金属の板が並んでいる部分です。このフィンが空気の温度を変える役割をしています。
最初に掃除機でフィンに付いているホコリを吸い取ってから、細かな汚れは歯ブラシや綿棒などを使って落としていきましょう。
ホコリを取り除いてから、中性洗剤と水を染み込ませた雑巾を硬く絞ってフィンを念入りに拭きます。割りばしに薄い雑巾を巻き付けて拭くと、雑巾だけでは届かない奥まで掃除できて便利です。吹き出し口にも汚れやカビが付いていたら、一緒に拭き取りましょう。
水拭きする
カビがある程度落とせたら、水拭きをして洗剤を拭き取ります。水拭きの際には、汚れた水が下に落ちることがあるため、ビニールシートを敷いておきます。
ここまでの手順でカビや汚れが落としきれず臭いが残ることもありますが、これ以上の掃除は故障やケガのリスクがあるため、自分で行うのはやめましょう。
徹底的に掃除をしたいなら、エアコン掃除のプロに依頼することをおすすめします。プロならば、自分できれいにするのが難しいフィルターの網目やフィンなどの汚れを徹底洗浄してくれます。
エアコンのカビを除去する際の注意点
エアコンのカビを除去する際には、 電装部品に水や洗剤がかからないようにしましょう。エアコンの奥のほうまで掃除しようとして、うっかり電装部品に水や洗剤をかけてしまうと故障の原因になります。清掃用のスプレーを使うときも同様です。電装部品にスプレー剤が付かないよう注意して掃除してください。
また、ドレンホースの取り扱いにも注意を払いましょう。ドレンホースとは、エアコンの中に発生した水を排出する管のことです。エアコンを掃除している間に出た水も、ドレンホースから外に排出されます。もしドレンホースが詰まっていると、汚れた水が排出されずにエアコンの中に溜まってしまうため水漏れが発生します。
カビ取りをはじめる前にドレンホースをチェックして、ゴミや落ち葉などが詰まっている場合は除去してからカビ取り掃除を行いましょう。
エアコンのカビを防止する方法
エアコンのカビは、ちょっとした努力で予防することが可能です。2つの防止方法を紹介しますので、エアコンのカビに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
こまめなフィルター掃除
カビはホコリや汚れを栄養源としているため、エアコンフィルターはこまめに掃除することをおすすめします。エアコンフィルターは簡単に取り外しができるため、掃除機でホコリを取ったり、水洗いをして汚れを落としたりといったお手入れが気軽に行えます。
フィルター掃除をせずに放置したままだとホコリがこびりつき、エアコンが効きにくくなることもあります。エアコンのフィルター掃除は無駄な電気代を節約する効果にも期待ができるため、家計のためにも定期的に掃除しましょう。
フィルター掃除は月に1~2回が目安です。使用頻度や汚れ具合なども考慮しながら、掃除の回数を増やしたり減らしたりしてはいかがでしょうか。
エアコン内部を乾かす機能を活用
エアコン内部は湿気が溜まりやすいため、適度に乾燥させるようにしてください。一般的に、エアコンには「送風運転」や「内部クリーン運転」「内部乾燥運転」といった機能が備わっているので、エアコンを使用した後に必ず行いましょう。
エアコンによっては使用後に自動で内部を乾かす機能が付いている場合もあります。エアコンを新調する際は、カビ対策のできる機能にも注目して購入してはいかがでしょうか。
自分でできるエアコン掃除の手順とおすすめのグッズ
エアコン掃除の手順とおすすめの掃除グッズを紹介します。自分で行える掃除方法を解説していますので、定期的なお手入れの参考にしてください。
本体の拭き掃除
エアコン掃除では、まず本体の拭き掃除を行います。エアコン本体の上部分はホコリが溜まりやすいため、しっかりと汚れを落としましょう。床にホコリが落ちるのを防ぎたい方は、ハンディモップを使うと便利です。
掃除中に漏電する可能性もあるので、お手入れ前にエアコンのコンセントを抜く作業も忘れずに行ってください。本体の汚れが目立つ部分は、軽く濡らした布などで拭くなどして見た目もきれいに仕上げましょう。
フィルター掃除
フィルター掃除をする際は、エアコンのフロントパネルを開けて行います。エアコンの機種によってはロックボタンが付いているので、フロントパネルが開きにくい場合はロックボタンが解除になっているか確認しましょう。
フィルターに大量のホコリが付いている場合は、エアコンに設置したまま掃除機でホコリを吸い取ります。少量の場合は、フィルターを外してから作業を行っても構いません。
フィルターを水洗いする際は、裏面から強い水圧で汚れを流し洗うのがポイントです。細かいホコリや汚れは使い古して柔らかくなった歯ブラシなどを使い、水で薄めた台所洗剤をかけて優しく擦り洗いします。
水洗いが終わったらタオル2枚を使い、フィルターを挟むようにして水気を拭き取ります。エアコンにフィルターを設置する際は、きちんと乾燥しているか確認してから元に戻してください。
エアコン内部の掃除
エアコン内部も自分でできる範囲で構いませんので、定期的に掃除することをおすすめします。ハンディモップを使って優しくサッとホコリを取り除き、熱交換器の部分は軽く掃除機を当てるようにしてホコリを吸い取ります。
あまり奥深くまで掃除しようとすると故障の要因となる可能性もあるので、無理のない範囲で掃除を行いましょう。
吹き出し口の掃除
エアコンの吹き出し口を掃除する際は、ルーバーと呼ばれる可動部分を手で回して作業をしやすい状態にします。無理にルーバーを回そうとすると破損する恐れがあるので注意してください。
吹き出し口は手で掃除するのが難しいため、割り箸にキッチンペーパーを輪ゴムなどで巻いて掃除棒を作ると掃除が楽になります。キッチンペーパーはお湯に浸けてしっかりと絞ってから使用すると、汚れ落ちがよくなります。
吹き出し口も掃除できる範囲の作業で構いません。奥深くまで掃除したい場合は、エアコンを故障させないためにもプロの業者に依頼することをおすすめします。
自分でできるエアコン掃除には限界がある!
セルフで行うエアコン掃除には、どうしても限界があります。カビの生えやすいドレンパンやファンは自分で掃除できないため、プロの業者にクリーニングを依頼するのが一般的です。
プロにお願いすれば、普段は手が届かない場所までしっかりと掃除をしてくれるので、定期的にクリーニングを依頼しましょう。
プロの業者にクリーニングを依頼する頻度の目安は年に1回です。エアコンの使用頻度が高くなる夏に向けて、春先にクリーニングを依頼する方が多く見受けられます。また、エアコンの使用頻度が減った秋や冬もクリーニングに最適な時期です。
春先や秋口はプロの業者も低価格でサービスを実施している傾向にあるので、費用が気になる方はあらかじめチェックしておきましょう。
エアコン掃除はクリーンクルーがおすすめ!
クリーンクルーは、エアコン掃除をはじめとしたハウスクリーニングを手掛けている会社です。全国でサービスを展開しているため、各地でエアコン掃除をお任せできます。良心的な料金設定も魅力の会社なので、エアコン掃除をプロに依頼したい方はクリーンクルーを検討してみてはいかがでしょうか。
エアコン掃除をプロに任せたほうがいい場合
お子さんやペットがいる家庭では、エアコンにホコリや汚れが溜まりやすい傾向にあります。ダニやペットの毛などがエアコン内部にこびりつくと、自分ではなかなか汚れを落とせない場合もあるので、思い切ってプロにお願いしてみてはいかがですか。
頑固な汚れを落とさずそのままエアコンを使い続けると、カビが増殖するなどして健康に影響を及ぼす可能性もあります。健康への影響が気になる方も、プロの業者にクリーニングを依頼することをおすすめします。
また、エアコンクリーニングを3年以上行っていない方も、プロに任せた方が安心です。業者に掃除をお願いするか悩む方は、エアコンの汚れ具合や家庭環境などを考慮してプロに依頼するかどうか検討してみてください。
クリーンクルーのサービス内容
クリーンクルーにエアコン掃除を依頼する場合、1台から複数台までのプランから選ぶことが可能です。クリーンクルーではエアコンのタイプによってさまざまな料金プランが用意されているので、以下の表を参考に依頼を検討してください。
(お掃除機能付き)
(お掃除機能付き)
(埋込タイプ/4方向)
(埋込タイプ/1方向)
※長方形吹出口1箇所
(埋込タイプ/2方向)
※長方形吹出口2箇所
(天井吊り下げタイプ)
※料金はすべて税込価格で表記しています。
毎月行っているキャンペーンを利用すれば、割安でクリーニングを依頼することも可能です。クリーニングの所要時間は1時間ほどとなっているので、家事や仕事の都合に合わせてスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。
ハウスクリーニングも検討している方は、無料の訪問見積りも活用しながら依頼を検討してみてください。
エアコンクリーニング・掃除(分解・高圧洗浄)ならプロがおすすめ!
まとめ
エアコンは機械の仕組み上、どうしても内部にカビが発生しやすい環境になります。送風運転機能や内部乾燥機能などを活用してエアコン内部の乾燥を心掛け、定期的に自分で掃除をしてカビの発生を防ぎましょう。自分では掃除できない奥の部分まで徹底的にきれいにしたいなら、プロに依頼するのがおすすめです。
クリーンクルーのエアコンクリーニング