洗面台の簡単な掃除方法は?水垢などの汚れを綺麗に落とすコツも コラムハウスクリーニング洗面所 公開日:2022年08月24日 更新日:2024年03月12日 毎日頻繁に家族が使う洗面台は、家の中でもすぐに汚れてしまいやすい場所です。美しさを保つためには日頃からの掃除が欠かせません。汚れの種類もさまざまなものがあるため、一度付着してしまった汚れを綺麗に落とすためには、準備しておきたい道具や知っておきたいコツなどがあるのです。この記事では、洗面台が汚れる原因をはじめ、洗面台の簡単な掃除方法や、しっかり汚れを落とすためのコツなど、洗面台の掃除について詳しく解説していきます。 【目次】 ・洗面所が汚れる原因は? ・洗面台の掃除を開始する前の準備 ・掃除前に必要な道具 ・洗面所掃除は何分かかる?頻度は? ・洗面ボウルの掃除方法は? ・排水口の掃除方法は? ・蛇口の掃除方法は? ・キャビネットの掃除方法は? ・鏡の掃除方法は? ・照明器具の掃除方法は? ・よくある質問 ・洗面所掃除の頻度を減らすには? ・洗面所掃除は「クリーンクルー」にお任せ! ・まとめ 洗面所が汚れる原因は? 洗面所が汚れる主な原因は、以下の4つです。汚れの種類を知るためにも、きちんと原因をおさえておきましょう。 手垢 蛇口や洗面所の扉など、よく手で触れる場所は手垢汚れが付着しやすい傾向にあります。手垢とは手の汗や皮脂汚れのことで、日常生活では避けられない汚れの1つです。 使用頻度が高い洗面所は手垢汚れが多い場所なので、こまめに拭き取るなどして清潔を保ちましょう。 水垢 水垢は、水道水に含まれているミネラルが白く固まってできます。洗面所をはじめとした水回りでは水垢が多く、こびりついた汚れは少し擦っただけでは落ちません。 水垢は掃除してもすぐにまた付着してしまうので、厄介な汚れでもあります。 赤カビ 水回りの汚れで特に赤カビです。汚れはスポンジなどで擦れば容易に落ちますが、赤カビは繁殖スピードが早いため、すぐにまた汚れが付着するのが厄介です。 赤カビは湿気の多い場所で繁殖するため、洗面所をよく換気するなどしながら湿度を下げるようにしましょう。 黒ずみ 黒ずみは一度付着するとなかなか落ちない汚れです。赤カビや手垢、水垢やホコリ、石鹸カスなどが合体して黒ずみとなります。 洗面所の汚れが黒ずみに変わる前に、こまめな掃除を心がけましょう。 洗面台の掃除を開始する前の準備 洗面台をしっかり掃除するためには、事前の準備が大切です。適格な準備をしておけば、掃除を効率よく進められます。掃除を開始する前にしておきたい準備のポイントをまとめました。 ・洗剤が肌に触れると、体質によって肌が赤くなったりかぶれたりする場合があります。洗剤を使用する際にはゴム手袋を着用してください ・掃除の前は換気扇をつけたり窓を開けたりして、部屋の換気をよくしておきましょう ・床に古新聞やブルーシートを敷いておくと、洗剤や汚れが飛び散るのを防げます ・コンセントや電化製品などの近くで洗剤や水を使用して掃除する場合は十分注意しましょう。照明や電化製品のスイッチはあらかじめ切っておいてください 掃除前に必要な道具 洗面所掃除で用意すべきグッズをリストアップしました。洗剤と掃除道具の2つの項目に分けて準備したいグッズを紹介するので、掃除をする前にぜひ揃えておいてください。 洗剤 ・クエン酸 ・重曹 ・お風呂用掃除洗剤 簡単に洗面所の掃除を済ませたい場合は、お風呂用の掃除洗剤でさっと洗い流す方法もあります。すでにこびりついた汚れがある場合は、クエン酸や重曹を使って丁寧に掃除しましょう。 掃除道具 ・布 ・掃除用クロス ・古くなった歯ブラシ ・スポンジ ・キッチンペーパー(またはティッシュ) 布や掃除用クロスは使い古したもので構いません。スポンジは食器用など手軽に手に入るタイプで十分です。歯ブラシは洗面所に限らず、あらゆる場所の掃除に役立ちます。使い古した歯ブラシは捨てずにとっておいてください。 洗面所掃除は何分かかる?頻度は? 時間について 洗面所の簡単な掃除を行う場合、所要時間は約8分です。10分もかからずに掃除ができるので、毎日の掃除にプラスしてもさほど時間はかかりません。念入りに洗面所の掃除を行う場合は、30分ほど所要時間を見積もっておきましょう。 頻度について 洗面所の掃除は、最低でも週1回は行いましょう。8分ほどの簡単なお手入れのやり方でも週に1回行えば、洗面所はきれいになります。 可能であれば汚れが気になった際に、都度掃除するのがベストです。無理のない範囲で洗面所掃除を生活に取り入れていきましょう。 洗面ボウルの掃除方法は? 洗面ボウルの掃除方法 普段のかんたんなお手入れは、重曹を使わずお風呂用の掃除洗剤で代用して構いません。洗面ボウルにお風呂用掃除洗剤を全体的に吹きかけ、濡らしたスポンジで優しく擦り洗いしましょう。 最後に洗面ボウルを水洗いし、雑巾や布、掃除用クロスなどで乾拭きしたら掃除完了です。オーバーフローも都度掃除したい場合は、古くなった歯ブラシで擦り洗いしてください。 洗面ボウルのしっかり掃除方法 洗面ボウルにこびりついた汚れをしっかり落としたい場合は、水に溶かした重曹を使います。小さじ1/2を100mlの水で溶かし、スポンジに浸して洗面ボウルを擦り洗いしてください。 重曹は研磨剤で、粉のまま使用すると洗面ボウルが傷付く場合があるため、注意が必要です。擦り洗いする前に、洗面ボウル全体を軽く水で濡らしてから掃除をしましょう。オーバーフローには古くなった歯ブラシを使うと、楽に掃除ができます。 ついでにやりたい仕上げ掃除 洗面ボウルに水がつき、蒸発するときに水垢になります。掃除をした後は乾拭きして水分を拭き取ることが大切です。仕上げ掃除は、洗剤不要のスポンジで行います。洗面ボウルの素材により傷が入ることがあるので、テストしてから行いましょう。スポンジに水を湿らせ、洗面ボウルをこすり、水で汚れを流します。汚れがしっかり落とせたら、乾いたぞうきんで、ボウルやシンクや蛇口などの水分を拭き取って仕上げましょう。 洗面ボウル掃除の際の注意事項 洗面ボウルの掃除にメラミンスポンジを使用するのはおすすめできません。メラミンスポンジは洗剤なしで汚れが簡単に落ちる優れものですが、研磨作用があるため表面加工が剥がれてしまう可能性があります。 排水口の掃除方法は? 排水口の掃除方法 普段のかんたんお掃除は、排水口のゴミや髪の毛をキッチンペーパーやティッシュで取り除く程度で構いません。汚れが気になるときは、洗面ボウルを掃除する際に使うスポンジや古くなった歯ブラシで軽く擦り洗いしてください。 洗面所で毎日髪を乾かすなど、排水口に髪の毛がよく詰まる方は、都度キッチンペーパーやティッシュで汚れを拭き取ることをおすすめします。こまめに排水口の汚れをオフするように心がけると、洗面所をきれいに保てます。 排水口のしっかり掃除方法 排水口は月に1回ペースでしっかり掃除することをおすすめします。まずは、排水口に詰まった髪の毛やゴミをキッチンペーパーやティッシュで取り除きましょう。排水口の奥を洗いたい場合は、古くなった歯ブラシを使って掃除します。 ぬめりや黒ずみなど汚れが気になる場合は、排水口に重曹を粉のままたっぷりふりかけ、ぬるま湯に溶かしたクエン酸を流し込んでください。30分ほど放置してから水を流すと、きれいに汚れが落とせます。 排水口掃除の際の注意事項 排水口掃除に塩素系漂白剤を使用したい方は、クエン酸とは併用しないでください。塩素系漂白剤とクエン酸が混ざると有毒ガスが発生するので、必ず単独で使いましょう。漂白剤を使用する際は、換気も忘れずに行ってください。 排水口の臭いの取り方!原因と重曹やハイターなどを使った掃除方法を紹介 蛇口の掃除方法は? 蛇口の掃除方法 普段の蛇口のお手入れは、掃除用クロスで乾拭きする程度で構いません。汚れが目立つときや気になるときは、しっかり掃除を行ってください。 使用する度に蛇口をきれいにしたい方は、洗面所に掃除用クロスを常備するなどして、さっと拭き掃除ができるように準備しておくと、気軽に掃除ができます。 蛇口がきれいな状態でも目に見えない汚れが付着している可能性があるので、週に1回はしっかり掃除を行ってください。 蛇口のしっかり掃除方法 蛇口に付着している水垢や手垢は、定期的にしっかり落として清潔を保ちましょう。クエン酸小さじ1/2を水100mlに溶かしたクエン酸スプレーを蛇口に吹きかけ、スポンジで擦るように洗うと汚れが落ちます。 汚れがこびりついてなかなか落ちない場合は、蛇口にキッチンペーパーを巻きつけ、クエン酸と重曹を粉のままふりかけ、炭酸ガスの力で汚れを浮かせるようにしましょう。 キッチンペーパーがうまく蛇口に巻きつけられないときは、輪ゴムで固定すると作業が楽になります。 ついでにやりたい仕上げ掃除 掃除をしたつもりでも、蛇口にくすみが残っていることがあります。仕上げにクロスをつかって蛇口を磨いてみましょう。マイクロファイバーのクロスと乾いたぞうきんか吸水性のいいクロスを準備します。掃除の手順は、マイクロファイバーのクロスを水で濡らし固く絞り、蛇口の周りをこすります。そのあと乾いたぞうきんか吸水性のいいクロスで水分をきれいに拭き取ります。クロスの両端を右手と左手で持ってこすると、手の入らないところまできれいに掃除ができます。 蛇口掃除の際の注意事項 蛇口をタワシや素材の硬いスポンジで掃除すると、細かい傷が付いてしまいます。傷が付くと溝に汚れが溜まったり、カビが生えたりするので注意が必要です。 蛇口に傷を作らないためにも、柔らかい素材のスポンジで掃除を行ってください。 鏡の掃除方法は? 鏡の掃除方法 鏡はお風呂場とは違い、水垢などの汚れが溜まりにくい傾向にあります。普段のお掃除では、掃除用クロスで水拭きと乾拭きを行うだけで十分です。 洗面所の鏡が使用中に濡れてしまう場合は、都度水滴を拭き取ったり掃除用ワイパーで水滴を落としたりすると汚れが付きにくくなるので、ぜひ習慣化してください。 また、鏡は曇り止めスプレーを吹きかけておくと汚れや水滴が付きにくくなるので、気になる方はさっそく試してみましょう。 鏡のしっかり掃除方法 鏡の掃除を怠ると、ウロコ状の水垢がついたり手垢汚れが目立ったりします。輝きのある鏡を取り戻すためにも、週に1回はしっかり掃除を行いきれいな状態を保つように努力しましょう。 ウロコ汚れは、クエン酸小さじ1/2を水100mlに溶かしたクエン酸スプレーを使って掃除します。クエン酸スプレーを吹きかけた鏡にラップを貼り、1時間程度つけおきしてから水洗いすると汚れ落ちがよくなります。 手垢などの皮脂汚れが気になる場合は、重曹スプレーを活用しましょう。 鏡掃除の際の注意事項 塩素系洗剤を使って掃除をしたい場合は、クエン酸やレモン汁などの酸性洗剤は使わないように注意してください。塩素系洗剤と酸性洗剤が混ざると有毒ガスが発生するので、使用する洗剤を確認しながら掃除を行いましょう。 キャビネットの掃除方法は? キャビネットは湿気がこもり、ホコリが付着しやすいところです。放置すると菌が繁殖しやすくなるので、こまめに掃除をしましょう。 キャビネットの掃除方法 掃除をする前に、キャビネットの素材や傷の有無を確認しておきましょう。 ・用意するもの バケツ、ぞうきん ・掃除の手順 ①水で濡らしたぞうきんでキャビネット全体の汚れやほこりを拭き取ります。 ②さらに乾いたぞうきんで水分をしっかり拭き取ります。 ・掃除のポイント 普段からこまめに水分などを拭き取るようにすると、カビなどの繁殖を防げます。 キャビネットのしっかり掃除方法 キャビネットを普段からこまめにペーパーなどで拭き取るだけでも、汚れやカビが付きにくくなりますが、定期的にしっかりめの掃除をすることも大切です。掃除の前にキャビネットの中の収納物や棚を取り外しておきましょう。 ・用意するもの バケツ、ぞうきん、ゴム手袋、住宅用洗剤 ・掃除の手順 ①ぞうきんを水で濡らし固く絞り、キャビネット全体を拭きます。さらに汚れのついているところは、住まいの洗剤で拭き取ります。 ②最後に乾いたぞうきんで水分や洗剤分が残らないよう全体を拭きます。 ・掃除のポイント キャビネットの材質によっては、洗剤でシミができることがあるので、目立たないところでテストしてから使いましょう。ときどきキャビネットの扉を開けて換気することも大切です。また、キャビネットの中にはモノを詰め過ぎず、空気の流れを良くしましょう。 照明器具の掃除方法は? 照明器具はホコリが自然に溜まる場所なので、定期的な掃除が必要です。 照明器具の掃除方法 照明器具の掃除を始める前に、照明は消してコンセントがあるものは抜いておきます。 ・用意するもの 化学式モップや帯電式のハタキ、ぞうきん、バケツ ・掃除手順 ①照明器具についているホコリを、モップやハタキで軽くぬぐい取ります。 ②ぞうきんを水で濡らし固く絞り、照明器具を拭きます。 ③乾いたぞうきんで水気を拭き取ります。 照明器具のしっかり掃除方法 照明器具のカバーや電球を外し定期的にしっかりめにきれいに掃除を掃除をしましょう。 ・用意するもの 化学モップか帯電式のハタキ、ぞうきん、バケツ、ゴム手袋、住宅用洗剤 ・掃除手順 ①化学モップか帯電式のハタキでやさしく電球や照明器具のまわりのホコリをとります。 ②ぞうきんを水で濡らし固く絞ります。外した電球をぞうきんで包むようにやさしく拭きます。照明器具の周りも忘れずに拭きましょう。落ちない汚れは、住宅洗剤で濡らしたぞうきんで優しくこすりとります。 ③次に乾いたぞうきんで拭き仕上げをします。 ④外した照明器具のカバーは、お風呂場などで住宅用洗剤を薄めてスポンジで洗います。最後に水をかけて洗剤分を洗い流します。 ⑤カバーも乾いたぞうきんで水分をしっかり拭き取ってから、元に戻しましょう。 よくある質問 洗面台を掃除していると、疑問に感じる部分や思ったように汚れが落ちない箇所などが出てくる場合もあるものです。ここでは、よくある質問をまとめました。 洗面台の茶色い汚れの落とし方は? 洗面台につきやすい茶色い汚れは、水垢が原因であることが多いです。水垢はアルカリ性の汚れなので、クエン酸やお酢など、酸性の成分を持つもので掃除すると綺麗に落とせます。汚れがガンコな場合には、汚れにクエン酸水を吹きかけた後キッチンペーパーとラップなどでパックをして1時間ほどおくと、成分が汚れに浸透して落としやすくなるのでおすすめです。 洗面台の黄ばみをとる方法は? 洗面台の黄ばみは、500ml程度の水に小さじ1杯の重曹を混ぜた重曹水を使って掃除を行いましょう。黄ばみが気になる場所に吹きかけて、2、3分時間をおいてからこすると白さが復活します。この際、強い力でこすりすぎると洗面台のコーティングが剥がれたり傷がついたりしてしまうので注意が必要です。 洗面所掃除の頻度を減らすには? 洗面所をはじめとした水回りは、使用後に残った水滴が水垢や赤カビ、黒ずみ汚れの原因となります。使用後は常に乾拭きをするなどして水滴を残さないように意識をすると、掃除の頻度を減らせるのでさっそく試してみましょう。 汚れが溜まる前に拭き掃除をしたり、軽くスポンジで擦ったりすればきれいな状態を保てるので、大掛かりな掃除の頻度が減ります。 洗面所掃除は「クリーンクルー」にお任せ! 業者掃除のメリット 洗面所の汚れが落ちなくて悩んでいる方や、徹底的にきれいにしたい方はプロの業者にクリーニングを依頼する方法があります。専用の洗剤や道具を使って洗面所を集中的にクリーニングしてくれるので、こびりついた汚れもきれいさっぱり落としてくれるのが魅力です。 黒ずみや鏡のくすみなど、個人では限界のある掃除もプロの業者なら悩みを解決できます。洗面所をピカピカにしたい方は、この機会にぜひクリーンクルーの「おそうじサービス」を利用してみてください。 料金相場と所要時間 洗面所掃除をプロの業者に依頼する場合、料金は7,500〜10,000円ほどが相場です。作業の所要時間は1〜2時間が目安ですので、家事や育児の合間に依頼してみてはいかがでしょうか。業者によって料金や所要時間、作業範囲が異なるので事前に確認してください。 クリーンクルーの洗面所のお掃除・クリーニング まとめ 洗面所掃除は普段のちょっとしたお手入れで、大掛かりな掃除の頻度を減らせます。使用する度に乾拭きしたり洗面所の換気をよくしたりしながら、汚れが溜まるのを防ぎましょう。 自分で掃除をしてもなかなか落ちない汚れがある場合は、プロの業者に依頼するのもおすすめです。プロの業者に掃除をお願いしたい方は、掃除専門店のクリーンクルーはいかがでしょうか。 クリーンクルーは洗面所掃除をはじめとしたハウスクリーニングを手掛けている専門業者なので、気になる方はぜひ問い合わせてみてください。 クリーンクルーの洗面台クリーニング・洗面所掃除
毎日頻繁に家族が使う洗面台は、家の中でもすぐに汚れてしまいやすい場所です。美しさを保つためには日頃からの掃除が欠かせません。汚れの種類もさまざまなものがあるため、一度付着してしまった汚れを綺麗に落とすためには、準備しておきたい道具や知っておきたいコツなどがあるのです。この記事では、洗面台が汚れる原因をはじめ、洗面台の簡単な掃除方法や、しっかり汚れを落とすためのコツなど、洗面台の掃除について詳しく解説していきます。
洗面所が汚れる原因は?
洗面所が汚れる主な原因は、以下の4つです。汚れの種類を知るためにも、きちんと原因をおさえておきましょう。
手垢
蛇口や洗面所の扉など、よく手で触れる場所は手垢汚れが付着しやすい傾向にあります。手垢とは手の汗や皮脂汚れのことで、日常生活では避けられない汚れの1つです。
使用頻度が高い洗面所は手垢汚れが多い場所なので、こまめに拭き取るなどして清潔を保ちましょう。
水垢
水垢は、水道水に含まれているミネラルが白く固まってできます。洗面所をはじめとした水回りでは水垢が多く、こびりついた汚れは少し擦っただけでは落ちません。
水垢は掃除してもすぐにまた付着してしまうので、厄介な汚れでもあります。
赤カビ
水回りの汚れで特に赤カビです。汚れはスポンジなどで擦れば容易に落ちますが、赤カビは繁殖スピードが早いため、すぐにまた汚れが付着するのが厄介です。
赤カビは湿気の多い場所で繁殖するため、洗面所をよく換気するなどしながら湿度を下げるようにしましょう。
黒ずみ
黒ずみは一度付着するとなかなか落ちない汚れです。赤カビや手垢、水垢やホコリ、石鹸カスなどが合体して黒ずみとなります。
洗面所の汚れが黒ずみに変わる前に、こまめな掃除を心がけましょう。
洗面台の掃除を開始する前の準備
洗面台をしっかり掃除するためには、事前の準備が大切です。適格な準備をしておけば、掃除を効率よく進められます。掃除を開始する前にしておきたい準備のポイントをまとめました。
・洗剤が肌に触れると、体質によって肌が赤くなったりかぶれたりする場合があります。洗剤を使用する際にはゴム手袋を着用してください
・掃除の前は換気扇をつけたり窓を開けたりして、部屋の換気をよくしておきましょう
・床に古新聞やブルーシートを敷いておくと、洗剤や汚れが飛び散るのを防げます
・コンセントや電化製品などの近くで洗剤や水を使用して掃除する場合は十分注意しましょう。照明や電化製品のスイッチはあらかじめ切っておいてください
掃除前に必要な道具
洗面所掃除で用意すべきグッズをリストアップしました。洗剤と掃除道具の2つの項目に分けて準備したいグッズを紹介するので、掃除をする前にぜひ揃えておいてください。
洗剤
・クエン酸
・重曹
・お風呂用掃除洗剤
簡単に洗面所の掃除を済ませたい場合は、お風呂用の掃除洗剤でさっと洗い流す方法もあります。すでにこびりついた汚れがある場合は、クエン酸や重曹を使って丁寧に掃除しましょう。
掃除道具
・布
・掃除用クロス
・古くなった歯ブラシ
・スポンジ
・キッチンペーパー(またはティッシュ)
布や掃除用クロスは使い古したもので構いません。スポンジは食器用など手軽に手に入るタイプで十分です。歯ブラシは洗面所に限らず、あらゆる場所の掃除に役立ちます。使い古した歯ブラシは捨てずにとっておいてください。
洗面所掃除は何分かかる?頻度は?
時間について
洗面所の簡単な掃除を行う場合、所要時間は約8分です。10分もかからずに掃除ができるので、毎日の掃除にプラスしてもさほど時間はかかりません。
念入りに洗面所の掃除を行う場合は、30分ほど所要時間を見積もっておきましょう。
頻度について
洗面所の掃除は、最低でも週1回は行いましょう。8分ほどの簡単なお手入れのやり方でも週に1回行えば、洗面所はきれいになります。
可能であれば汚れが気になった際に、都度掃除するのがベストです。無理のない範囲で洗面所掃除を生活に取り入れていきましょう。
洗面ボウルの掃除方法は?
洗面ボウルの掃除方法
普段のかんたんなお手入れは、重曹を使わずお風呂用の掃除洗剤で代用して構いません。洗面ボウルにお風呂用掃除洗剤を全体的に吹きかけ、濡らしたスポンジで優しく擦り洗いしましょう。
最後に洗面ボウルを水洗いし、雑巾や布、掃除用クロスなどで乾拭きしたら掃除完了です。オーバーフローも都度掃除したい場合は、古くなった歯ブラシで擦り洗いしてください。
洗面ボウルのしっかり掃除方法
洗面ボウルにこびりついた汚れをしっかり落としたい場合は、水に溶かした重曹を使います。小さじ1/2を100mlの水で溶かし、スポンジに浸して洗面ボウルを擦り洗いしてください。
重曹は研磨剤で、粉のまま使用すると洗面ボウルが傷付く場合があるため、注意が必要です。擦り洗いする前に、洗面ボウル全体を軽く水で濡らしてから掃除をしましょう。オーバーフローには古くなった歯ブラシを使うと、楽に掃除ができます。
ついでにやりたい仕上げ掃除
洗面ボウルに水がつき、蒸発するときに水垢になります。掃除をした後は乾拭きして水分を拭き取ることが大切です。仕上げ掃除は、洗剤不要のスポンジで行います。洗面ボウルの素材により傷が入ることがあるので、テストしてから行いましょう。スポンジに水を湿らせ、洗面ボウルをこすり、水で汚れを流します。汚れがしっかり落とせたら、乾いたぞうきんで、ボウルやシンクや蛇口などの水分を拭き取って仕上げましょう。
洗面ボウル掃除の際の注意事項
洗面ボウルの掃除にメラミンスポンジを使用するのはおすすめできません。メラミンスポンジは洗剤なしで汚れが簡単に落ちる優れものですが、研磨作用があるため表面加工が剥がれてしまう可能性があります。
排水口の掃除方法は?
排水口の掃除方法
普段のかんたんお掃除は、排水口のゴミや髪の毛をキッチンペーパーやティッシュで取り除く程度で構いません。汚れが気になるときは、洗面ボウルを掃除する際に使うスポンジや古くなった歯ブラシで軽く擦り洗いしてください。
洗面所で毎日髪を乾かすなど、排水口に髪の毛がよく詰まる方は、都度キッチンペーパーやティッシュで汚れを拭き取ることをおすすめします。こまめに排水口の汚れをオフするように心がけると、洗面所をきれいに保てます。
排水口のしっかり掃除方法
排水口は月に1回ペースでしっかり掃除することをおすすめします。まずは、排水口に詰まった髪の毛やゴミをキッチンペーパーやティッシュで取り除きましょう。排水口の奥を洗いたい場合は、古くなった歯ブラシを使って掃除します。
ぬめりや黒ずみなど汚れが気になる場合は、排水口に重曹を粉のままたっぷりふりかけ、ぬるま湯に溶かしたクエン酸を流し込んでください。30分ほど放置してから水を流すと、きれいに汚れが落とせます。
排水口掃除の際の注意事項
排水口掃除に塩素系漂白剤を使用したい方は、クエン酸とは併用しないでください。塩素系漂白剤とクエン酸が混ざると有毒ガスが発生するので、必ず単独で使いましょう。漂白剤を使用する際は、換気も忘れずに行ってください。
排水口の臭いの取り方!原因と重曹やハイターなどを使った掃除方法を紹介
蛇口の掃除方法は?
蛇口の掃除方法
普段の蛇口のお手入れは、掃除用クロスで乾拭きする程度で構いません。汚れが目立つときや気になるときは、しっかり掃除を行ってください。
使用する度に蛇口をきれいにしたい方は、洗面所に掃除用クロスを常備するなどして、さっと拭き掃除ができるように準備しておくと、気軽に掃除ができます。
蛇口がきれいな状態でも目に見えない汚れが付着している可能性があるので、週に1回はしっかり掃除を行ってください。
蛇口のしっかり掃除方法
蛇口に付着している水垢や手垢は、定期的にしっかり落として清潔を保ちましょう。クエン酸小さじ1/2を水100mlに溶かしたクエン酸スプレーを蛇口に吹きかけ、スポンジで擦るように洗うと汚れが落ちます。
汚れがこびりついてなかなか落ちない場合は、蛇口にキッチンペーパーを巻きつけ、クエン酸と重曹を粉のままふりかけ、炭酸ガスの力で汚れを浮かせるようにしましょう。
キッチンペーパーがうまく蛇口に巻きつけられないときは、輪ゴムで固定すると作業が楽になります。
ついでにやりたい仕上げ掃除
掃除をしたつもりでも、蛇口にくすみが残っていることがあります。仕上げにクロスをつかって蛇口を磨いてみましょう。マイクロファイバーのクロスと乾いたぞうきんか吸水性のいいクロスを準備します。掃除の手順は、マイクロファイバーのクロスを水で濡らし固く絞り、蛇口の周りをこすります。そのあと乾いたぞうきんか吸水性のいいクロスで水分をきれいに拭き取ります。クロスの両端を右手と左手で持ってこすると、手の入らないところまできれいに掃除ができます。
蛇口掃除の際の注意事項
蛇口をタワシや素材の硬いスポンジで掃除すると、細かい傷が付いてしまいます。傷が付くと溝に汚れが溜まったり、カビが生えたりするので注意が必要です。
蛇口に傷を作らないためにも、柔らかい素材のスポンジで掃除を行ってください。
鏡の掃除方法は?
鏡の掃除方法
鏡はお風呂場とは違い、水垢などの汚れが溜まりにくい傾向にあります。普段のお掃除では、掃除用クロスで水拭きと乾拭きを行うだけで十分です。
洗面所の鏡が使用中に濡れてしまう場合は、都度水滴を拭き取ったり掃除用ワイパーで水滴を落としたりすると汚れが付きにくくなるので、ぜひ習慣化してください。
また、鏡は曇り止めスプレーを吹きかけておくと汚れや水滴が付きにくくなるので、気になる方はさっそく試してみましょう。
鏡のしっかり掃除方法
鏡の掃除を怠ると、ウロコ状の水垢がついたり手垢汚れが目立ったりします。輝きのある鏡を取り戻すためにも、週に1回はしっかり掃除を行いきれいな状態を保つように努力しましょう。
ウロコ汚れは、クエン酸小さじ1/2を水100mlに溶かしたクエン酸スプレーを使って掃除します。クエン酸スプレーを吹きかけた鏡にラップを貼り、1時間程度つけおきしてから水洗いすると汚れ落ちがよくなります。
手垢などの皮脂汚れが気になる場合は、重曹スプレーを活用しましょう。
鏡掃除の際の注意事項
塩素系洗剤を使って掃除をしたい場合は、クエン酸やレモン汁などの酸性洗剤は使わないように注意してください。塩素系洗剤と酸性洗剤が混ざると有毒ガスが発生するので、使用する洗剤を確認しながら掃除を行いましょう。
キャビネットの掃除方法は?
キャビネットは湿気がこもり、ホコリが付着しやすいところです。放置すると菌が繁殖しやすくなるので、こまめに掃除をしましょう。
キャビネットの掃除方法
掃除をする前に、キャビネットの素材や傷の有無を確認しておきましょう。
・用意するもの
バケツ、ぞうきん
・掃除の手順
①水で濡らしたぞうきんでキャビネット全体の汚れやほこりを拭き取ります。
②さらに乾いたぞうきんで水分をしっかり拭き取ります。
・掃除のポイント
普段からこまめに水分などを拭き取るようにすると、カビなどの繁殖を防げます。
キャビネットのしっかり掃除方法
キャビネットを普段からこまめにペーパーなどで拭き取るだけでも、汚れやカビが付きにくくなりますが、定期的にしっかりめの掃除をすることも大切です。掃除の前にキャビネットの中の収納物や棚を取り外しておきましょう。
・用意するもの
バケツ、ぞうきん、ゴム手袋、住宅用洗剤
・掃除の手順
①ぞうきんを水で濡らし固く絞り、キャビネット全体を拭きます。さらに汚れのついているところは、住まいの洗剤で拭き取ります。
②最後に乾いたぞうきんで水分や洗剤分が残らないよう全体を拭きます。
・掃除のポイント
キャビネットの材質によっては、洗剤でシミができることがあるので、目立たないところでテストしてから使いましょう。ときどきキャビネットの扉を開けて換気することも大切です。また、キャビネットの中にはモノを詰め過ぎず、空気の流れを良くしましょう。
照明器具の掃除方法は?
照明器具はホコリが自然に溜まる場所なので、定期的な掃除が必要です。
照明器具の掃除方法
照明器具の掃除を始める前に、照明は消してコンセントがあるものは抜いておきます。
・用意するもの
化学式モップや帯電式のハタキ、ぞうきん、バケツ
・掃除手順
①照明器具についているホコリを、モップやハタキで軽くぬぐい取ります。
②ぞうきんを水で濡らし固く絞り、照明器具を拭きます。
③乾いたぞうきんで水気を拭き取ります。
照明器具のしっかり掃除方法
照明器具のカバーや電球を外し定期的にしっかりめにきれいに掃除を掃除をしましょう。
・用意するもの
化学モップか帯電式のハタキ、ぞうきん、バケツ、ゴム手袋、住宅用洗剤
・掃除手順
①化学モップか帯電式のハタキでやさしく電球や照明器具のまわりのホコリをとります。
②ぞうきんを水で濡らし固く絞ります。外した電球をぞうきんで包むようにやさしく拭きます。照明器具の周りも忘れずに拭きましょう。落ちない汚れは、住宅洗剤で濡らしたぞうきんで優しくこすりとります。
③次に乾いたぞうきんで拭き仕上げをします。
④外した照明器具のカバーは、お風呂場などで住宅用洗剤を薄めてスポンジで洗います。最後に水をかけて洗剤分を洗い流します。
⑤カバーも乾いたぞうきんで水分をしっかり拭き取ってから、元に戻しましょう。
よくある質問
洗面台を掃除していると、疑問に感じる部分や思ったように汚れが落ちない箇所などが出てくる場合もあるものです。ここでは、よくある質問をまとめました。
洗面台の茶色い汚れの落とし方は?
洗面台につきやすい茶色い汚れは、水垢が原因であることが多いです。水垢はアルカリ性の汚れなので、クエン酸やお酢など、酸性の成分を持つもので掃除すると綺麗に落とせます。汚れがガンコな場合には、汚れにクエン酸水を吹きかけた後キッチンペーパーとラップなどでパックをして1時間ほどおくと、成分が汚れに浸透して落としやすくなるのでおすすめです。
洗面台の黄ばみをとる方法は?
洗面台の黄ばみは、500ml程度の水に小さじ1杯の重曹を混ぜた重曹水を使って掃除を行いましょう。黄ばみが気になる場所に吹きかけて、2、3分時間をおいてからこすると白さが復活します。この際、強い力でこすりすぎると洗面台のコーティングが剥がれたり傷がついたりしてしまうので注意が必要です。
洗面所掃除の頻度を減らすには?
洗面所をはじめとした水回りは、使用後に残った水滴が水垢や赤カビ、黒ずみ汚れの原因となります。使用後は常に乾拭きをするなどして水滴を残さないように意識をすると、掃除の頻度を減らせるのでさっそく試してみましょう。
汚れが溜まる前に拭き掃除をしたり、軽くスポンジで擦ったりすればきれいな状態を保てるので、大掛かりな掃除の頻度が減ります。
洗面所掃除は「クリーンクルー」にお任せ!
業者掃除のメリット
洗面所の汚れが落ちなくて悩んでいる方や、徹底的にきれいにしたい方はプロの業者にクリーニングを依頼する方法があります。専用の洗剤や道具を使って洗面所を集中的にクリーニングしてくれるので、こびりついた汚れもきれいさっぱり落としてくれるのが魅力です。
黒ずみや鏡のくすみなど、個人では限界のある掃除もプロの業者なら悩みを解決できます。洗面所をピカピカにしたい方は、この機会にぜひクリーンクルーの「おそうじサービス」を利用してみてください。
料金相場と所要時間
洗面所掃除をプロの業者に依頼する場合、料金は7,500〜10,000円ほどが相場です。作業の所要時間は1〜2時間が目安ですので、家事や育児の合間に依頼してみてはいかがでしょうか。業者によって料金や所要時間、作業範囲が異なるので事前に確認してください。
クリーンクルーの洗面所のお掃除・クリーニング
まとめ
洗面所掃除は普段のちょっとしたお手入れで、大掛かりな掃除の頻度を減らせます。使用する度に乾拭きしたり洗面所の換気をよくしたりしながら、汚れが溜まるのを防ぎましょう。
自分で掃除をしてもなかなか落ちない汚れがある場合は、プロの業者に依頼するのもおすすめです。プロの業者に掃除をお願いしたい方は、掃除専門店のクリーンクルーはいかがでしょうか。
クリーンクルーは洗面所掃除をはじめとしたハウスクリーニングを手掛けている専門業者なので、気になる方はぜひ問い合わせてみてください。
クリーンクルーの洗面台クリーニング・洗面所掃除