換気扇の掃除方法　油汚れを簡単に落とすポイントを解説

• ・油汚れ対策で重要なポイント①水の温度
• ・油汚れ対策で重要なポイント②漬け置きさせる
• ・換気扇掃除の前に行うべきこと
• ・換気扇の掃除方法・手順
• ・換気扇の汚れを放置するリスクは？
• ・換気扇掃除の頻度は？
• ・換気扇の掃除はプロに任せるのがおすすめ
• ・ハウスクリーニングならクリーンクルー
• ・まとめ

油汚れ対策で重要なポイント①水の温度

油汚れを素早く落とすには、洗い流す水の温度がポイントです。冷たい水で洗い流しても、油は固まってこびりついたままでなかなか落ちません。水温を高めに設定し、油を溶かしながら流すことで素早くキレイに落とせます。

油汚れ対策で重要なポイント②漬け置きさせる

油汚れは、洗剤に浸け置きするのも効果的です。洗剤が油汚れと反応するまでには、一定の時間がかかります。洗剤をつけてすぐに洗い流すと、洗剤の効果を最大限に引き出せず、汚れが残ってしまいます。換気扇の油汚れは非常に頑固なので、洗剤液に浸け置きをして洗剤の効果を最大限に引き出してから洗い流しましょう。

換気扇掃除の前に行うべきこと

換気扇は天井に近い高い場所にあります。いきなり掃除を始めると、思わぬ事故が起こる可能性があります。換気扇掃除をする前には、換気扇まわりを片付けて準備を整えておきましょう。

①ブレーカーを切っておく

換気扇掃除の途中でスイッチが入って作動してしまうと大変危険です。誤ってスイッチがはいってしまうことがないように、ブレーカーを切っておくと安心です。ほかの電源が落ちないように、換気扇の分電盤のブレーカーだけを切りましょう。

②足場を確保する

換気扇掃除は高い場所での作業です。無理な体制で作業するので、足場がグラついていたり、踏み場が狭かったりするとバランスを崩して転倒する恐れがあります。作業前には足場を確保して無理のない体制で行いましょう。

③新聞紙やビニールシートで養生する

換気扇掃除で出た汚れが、ガスレンジや床などに落ちることがあります。また換気扇を分解する際に、外した部品が壁にあたる可能性もあります。換気扇まわりの床や壁、ガスレンジには新聞紙やビニールシートで養生しておきましょう。

④手袋をはめる

油汚れやホコリは手につくと簡単には落ちません。必ずゴム手袋をしてから掃除を始めましょう。油汚れは高めの水温で掃除すると効率的なので、厚めのゴム手袋を使うのがおすすめです。途中で切れたり穴が空いたりしたときのために、予備で数枚準備しておきましょう。

換気扇の掃除方法・手順

掃除の準備・方法と手順は必ず確認してから掃除を行うのが、スムーズに作業できるポイントです。掃除の準備が整ったら、掃除に取り掛かりましょう。

換気扇の掃除で用意するもの

まずは、掃除に必要なものを準備しましょう。家にあるものでも、掃除途中で足りなくなってしまいそうなものは買い足しておくと困らずに済みます。

用意するもの
・ゴム手袋
・新聞紙
・重曹
・タオル
・30～45Lのポリ袋
・スポンジ
・使用済みの歯ブラシ
・ヘア用リンスまたはコンディショナー

①換気扇フィルターとファンを外す

まずは、換気扇のカバーを外し、フィルターとファンも外しましょう。フィルターは留め具を横にずらして外すタイプ、つまみを外してカバーを外すタイプなどがあります。レンジフードにオイルパックが付いているタイプは、油が溜まっているか確認してから外してください。
換気扇のファンは真ん中にネジで固定されています。このネジは時計回りにまわすと緩みます。通常とは逆回しなので注意しましょう。ネジが緩まない場合は、無理に外さずにフィルターだけ掃除します。

②ゴミ袋を使って漬け置きする

外したフィルターやファンをゴミ袋の中に浸け置きします。シンクにゴミ袋を広げてフィルターとファンを入れます。シンクに傷が付かないよう、下にタオルを敷いておきましょう。
40℃～50℃の高めの温度のお湯を、フィルターとファンが浸るくらいたっぷり注ぎます。ネジなどの細かい部品がある場合は、失くさないように水切りネットにまとめて入れておきましょう。

③100g程度の重曹を入れ、ゴミ袋の口を結ぶ

袋の中に計量カップ半分ほどの重曹を入れて、浸け置き液を作ります。ゴミ袋の口を結び、お湯と重曹が混ざるようにゆすりながら汚れを落とします。重曹を入れすぎると塗装を剝がしてしまう恐れがあるので、様子を見ながら浸け置きの時間や重曹の量を調節してください。
浸け置き時間は10分～20分くらいが目安です。汚れがひどい場合はそれよりも長く浸け置きをして汚れが落ちるまで様子を確認しましょう。

④浸け置き中に外せない部分を掃除する

フィルターやファンを浸け置きしている間は、取り外しができない外側の掃除をしていきます。外側の汚れには、重曹水を使うのがおすすめです。40℃程のお湯100mlに小さじ1杯程度の重曹を入れて混ぜ、重曹水を作ります。重曹水をスプレーボトルに入れて、準備完了です。
直接換気扇に吹きかけると液だれやシミになる恐れがあるので、必ずスポンジやぞうきんに吹きかけて使用しましょう。重曹水をかけたスポンジで、換気扇の外側全体を擦り洗いします。お湯に浸したぞうきんを絞って汚れを拭き取り、仕上げに乾いたタオルで拭き上げます。

⑤浸け置きした部品を擦り洗いする

浸けておいたファンやフィルターは、油汚れが浮き上がっているうちにスポンジやぞうきんで擦り洗いをします。冷えてしまうと、せっかく浮き上がった汚れが固まってこびり付いてしまいます。温かいうちに素早く掃除しましょう。
細かい部分は使用済みの歯ブラシを使って、すみずみまでキレイにしていきます。歯ブラシが古くて汚れが落ちない場合は、ブラシの先を少しカットすると汚れが落ちやすくなります。
ファンを掃除する際は、羽に付いている「バランサー」という部品に注意して掃除しましょう。重りの役目を果たしているバランサーが動いてしまうと、ファンがうまく回らなくなるので気を付けてください。

⑥外した部品を元に戻し、ヘア用リンスで汚れ防止

外した部品の掃除が完了したら、しっかり乾燥させて元に戻します。仕上げにキレイなタオルにリンスやコンディショナーを付けて、換気扇全体に薄く伸ばしながら吹き上げると、静電気を抑えてホコリが付きにくくなるのでおすすめです。

換気扇の汚れを放置するリスクは？

換気扇の汚れを放置するとさまざまなリスクが起こります。換気扇はどの家庭も一日一回は動かすものです。それと同時に汚れは毎日溜まっていきます。汚れを放置することでどのような不具合が起こり得るのか見ていきましょう。

換気効果が低くなる

換気扇の油汚れを放置するとファンの動きが悪くなり、煙を吸う力が低下します。煙が吸えなくなれば部屋中に煙が充満して壁に付着し、汚れがどんどん広がってしまいます。部屋に充満した煙を自分たちも吸うことになるので、健康状態にも影響を及ぼし、のどの痛みや咳などの症状が出る恐れもあります。

カビや雑菌が増える

放置している汚れからカビや雑菌が発生し、繁殖していきます。カビや雑菌が増えると、いくらシンクをキレイに掃除しても、キッチンがかび臭くなります。また雑菌だらけのキッチンで料理をするのは、衛生的にもよくありません。食中毒などの健康被害を引き起こす恐れがあります。油汚れは害虫のエサにもなるので、コバエやゴキブリが発生しやすくなります。

電気代が高くなる

換気扇に油汚れが付着しているとファンに負担がかかり換気機能が低下します。空気を循環させるのにかなりの時間がかかり、換気扇を常に動かしている状態が続きます。その結果、電気消費量が増えてしまい、電気代が高くなるのです。電気代を節約するためにも、換気扇の掃除は非常に大切です。

故障の原因になる

換気扇の油汚れのなかには、水分や塩分も含まれています。水分や塩分は換気扇の塗装を劣化させる原因になるので、塗装が剥げた部分がさびて故障してしまいます。気づかずに換気扇をつけていると、変な音がしてきて騒音になる可能性もあります。また、油汚れは可燃性が高いので、溜まり過ぎると火事の原因にもなります。

換気扇掃除の頻度は？

換気扇の掃除の頻度は1～3か月に1回行うのが理想的です。しかし、フィルターやファンを取り外すのは大変な作業です。フィルターだけでもよいので、こまめに掃除するように心がけましょう。ファンの掃除は半年～1年に1回、大掃除のときなどに行うのがおすすめです。普段の掃除で油汚れがこびりつく前に落としていれば、ファンの掃除も楽になっていきます。

換気扇の掃除はプロに任せるのがおすすめ

換気扇の掃除を自分でやるには不安がある方は、クリーニングのプロに任せるのがおすすめです。プロに任せると多くのメリットがあります。

プロに任せるメリット
・準備や後片付けの手間がいらない
・部品を分解して内部のすみずみまでキレイになる
・掃除のアドバイスをもらえる
・時間や気持ちに余裕が生まれる

自分で掃除をするのはハードルが高いと感じる方、長時間掃除に時間を割くのが難しい方は、思い切ってクリーニングのプロへ依頼してみましょう。業者へ依頼すれば費用は掛かりますが、プロの技術で徹底的にキレイにしてもらえます。

ハウスクリーニングならクリーンクルー

ハウスクリーニングの専門店クリーンクルーなら、換気扇掃除のプロがあなたの家の換気扇をまるで新品のようにピカピカに蘇らせてくれます。クリーンクルーは換気扇を分解して、専用の業務用洗剤で徹底洗浄します。レンジフードの見えない内部まで、少しの汚れも取り逃さず仕上げます。
レンジフードのみの掃除はもちろん、ガス台・シンクまわり・キッチンカウンター戸棚上下の掃除がセットになったお得なセットプランも選べます。自分へのご褒美や、大切な人へ日ごろの感謝を込めてプレゼントするのもおすすめです。
また、クリーンクルーはちょこっと掃除をお願いしたいときにもご要望に合わせた掃除プランを相談できます。共働きの家庭や仕事が忙しい一人暮らしの方でも気軽に利用できる安心プランです。相談はメールやLINE・電話で、年中無休いつでも無料で受け付けています。

まとめ

換気扇の汚れは換気の効率を下げるだけではなく、電気代の上昇や健康被害の原因にもなります。レンジフードやフィルターは比較的掃除しやすい場所ですが、内部は簡単に掃除できません。こまめに掃除できない内部の頑固な油汚れはプロに任せて、徹底的にキレイにしてもらうのがおすすめです。信頼できる業者を見つけて、清潔で快適なキッチンを保ちましょう。

クリーンクルーのレンジフード（換気扇）のクリーニング・お掃除