窓サッシの掃除方法!簡単~念入りな掃除、カビの除去方法まで徹底解説! コラムハウスクリーニング窓・サッシ 公開日:2023年03月20日 更新日:2024年05月31日 サッシの汚れは落とすのが大変な汚ればかりです。外から運ばれてくるホコリや砂、梅雨時雨や寒さによる結露でカビなどさまざまです。しかも掃除してもあっという間にまた新しい汚れで掃除するのも億劫な気持ちになってしまいます。今回は、サッシの掃除方法について、簡単な方法から念入りな掃除方法までご紹介します。頑固なカビの掃除方法も紹介しますので、ぜひ試してください。 【目次】 ・窓サッシにつく汚れの種類と原因 ・簡単な窓サッシの掃除《月1回・5~10分程度》 ・念入りな窓サッシの掃除《年2回程度(大掃除など)》 ・窓サッシのカビを掃除する方法 ・窓サッシ掃除の裏技を紹介 ・窓サッシ掃除に便利な道具・おすすめグッズ4選 ・窓サッシの掃除ついでにやりたい窓ガラス・網戸の掃除 ・念入りな掃除はプロに任せるのがおすすめ ・窓サッシを始めとしたベランダ掃除なら”クリーンクルー”へ ・まとめ 窓サッシにつく汚れの種類と原因 サッシに付く汚れの種類と原因は外から運ばれてくるものと、家の中で発生するゴミに別れます。汚れの種類と原因を把握しておきましょう。 1:砂・ホコリ・花粉・排気ガスの粉じん サッシに付く汚れのうち、砂・ホコリ・花粉・排気ガスの粉じんは外から運ばれてくるものです。目に見えにくい汚れなので、気が付かないうちに溜まってしまいます。また、雨や結露で濡れるとサッシにこびり付いてしまい、掃除するのが大変なためとても厄介です。天候や住環境で運ばれる汚れの量も変わってきます。台風などの暴風の後は特に汚れが溜まっているので、天候が落ち着いてからサッシの掃除をしましょう。 2:カビ サッシに付くカビ汚れは部屋の中で発生するものが多く、放っておくと菌が空気中に浮遊してしまいます。カビ菌の浮遊した空気を吸い込むと喘息やアレルギーなど健康被害が起こる可能性があるので、カビを見つけたらすぐ掃除しましょう。カビができる原因には、屋外との寒暖差による結露や、台風や暴風雨による水分の染み込みが考えられます。梅雨の時期や寒い時期などはサッシや窓に結露や水分が染みていないかチェックをして、こまめに拭き取りましょう。 簡単な窓サッシの掃除《月1回・5~10分程度》 気軽にできる、サッシの簡単な掃除方法をご紹介します。行う頻度は1か月に1回でOKです。10分ほどの簡単な掃除なので、毎月気がついたときにササっとやって、汚れを取り除きましょう。季節によっては花粉や黄砂などが付着しやすくなるため、1か月に数回掃除が必要になるときもあります。同じ家の中でも、窓の位置や形・環境によって汚れの溜まり方は異なります。窓サッシのある環境についても、どのような汚れが溜まりやすいのか把握しておきましょう。 簡単な窓サッシ掃除で用意するもの ・使い古した歯ブラシ ・ぞうきんまたはキッチンペーパー ・掃除機またはほうき 簡単な窓サッシ掃除の手順 1.掃除機でサッシのホコリや砂などのゴミを吸い取る。端の方は使用済み歯ブラシやほうきでかき出す 2.ぞうきんやキッチンペーパーを濡らしてこびり付いた汚れを拭き取る 3.乾かして完了 手軽にできる簡単な掃除方法です。サッシ専用にミニほうきを窓の近くにおいて、いつでも掃除ができるように準備しておくと、換気をするついでに行えるので習慣化しやすいでしょう。 窓の簡単な掃除方法を解説!時短のコツやピカピカになる便利アイテムもご紹介 念入りな窓サッシの掃除《年2回程度(大掃除など)》 サッシについたひどい汚れは、念入りに掃除を行いましょう。年末の大掃除に、サッシ掃除をやろうとしている方も多いのではないでしょうか。年末の寒い時期にサッシ掃除を行うと、窓を開けっ放しにするので部屋も体も冷えてしまいます。サッシの掃除は、気温の高い春や夏に行うのがおすすめです。花粉や黄砂など溜まった汚れが固まってしまう前に、風のない晴れた日にしっかり掃除をして、きれいな状態で新しい季節を迎えましょう。サッシの念入り掃除は1年に1回で充分ですが、汚れの溜まり具合によって必要であれば行うようにしてください。 念入りな窓サッシ掃除で用意するもの ・掃除機またはほうき ・使用済みの歯ブラシ ・つまようじ ・メラミンスポンジ ・500mlのペットボトル ・水 ・ぞうきん ・ドライヤー 念入りな窓サッシ掃除の手順 サッシが乾いている状態で掃除をするようにします。早く乾かしたいときはドライヤーや扇風機を使って、湿気を飛ばしてから行いましょう。 1.葉っぱや土のかたまりなど大きなゴミは先に手で取り除いておく 2.ホコリや砂などのゴミを掃除機で吸い取る 3.掃除機で吸えなかったゴミをつまようじや使用済み歯ブラシでかき出す 4.サッシのレール幅に合わせてメラミンスポンジに切り込みを入れる 5.メラミンスポンジに水を含ませて、サッシのレール部分の汚れをこすり落とす 6.ペットボトルに水を入れてサッシの汚れを洗い流す 7.乾いたぞうきんで水分を拭き取って仕上げる 軽い汚れの場合には、新聞紙を使って掃除してもキレイに汚れが落とせます。溜まった汚れをとことん落としたいときは、ストッキングを使うと細かい汚れが落とせて、ピカピカの状態が蘇ります。 窓サッシのカビを掃除する方法 冬になると窓やサッシに結露がついて、窓の近くはビショビショになってしまいます。水滴を落としても、湿気が残っていれば空気中の菌が汚れと合わさって、黒カビへと姿を変えます。サッシについた黒カビはスポンジや中性洗剤では落とせません。 頑固な黒カビは、重曹とクエン酸を使ってスッキリキレイに落としましょう。重曹は自然素材なので、赤ちゃんやペットのいる家庭でも安心して使えます。 窓サッシのカビ掃除で用意するもの ・クエン酸 ・重曹 ・水 ・ぞうきんまたはキッチンペーパー 窓サッシのカビ掃除の手順順 1.クエン酸小さじ2杯と重曹小さじ2杯を粉のまま混ぜ合わせる 2.カビに1で混ぜた粉をふりかける 3.水を少しずつかける 4.発砲してきたらそのまま30分ほど放置する 5.ぞうきんでカビと重曹・クエン酸を水拭きする 6.仕上げにぞうきんで乾拭きする 重曹・クエン酸の発泡パワーで、こびりついたカビを浮かせて拭き取りやすくします。クエン酸がないときには、お酢でも代用できます。この泡は無害なので安心して掃除ができますが、これだけでは落としきれない汚れもあります。 市販の強力なカビ取り剤を使用してカビをとることもできますが、サッシの素材によって使用できなかったり、劣化の原因になったりします。自分でカビを落とすのが難しいときは、クリーニングのプロに依頼してキレイにしてもらいましょう。 窓サッシ掃除の裏技を紹介 サッシの掃除の裏技としておすすめなのが木工用接着剤です。掃除に木工用接着剤とは思いもよらぬアイテムですが、お助けグッズとしていい仕事をしてくれます。 やり方は、隅の方の落としきれなかったホコリやゴミに木工用接着剤をたっぷり塗り、乾かして剝がすだけと非常に簡単です。固まった接着剤にホコリやゴミが付いて、きれいに取れます。 窓サッシ掃除に便利な道具・おすすめグッズ4選 もっと手軽にサッシ掃除を行いたい方は、便利な道具やグッズを利用するのがおすすめです。より効率的に素早く掃除ができるので時短になり、掃除のハードルが下げられます。また、こまめな掃除を習慣化できれば、頑固な汚れがこびり付くのを防げるので、日々の掃除が楽になります。 ウェットティッシュ・ウェットシートを使用する ウェットティッシュやウェットシートはサッシや窓を拭くのに丁度よく、いつでも手軽に掃除できます。拭いた後はゴミ箱に捨てるだけなので、掃除後の片付けの手間もかかりません。テーブルや棚の掃除をしたものをサッシ掃除に使用すれば、より多くの場所を掃除できてゴミも減らせ、シートも節約でき経済的です。また、アルコール除菌できるシートを使用すれば、カビ予防もできて一石二鳥になります。 ハケや筆・マイクロファイバーの布巾を使う ハケや筆を水で濡らしてサッシを掃除すると、汚れをきれいに絡み取れます。サッシの砂やホコリなどをかき出すアイテムとしても使えて便利です。 柄の長いハケや筆を使うと高い場所でも手が届き、身長の低い方でも無理なく効率的に掃除ができます。手が汚れにくいのもうれしいポイントです。 汚れを落とせたら、マイクロファイバーのふきんで水気を拭き取って乾かしましょう。 新聞紙や古紙を使う 新聞を取っている家庭なら、新聞紙はいつでも手に入る掃除アイテムです。新聞に使われているインクは油分を分解して汚れを落としやすくします。掃除範囲の広い窓やサッシは、洗剤を使うと落としきるのが大変です。新聞紙を利用すると洗剤を使用しないで済むので、洗い流す手間と時間が省けます。 掃除手順は、新聞紙を握れるほどの大きさに丸めたものをいくつか用意します。半分は水拭き用、半分は乾拭き用に分けます。ぬるま湯で新聞紙を濡らして絞り、窓ガラスやサッシを上から下へとまんべんなく拭いていきます。全体が拭けたら、乾拭き用の新聞紙で水分をくまなく拭き取ります。新聞紙はそのまま捨てるだけなので、後片付けも簡単です。 セスキソーダや重曹を使う セスキソーダや重曹は天然素材なので、多少飛び散っても体に害がないのが安心です。小さなお子さんやペットのいるご家庭におすすめです。 セスキソーダは500mlの水に小さじ1杯の割合で混ぜ合わせ、それぞれをスプレーボトルに入れてセスキソーダスプレーを作ります。窓全体に吹きかけて、時間を置かずにマイクロファイバークロスで乾拭きします。白く跡が残りやすいので再度水拭きをして、乾拭きをするときれいに仕上がります。 セスキソーダがないときは重曹でも代用できます。重曹は200mlのぬるま湯に小さじ2杯入れてよく混ぜます。セスキソーダ同様に窓全体に吹きかけてから、すぐにマイクロファイバークロスで乾拭きします。 100均アイテムを活用する 100均は生活雑貨を豊富に取り揃えているので、家事を時短できるアイテムもたくさんあり、忙しい人の強い味方です。もちろん、サッシの掃除を楽にするアイテムもあるので使わない手はありません。例えばペットボトルにブラシを取り付ける掃除道具は、ペットボトルに水を入れるとブラシの部分から水が染み出て、サッシを水洗いできる優れものです。バケツやホースを用意する手間が省けて、ちょっと掃除したいときに便利です。ほかにも常に新しいアイテムが発売されています。「こんなものが欲しかった!」と思うものに出会える楽しみは、100均を利用する醍醐味の一つです。 スポンジをマンゴーカットにする 普通のスポンジにマス目状の切り込みを入れてできるマンゴーカットスポンジは、サッシのレールを掃除するのに非常に役立つアイテムです。レールに合わせてカットすれば、サッシにぴったりフィットして、細かい汚れもキャッチできます。スポンジに角がたくさんできるので、線で切込みを入れたものよりもより汚れが落としやすくなります。複数の列を一度に掃除できるので時間の節約にもつながります。 スポンジは新品を使うのではなく、食器洗いなどで使用していたものを再利用すれば、エコで経済的です。 カビ取りスプレー サッシに付いてしまった頑固なカビには、カビ取り専用のスプレーがおすすめです。重曹やクエン酸では落とせなかったときのために備えておくと便利です。水回りのカビ全般に使えるカビ取り洗剤を準備しておくと、家中のカビ対策に利用できます。カビ取り洗剤は強力な薬品なため、ほかの薬品と混ざらないよう注意が必要です。使用する場合は換気をよくし、ゴム手袋をして皮膚に洗剤が付くのを防ぎます。一度で落としきれなかった頑固なカビには、キッチンペーパーやラップなどでパックをし、30分から1時間放置すると落としやすくなります。 水圧ブラシ ペットボトルに取り付ける水圧ブラシは、サッシを掃除するのに非常に便利なアイテムです。ポンプを前後させて加圧し、レバーを押すとブラシから水が出ます。ブラシで汚れをこすり落とし、そのまま汚れを洗い流せるのでバケツを用意する手間が省けます。ポンプがないものだと100均でも手に入れられるので、気軽に試せます。ペットボトルの水を使うので、ホースが届かない場所や小さな窓など家中のサッシに使えるのが便利です。電気やモーターを使用しないので、電気代もかかりません。音も静かで、ご近所への騒音問題も気にすることなく使えます。 窓サッシの掃除ついでにやりたい窓ガラス・網戸の掃除 窓サッシの掃除をしたら、ついでに窓ガラス・網戸の掃除も行いましょう。サッシがキレイでも窓ガラスや網戸に付いた汚れを放置していたら、結局はサッシにも汚れが移動してしまいます。窓ガラス・網戸はサッシと一体として考え、すべてきれいにして気持ちよい空気を部屋へ送りましょう。サッシにつく黒カビなどは窓ガラスの結露から発生するものがほとんどです。窓サッシと窓ガラスをセットで掃除することを習慣化しましょう。 ベランダ掃除の手順は?マンション暮らしでもできる方法と注意点を解説 念入りな掃除はプロに任せるのがおすすめ サッシを掃除する方法を説明してきましたが、やはりこまめに掃除を行うのは難しいと感じる方、忙しくてサッシの掃除が後回しになってしまう方は、掃除のプロに任せましょう。 掃除のプロなら窓・サッシがピカピカに蘇ります。掃除道具を揃えることも、手が汚れることもなく、楽できるのが大きなポイントです。いつも頑張っている自分へのご褒美として依頼するのもおすすめです。プロが掃除をしている間の時間は、自分の好きなことをする時間にあてたり、何もせずくつろいだりと、自由に過ごせます。 サッシの掃除をプロに依頼した場合の費用目安 サッシの掃除をプロに依頼するとどのくらいの費用がかかるか気になるところです。通常サッシのみの掃除はなく、窓・サッシ・網戸のセットでのハウスクリーニングになります。窓の大きさで料金が変わってきます。小窓であれば1,000円~3,000円、腰高の窓や吹き出し窓も5,000円~6,000円、一間窓は7,000円~8,000円ほどで依頼できます。 詳しい料金を知りたいときは、依頼するクリーニング業者に問い合わせをして無料見積もりを出してもらうことをおすすめします。窓やサッシの掃除は頻繁にするものでもないので、一度汚れをリセットしてスッキリさせるには手頃な値段でしょう。 サッシ掃除を依頼する場合の業者の選び方 サッシの掃除を依頼する業者を選ぶときには掃除プランや費用、クチコミなどをチェックしてから選びましょう。大手の掃除業者は掃除技術やスタッフの対応、料金が明確であるので間違いないですが、それなりに費用は高い場合もあります。費用だけみて安い業者を選んでしまうと対応が悪いうえ、作業が手抜きで掃除ができていないなどトラブルに巻き込まれる可能性があります。事前に相談ができて無料見積もりが出せる安心な業者を選ぶようにしましょう。 窓サッシを始めとしたベランダ掃除なら”クリーンクルー”へ ハウスクリーニング専門のクリーンクルーなら、窓やサッシの掃除も、高い技術で納得の仕上がりが期待できます。プロの厳しい目ですみずみまで徹底的に洗浄して、窓の透明度がアップするので、部屋の明るさが変わります。 クリーンクルーの窓・サッシクリーニングプランは通常価格が8,000円です。仕上がりに自信があるからキレイが長続きします。除菌吹き上げや窓を特殊コーティング剤で防汚撥水加工できるオプションメニューも充実しています。クリーニング業者選びに迷ったら、ぜひお気軽に相談してください。 まとめ サッシは屋内・屋外両方の要因で汚れが付着する複雑な場所です。季節を問わず一年中汚れにさらされるので、気づいたときには汚れが溜まってカビだらけになってしまいます。汚れを放置するとサッシや窓の劣化が早まり、修理や交換など余計な費用がかかる可能性もあります。 こまめに掃除できるのが理想的ですが、実際は後回しになってしまう方も多くいます。なかなかサッシ掃除まで手が回らないときには、思い切ってプロに頼る方法もおすすめです。汚れを一度リセットさせたら、簡単な掃除方法から試していき、キレイなサッシをキープし続けていきましょう。 クリーンクルーの窓クリーニング・サッシ掃除
サッシの汚れは落とすのが大変な汚ればかりです。外から運ばれてくるホコリや砂、梅雨時雨や寒さによる結露でカビなどさまざまです。しかも掃除してもあっという間にまた新しい汚れで掃除するのも億劫な気持ちになってしまいます。今回は、サッシの掃除方法について、簡単な方法から念入りな掃除方法までご紹介します。頑固なカビの掃除方法も紹介しますので、ぜひ試してください。
窓サッシにつく汚れの種類と原因
サッシに付く汚れの種類と原因は外から運ばれてくるものと、家の中で発生するゴミに別れます。汚れの種類と原因を把握しておきましょう。
1:砂・ホコリ・花粉・排気ガスの粉じん
サッシに付く汚れのうち、砂・ホコリ・花粉・排気ガスの粉じんは外から運ばれてくるものです。目に見えにくい汚れなので、気が付かないうちに溜まってしまいます。また、雨や結露で濡れるとサッシにこびり付いてしまい、掃除するのが大変なためとても厄介です。天候や住環境で運ばれる汚れの量も変わってきます。台風などの暴風の後は特に汚れが溜まっているので、天候が落ち着いてからサッシの掃除をしましょう。
2:カビ
サッシに付くカビ汚れは部屋の中で発生するものが多く、放っておくと菌が空気中に浮遊してしまいます。カビ菌の浮遊した空気を吸い込むと喘息やアレルギーなど健康被害が起こる可能性があるので、カビを見つけたらすぐ掃除しましょう。カビができる原因には、屋外との寒暖差による結露や、台風や暴風雨による水分の染み込みが考えられます。梅雨の時期や寒い時期などはサッシや窓に結露や水分が染みていないかチェックをして、こまめに拭き取りましょう。
簡単な窓サッシの掃除《月1回・5~10分程度》
気軽にできる、サッシの簡単な掃除方法をご紹介します。行う頻度は1か月に1回でOKです。10分ほどの簡単な掃除なので、毎月気がついたときにササっとやって、汚れを取り除きましょう。季節によっては花粉や黄砂などが付着しやすくなるため、1か月に数回掃除が必要になるときもあります。同じ家の中でも、窓の位置や形・環境によって汚れの溜まり方は異なります。窓サッシのある環境についても、どのような汚れが溜まりやすいのか把握しておきましょう。
簡単な窓サッシ掃除で用意するもの
・使い古した歯ブラシ
・ぞうきんまたはキッチンペーパー
・掃除機またはほうき
簡単な窓サッシ掃除の手順
1.掃除機でサッシのホコリや砂などのゴミを吸い取る。端の方は使用済み歯ブラシやほうきでかき出す
2.ぞうきんやキッチンペーパーを濡らしてこびり付いた汚れを拭き取る
3.乾かして完了
手軽にできる簡単な掃除方法です。サッシ専用にミニほうきを窓の近くにおいて、いつでも掃除ができるように準備しておくと、換気をするついでに行えるので習慣化しやすいでしょう。
窓の簡単な掃除方法を解説!時短のコツやピカピカになる便利アイテムもご紹介
念入りな窓サッシの掃除《年2回程度(大掃除など)》
サッシについたひどい汚れは、念入りに掃除を行いましょう。年末の大掃除に、サッシ掃除をやろうとしている方も多いのではないでしょうか。年末の寒い時期にサッシ掃除を行うと、窓を開けっ放しにするので部屋も体も冷えてしまいます。サッシの掃除は、気温の高い春や夏に行うのがおすすめです。花粉や黄砂など溜まった汚れが固まってしまう前に、風のない晴れた日にしっかり掃除をして、きれいな状態で新しい季節を迎えましょう。サッシの念入り掃除は1年に1回で充分ですが、汚れの溜まり具合によって必要であれば行うようにしてください。
念入りな窓サッシ掃除で用意するもの
・掃除機またはほうき
・使用済みの歯ブラシ
・つまようじ
・メラミンスポンジ
・500mlのペットボトル
・水
・ぞうきん
・ドライヤー
念入りな窓サッシ掃除の手順
サッシが乾いている状態で掃除をするようにします。早く乾かしたいときはドライヤーや扇風機を使って、湿気を飛ばしてから行いましょう。
1.葉っぱや土のかたまりなど大きなゴミは先に手で取り除いておく
2.ホコリや砂などのゴミを掃除機で吸い取る
3.掃除機で吸えなかったゴミをつまようじや使用済み歯ブラシでかき出す
4.サッシのレール幅に合わせてメラミンスポンジに切り込みを入れる
5.メラミンスポンジに水を含ませて、サッシのレール部分の汚れをこすり落とす
6.ペットボトルに水を入れてサッシの汚れを洗い流す
7.乾いたぞうきんで水分を拭き取って仕上げる
軽い汚れの場合には、新聞紙を使って掃除してもキレイに汚れが落とせます。溜まった汚れをとことん落としたいときは、ストッキングを使うと細かい汚れが落とせて、ピカピカの状態が蘇ります。
窓サッシのカビを掃除する方法
冬になると窓やサッシに結露がついて、窓の近くはビショビショになってしまいます。水滴を落としても、湿気が残っていれば空気中の菌が汚れと合わさって、黒カビへと姿を変えます。サッシについた黒カビはスポンジや中性洗剤では落とせません。
頑固な黒カビは、重曹とクエン酸を使ってスッキリキレイに落としましょう。重曹は自然素材なので、赤ちゃんやペットのいる家庭でも安心して使えます。
窓サッシのカビ掃除で用意するもの
・クエン酸
・重曹
・水
・ぞうきんまたはキッチンペーパー
窓サッシのカビ掃除の手順順
1.クエン酸小さじ2杯と重曹小さじ2杯を粉のまま混ぜ合わせる
2.カビに1で混ぜた粉をふりかける
3.水を少しずつかける
4.発砲してきたらそのまま30分ほど放置する
5.ぞうきんでカビと重曹・クエン酸を水拭きする
6.仕上げにぞうきんで乾拭きする
重曹・クエン酸の発泡パワーで、こびりついたカビを浮かせて拭き取りやすくします。クエン酸がないときには、お酢でも代用できます。この泡は無害なので安心して掃除ができますが、これだけでは落としきれない汚れもあります。
市販の強力なカビ取り剤を使用してカビをとることもできますが、サッシの素材によって使用できなかったり、劣化の原因になったりします。自分でカビを落とすのが難しいときは、クリーニングのプロに依頼してキレイにしてもらいましょう。
窓サッシ掃除の裏技を紹介
サッシの掃除の裏技としておすすめなのが木工用接着剤です。掃除に木工用接着剤とは思いもよらぬアイテムですが、お助けグッズとしていい仕事をしてくれます。
やり方は、隅の方の落としきれなかったホコリやゴミに木工用接着剤をたっぷり塗り、乾かして剝がすだけと非常に簡単です。固まった接着剤にホコリやゴミが付いて、きれいに取れます。
窓サッシ掃除に便利な道具・おすすめグッズ4選
もっと手軽にサッシ掃除を行いたい方は、便利な道具やグッズを利用するのがおすすめです。より効率的に素早く掃除ができるので時短になり、掃除のハードルが下げられます。また、こまめな掃除を習慣化できれば、頑固な汚れがこびり付くのを防げるので、日々の掃除が楽になります。
ウェットティッシュ・ウェットシートを使用する
ウェットティッシュやウェットシートはサッシや窓を拭くのに丁度よく、いつでも手軽に掃除できます。拭いた後はゴミ箱に捨てるだけなので、掃除後の片付けの手間もかかりません。テーブルや棚の掃除をしたものをサッシ掃除に使用すれば、より多くの場所を掃除できてゴミも減らせ、シートも節約でき経済的です。また、アルコール除菌できるシートを使用すれば、カビ予防もできて一石二鳥になります。
ハケや筆・マイクロファイバーの布巾を使う
ハケや筆を水で濡らしてサッシを掃除すると、汚れをきれいに絡み取れます。サッシの砂やホコリなどをかき出すアイテムとしても使えて便利です。
柄の長いハケや筆を使うと高い場所でも手が届き、身長の低い方でも無理なく効率的に掃除ができます。手が汚れにくいのもうれしいポイントです。
汚れを落とせたら、マイクロファイバーのふきんで水気を拭き取って乾かしましょう。
新聞紙や古紙を使う
新聞を取っている家庭なら、新聞紙はいつでも手に入る掃除アイテムです。新聞に使われているインクは油分を分解して汚れを落としやすくします。掃除範囲の広い窓やサッシは、洗剤を使うと落としきるのが大変です。新聞紙を利用すると洗剤を使用しないで済むので、洗い流す手間と時間が省けます。
掃除手順は、新聞紙を握れるほどの大きさに丸めたものをいくつか用意します。半分は水拭き用、半分は乾拭き用に分けます。ぬるま湯で新聞紙を濡らして絞り、窓ガラスやサッシを上から下へとまんべんなく拭いていきます。全体が拭けたら、乾拭き用の新聞紙で水分をくまなく拭き取ります。新聞紙はそのまま捨てるだけなので、後片付けも簡単です。
セスキソーダや重曹を使う
セスキソーダや重曹は天然素材なので、多少飛び散っても体に害がないのが安心です。小さなお子さんやペットのいるご家庭におすすめです。
セスキソーダは500mlの水に小さじ1杯の割合で混ぜ合わせ、それぞれをスプレーボトルに入れてセスキソーダスプレーを作ります。窓全体に吹きかけて、時間を置かずにマイクロファイバークロスで乾拭きします。白く跡が残りやすいので再度水拭きをして、乾拭きをするときれいに仕上がります。
セスキソーダがないときは重曹でも代用できます。重曹は200mlのぬるま湯に小さじ2杯入れてよく混ぜます。セスキソーダ同様に窓全体に吹きかけてから、すぐにマイクロファイバークロスで乾拭きします。
100均アイテムを活用する
100均は生活雑貨を豊富に取り揃えているので、家事を時短できるアイテムもたくさんあり、忙しい人の強い味方です。もちろん、サッシの掃除を楽にするアイテムもあるので使わない手はありません。例えばペットボトルにブラシを取り付ける掃除道具は、ペットボトルに水を入れるとブラシの部分から水が染み出て、サッシを水洗いできる優れものです。バケツやホースを用意する手間が省けて、ちょっと掃除したいときに便利です。ほかにも常に新しいアイテムが発売されています。「こんなものが欲しかった!」と思うものに出会える楽しみは、100均を利用する醍醐味の一つです。
スポンジをマンゴーカットにする
普通のスポンジにマス目状の切り込みを入れてできるマンゴーカットスポンジは、サッシのレールを掃除するのに非常に役立つアイテムです。レールに合わせてカットすれば、サッシにぴったりフィットして、細かい汚れもキャッチできます。スポンジに角がたくさんできるので、線で切込みを入れたものよりもより汚れが落としやすくなります。複数の列を一度に掃除できるので時間の節約にもつながります。
スポンジは新品を使うのではなく、食器洗いなどで使用していたものを再利用すれば、エコで経済的です。
カビ取りスプレー
サッシに付いてしまった頑固なカビには、カビ取り専用のスプレーがおすすめです。重曹やクエン酸では落とせなかったときのために備えておくと便利です。水回りのカビ全般に使えるカビ取り洗剤を準備しておくと、家中のカビ対策に利用できます。カビ取り洗剤は強力な薬品なため、ほかの薬品と混ざらないよう注意が必要です。使用する場合は換気をよくし、ゴム手袋をして皮膚に洗剤が付くのを防ぎます。一度で落としきれなかった頑固なカビには、キッチンペーパーやラップなどでパックをし、30分から1時間放置すると落としやすくなります。
水圧ブラシ
ペットボトルに取り付ける水圧ブラシは、サッシを掃除するのに非常に便利なアイテムです。ポンプを前後させて加圧し、レバーを押すとブラシから水が出ます。ブラシで汚れをこすり落とし、そのまま汚れを洗い流せるのでバケツを用意する手間が省けます。ポンプがないものだと100均でも手に入れられるので、気軽に試せます。ペットボトルの水を使うので、ホースが届かない場所や小さな窓など家中のサッシに使えるのが便利です。電気やモーターを使用しないので、電気代もかかりません。音も静かで、ご近所への騒音問題も気にすることなく使えます。
窓サッシの掃除ついでにやりたい窓ガラス・網戸の掃除
窓サッシの掃除をしたら、ついでに窓ガラス・網戸の掃除も行いましょう。サッシがキレイでも窓ガラスや網戸に付いた汚れを放置していたら、結局はサッシにも汚れが移動してしまいます。窓ガラス・網戸はサッシと一体として考え、すべてきれいにして気持ちよい空気を部屋へ送りましょう。サッシにつく黒カビなどは窓ガラスの結露から発生するものがほとんどです。窓サッシと窓ガラスをセットで掃除することを習慣化しましょう。
ベランダ掃除の手順は?マンション暮らしでもできる方法と注意点を解説
念入りな掃除はプロに任せるのがおすすめ
サッシを掃除する方法を説明してきましたが、やはりこまめに掃除を行うのは難しいと感じる方、忙しくてサッシの掃除が後回しになってしまう方は、掃除のプロに任せましょう。
掃除のプロなら窓・サッシがピカピカに蘇ります。掃除道具を揃えることも、手が汚れることもなく、楽できるのが大きなポイントです。いつも頑張っている自分へのご褒美として依頼するのもおすすめです。プロが掃除をしている間の時間は、自分の好きなことをする時間にあてたり、何もせずくつろいだりと、自由に過ごせます。
サッシの掃除をプロに依頼した場合の費用目安
サッシの掃除をプロに依頼するとどのくらいの費用がかかるか気になるところです。通常サッシのみの掃除はなく、窓・サッシ・網戸のセットでのハウスクリーニングになります。窓の大きさで料金が変わってきます。小窓であれば1,000円~3,000円、腰高の窓や吹き出し窓も5,000円~6,000円、一間窓は7,000円~8,000円ほどで依頼できます。
詳しい料金を知りたいときは、依頼するクリーニング業者に問い合わせをして無料見積もりを出してもらうことをおすすめします。窓やサッシの掃除は頻繁にするものでもないので、一度汚れをリセットしてスッキリさせるには手頃な値段でしょう。
サッシ掃除を依頼する場合の業者の選び方
サッシの掃除を依頼する業者を選ぶときには掃除プランや費用、クチコミなどをチェックしてから選びましょう。大手の掃除業者は掃除技術やスタッフの対応、料金が明確であるので間違いないですが、それなりに費用は高い場合もあります。費用だけみて安い業者を選んでしまうと対応が悪いうえ、作業が手抜きで掃除ができていないなどトラブルに巻き込まれる可能性があります。事前に相談ができて無料見積もりが出せる安心な業者を選ぶようにしましょう。
窓サッシを始めとしたベランダ掃除なら”クリーンクルー”へ
ハウスクリーニング専門のクリーンクルーなら、窓やサッシの掃除も、高い技術で納得の仕上がりが期待できます。プロの厳しい目ですみずみまで徹底的に洗浄して、窓の透明度がアップするので、部屋の明るさが変わります。
クリーンクルーの窓・サッシクリーニングプランは通常価格が8,000円です。仕上がりに自信があるからキレイが長続きします。除菌吹き上げや窓を特殊コーティング剤で防汚撥水加工できるオプションメニューも充実しています。クリーニング業者選びに迷ったら、ぜひお気軽に相談してください。
まとめ
サッシは屋内・屋外両方の要因で汚れが付着する複雑な場所です。季節を問わず一年中汚れにさらされるので、気づいたときには汚れが溜まってカビだらけになってしまいます。汚れを放置するとサッシや窓の劣化が早まり、修理や交換など余計な費用がかかる可能性もあります。
こまめに掃除できるのが理想的ですが、実際は後回しになってしまう方も多くいます。なかなかサッシ掃除まで手が回らないときには、思い切ってプロに頼る方法もおすすめです。汚れを一度リセットさせたら、簡単な掃除方法から試していき、キレイなサッシをキープし続けていきましょう。
クリーンクルーの窓クリーニング・サッシ掃除