魚焼きグリルの掃除方法を徹底解説!頑固な汚れへの対処法やきれいに使うコツも紹介! コラムハウスクリーニングキッチン 公開日:2023年06月22日 更新日:2023年06月22日 【目次】 ・魚焼きグリルの汚れの種類は2種類 ・魚焼きグリルの掃除全体の流れ ・魚焼きグリルの受け皿と網の掃除方法 ・魚焼きグリル庫内の掃除方法 ・魚焼きグリルの臭いを取る方法はある? ・魚焼きグリルにもオキシ漬けは有効? ・魚焼きグリルをきれいに使うコツ・ポイント ・頑固な汚れや臭いはクリーンクルーにおまかせ ・まとめ 魚焼きグリルの汚れの種類は2種類 魚焼きグリルの汚れは主に2種類で、焦げ付くものと油による汚れがあります。汚れの種類によって掃除の方法も異なるため、まずは魚焼きグリルの汚れの種類を見分けるようにしましょう。 1:焦げ付き 魚焼きグリルを使うと、食材の焦げ付きによる汚れが網に付きます。魚や肉などは焦げ目が付いたほうが香ばしい臭いがして美味しくなるため、あえて魚焼きグリルで焦がす場合もあります。 焦げ目を付けるときに魚焼きグリルの網が一緒に焦げ付いてしまうことも多く、放置すると頑固な汚れとなりなかなか落ちにくくなります。 2:油汚れ 魚や肉などを焼くと油汚れが付いてしまいます。魚焼きグリルで焼くことで食材に含まれる油が適度に落ちて、ヘルシーで美味しい仕上がりになりますが、庫内や受け皿などに油汚れが飛び散ってしまいます。油汚れもすぐに掃除をしないと、落ちにくい汚れとして残ってしまいます。 魚焼きグリルの掃除全体の流れ 魚焼きグリルを掃除するときは、受け皿と網、グリルの庫内の奥や両脇などを掃除します。ポイントは魚焼きグリルを使ってすぐに掃除をすることです。汚れが乾いてこびりつかないうちに掃除をすると簡単に落とせます。 受け皿や網は取り外せるため、中性洗剤をスポンジに付けて洗いましょう。汚れが落ちにくい場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤を使うと、酸性が中和されて汚れがよく落ちます。 火傷しない程度に庫内の温度が下がったら、食器用の中性洗剤とふきんを使って掃除します。ふきんを濡らして中性洗剤を付けて汚れを拭き落としましょう。最後に水で濡らしたふきんで水拭きします。 注意点 魚焼きグリルは、焦げ付きや油汚れなど頑固でなかなか落ちない汚れがこびりついてしまうことが少なくありません。これらの頑固な汚れを落とそうとスチールたわしなどを使って力を入れて掃除したくなりますが、強くこするのはやめましょう。 魚焼きグリルの網の表面や受け皿には、汚れや傷が付かないようにコーティングされている製品も多く、掃除のときに力を入れすぎるとコーティングがはがれてしまう場合があります。 魚焼きグリルに落ちにくい汚れが付いてしまった場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダを使って力を入れずに丁寧に落とすことが大切です。時間をかけるときれいに落とせるので、焦らず掃除しましょう。 また、使ってすぐに魚焼きグリルを掃除すると汚れが落ちやすいですが、火傷には十分注意してください。 魚焼きグリルの受け皿と網の掃除方法 魚焼きグリルの受け皿と網は、使用後すぐに掃除する場合と時間が経ってから掃除する場合では掃除の仕方が異なります。 使ってすぐならば汚れを落としやすいですが、時間が経ってしまうと汚れがこびりついてしまい、魚焼きグリルを傷つけないよう洗剤を使ってきれいに落とすまで時間がかかります。 洗うタイミングによって落としにくさが変わってくるので、なるべく使用後すぐに掃除するようにしましょう。 ここでは使用後だけではなく、時間が経ったときの汚れの落とし方も紹介します。 魚焼きグリル使用後の掃除方法 魚焼きグリルを使用してすぐに掃除するときの方法です。汚れがこびりついていなければ以下のものがあればきれいに掃除できます。 ・食器用中性洗剤 ・ふきん 火傷しない程度に受け皿や網が冷めたら取り出して、中性洗剤をふきんに付けて汚れを落としましょう。焦げ付きもすぐに掃除すれば比較的簡単に落とせます。もしなかなか焦げ付きが落ちないときは、ぬるま湯に少し漬けておきましょう。焦げ付いた部分がふやけて汚れが浮いてきます。 使用後すぐに掃除できれば、2つの道具だけで魚焼きグリルの受け皿と網をきれいに掃除できます。 時間が経った頑固な汚れを落とす掃除方法 魚焼きグリルを使用してすぐに掃除ができなかった場合や汚れを見逃してこびりついてしまったときは、次のようなものを使って掃除しましょう。 ・重曹またはキセスキ炭酸ソーダ ・ふきん ・ビニール袋 ・スポンジ ・使い古しの歯ブラシ 重曹やセスキ炭酸ソーダを使って水溶液を作ります。水またはぬるま湯500mlに対して重曹なら大さじ2、セスキ炭酸ソーダの場合は小さじ1を入れます。 受け皿と網を外して大きめのビニール袋などに入れて、水溶液に30分ほど浸します。 その後、受け皿と網を取り出してスポンジで汚れを落としていきましょう。細かい部分は歯ブラシを使うとよく落ちます。また、歯ブラシの代わりにメラミンスポンジを使う方法もおすすめです。水でよく洗い、流して乾かしてから魚焼きグリルに受け皿と網を戻します。 水溶液を作るときには、重曹とセスキ炭酸ソーダどちらを使っても問題ありませんが、焦げ付きがひどい場合は、重曹がおすすめです。重曹には研磨効果があるため、汚れが落ちやすくなります。少量の水に重曹を混ぜてペースト状にして、焦げ付きをこするようにしましょう。 魚焼きグリル庫内の掃除方法 魚焼きグリルの庫内の掃除方法についても紹介します。庫内も受け皿や網と同じように掃除するタイミングによって汚れの落ち具合が変わります。魚焼きグリルの庫内は、受け皿や網のように取り外して掃除ができないため、なるべく使用後すぐに掃除するのがベストです。 特に庫内の奥や隅の方に汚れがこびりついてしまうと落とすのが大変なので、なるべくこまめに使用後に掃除するよう心がけましょう。すぐに掃除できれば、魚焼きグリルをいつもきれいな状態に保てます。 魚焼きグリル使用後の掃除方法 使用後すぐに魚焼きグリルを掃除する場合は、2つのものがあれば簡単に汚れを落とせます。 ・食器用中性洗剤 ・ふきん ふきんは少し濡らしてから中性洗剤をつけます。グリルの庫内が完全に冷めてしまわないうちに、ふきんで汚れを落としていきましょう。使ってすぐに汚れを落とせばこれだけでも簡単にきれいになります。 食器用中性洗剤もふきんもキッチンに常にあるものなので、魚焼きグリルでの調理が終わって庫内が触れる程度になったら手早く掃除してしまうのがおすすめです。 時間が経った頑固な汚れを落とす掃除方法 次は時間が経ってしまった魚焼きグリルの庫内や、落とし忘れてしまった頑固な汚れを落とす方法です。以下のものを用意しましょう。 ・重曹またはセスキ炭酸ソーダ ・ふきん ・キッチンペーパー ・食品用のラップ ・菜箸 ・クリームクレンザー ・輪ゴム 重曹またはセスキ炭酸ソーダを使って水溶液を作ります。カップに水250mlの水と重曹大さじ1またはセスキ炭酸ソーダ小さじ2分の1を入れます。セスキ炭酸ソーダを使う場合は、重曹の約半分と覚えておきましょう。 受け皿と網を取り外してから、水溶液をつけたキッチンペーパーをグリル庫内の汚れの部分に貼り付けます。グリル庫内のバーナーや電子部品にはキッチンペーパーが触れないようにしましょう。 キッチンペーパーの上から食品用ラップを被せて30分ほど放置します。30分後、キッチンペーパーと食品用ラップをはがしてふきんで汚れを拭くときれいに落とせます。 庫内の奥や隅の方の汚れには、菜箸を使いましょう。菜箸に濡らしたキッチンペーパーを巻いて、輪ゴムで止めます。クリームクレンザーを少量つけて汚れを落としてください。 拭き残しがないように丁寧に拭き取ってからよく乾かして、受け皿と網を元に戻します。 魚焼きグリルの臭いを取る方法はある? 魚焼きグリルは、汚れだけではなく魚を焼いた後の臭いが気になることがあります。掃除すると多くの場合臭いも取れますが、臭いが残ってしまった場合は、空焼きしたり出がらしを加熱したりすることで臭いを消せます。 お茶やコーヒーなどの出がらしを使う お茶の出がらしやコーヒーを淹れた後に残るかすを使って、魚焼きグリルの臭いを取れます。お茶の出がらしには消臭効果があります。またコーヒーのかすには、無数の穴が開いていて臭いをキャッチしてくれます。 出がらしやコーヒーかすをグリルの受け皿に薄く広げてから、5分ほどグリルを加熱しましょう。 加熱することで、お茶がらやコーヒーのかすが臭いを取ってくれます。加熱後は熱が冷めてからお茶がらやコーヒーかすを捨てましょう。 この方法なら、身近なお茶やコーヒーなどの飲み物を淹れた後の出がらしを使えるので、無駄なく魚焼きグリルの臭いを取れるので一石二鳥です。 空焼きする 魚焼きグリルの庫内を掃除してから、網を取り出した状態で5分ほど空焼きをすることで魚焼きグリルの庫内の臭いが取れます。 庫内を空焼きすると油が付きにくくなるので、魚焼きグリルに臭いが付くのを防ぐ効果も期待できます。 また、重曹を使ってもよいでしょう。重曹は、油汚れによる臭いを分解して消す力を持っています。お茶の出がらしやコーヒーのかすと同様に、体に害がないものなので安心して使えるでしょう。 重曹を魚焼きグリルの受け皿にかけてしばらく置いておくと臭いが取れます。重曹は空気に触れると消臭効果が高まるため、薄く全体にかけるようにしましょう。 魚焼きグリルにもオキシ漬けは有効? 魚焼きグリルを掃除するときに、オキシクリーンを使う方法もあります。オキシクリーンは、酸素系漂白剤の1種です。食器洗いやキッチン、トイレ、リビング、浴室などさまざまな使用用途があり、万能クリーナーとも呼ばれています。 酸性の汚れを中和して落とせるので油汚れなどにもおすすめです。オキシクリーンはアメリカ製と日本製がありますが、界面活性剤と柔軟剤が入っているかどうかの違いで洗浄力には違いはありません。 用意する道具とオキシ漬けの手順 魚焼きグリルをオキシクリーンで掃除する際は、以下のものを用意しましょう。 ・オキシクリーン ・ゴム手袋 ・焼き網や受け皿が入る容器 ・使い古しの歯ブラシ ・メラミンスポンジ ・ぞうきん ・マイクロファイバークロス まずは、受け皿や網を取り外します。ゴム手袋をつけてから、受け皿や網が入る容器またはキッチンのシンクなどに40〜60度のお湯を入れてオキシクリーンを入れます。オキシクリーンの容器に使用量の目安は書いてありますが、4リットルのお湯に対して付属のスプーン1〜2杯を溶かしましょう。 そのまま2時間程度放置した後、歯ブラシやメラミンスポンジを使って汚れを落とします。汚れが落ちたら、水をしっかり絞ったぞうきんで受け皿や網を拭きます。最後にマイクロファイバークロスで水気をしっかり拭き取って元に戻せば完了です。 オキシクリーンを使う場合は、オキシ漬けをする必要があります。少し時間を取って掃除できるときに、しっかりつけ置きをしましょう。 魚焼きグリルをきれいに使うコツ・ポイント 魚焼きグリルが汚れないようにきれいに使うためには、重曹やアルミホイル、片栗粉などを使う方法が効果的です。どの材料も普段家にあるものばかりなので、すぐに試せます。ちょっとした手間をかけるだけで魚焼きグリルを長くきれいな状態に保てるので、ぜひやってみてください。 アルミホイルを使う アルミホイルを網の上に敷いて使うと焦げ付きを防いで、受け皿に油が落ちなくて済むので魚焼きグリルをきれいに使えます。アルミホイルを使うときには、火が移らないよう注意しましょう。 魚の油がアルミホイルに溜まって引火する可能性があります。また、魚焼きグリルの種類によっては、アルミホイルを使用する際の注意書きがあるタイプもあるので、アルミホイルを使える魚焼きグリルかどうか最初にチェックしましょう。 重曹を入れる 重曹は、掃除だけではなく魚焼きグリルをきれいに使いたいときにも使用できます。魚焼きグリルを使う前に、300mlの水に重曹大さじ4杯を溶かして受け皿に入れておきましょう。 魚焼きグリルを使った後は、そのまま洗い流せば汚れが落ちやすく、すぐにきれいになります。 片栗粉を入れる 重曹の代わりに片栗粉を使う方法もあります。重曹と同じように、使う前に魚焼きグリルの受け皿に水300mlと片栗粉大さじ4杯を入れて混ぜておきます。 魚を焼いたときに出る油が、受け皿に落ちて片栗粉と混ざるので、そのまま使用後は片栗粉が冷えて固まるまで待ってから受け皿から取り出しましょう。固まってしまえば簡単にはがせるので、受け皿の汚れをすぐにきれいにできます。 予熱してから使う 魚焼きグリルの使用前に予熱することで焦げ付きを防げます。調理する前に3分ほど予熱しておきましょう。予熱は焦げ付きを防ぐだけではなく、食材を美味しく焼き上げる働きもあるためおすすめです。 グリルストーンを使う グリルストーンは、100円ショップなどでも売られている、グリルをきれいに使うためのアイテムです。グリルストーンを受け皿に敷いておくと油を吸収し、臭いが発生するのを抑えてくれる働きがあります。 また、グリルストーンの遠赤外線効果で魚や食材をふっくら焼き上げる効果もあります。グリルをきれいに使いながら、美味しく調理したいならグリルストーンがおすすめです。 一般的に3回ほど使ったら交換しますが、使い終わったグリルストーンは観葉植物の肥料として使えます。 頑固な汚れや臭いはクリーンクルーにおまかせ 魚焼きグリルを自分で掃除してもなかなか頑固な汚れや臭が取れないときには、クリーンクルーがおすすめです。油汚れや臭いなども含めてキッチンをきれいにしてくれるプランなら、キッチンまるごとすべてピカピカにしてくれます。 プロの技術で細かいところの汚れまでしっかり落としてくれるので、快適なキッチンが蘇ります。部分的な掃除を時間で依頼することもできるので、きれいにしたいところだけを頼むのもおすすめです。 キッチンに関するクリーニングの費用相場 ハウスクリーニングを請け負う業者のキッチンのクリーニングの費用相場を見てみましょう。 クリーンクルー A社 B社 C社 D社 18,700円 33,000円 18,700円 16,500円 18,150円 料金だけを見るとどの業者も差があまりないように見えますが、魚焼きグリルはオプションで付けないといけないところもあるため、実際に見積もりを取ると高くなってしまう場合があります。 キッチンクリーニングの作業内容や範囲については、必ず見積もりで確認するようにしましょう。 まとめ 魚焼きグリルは、食材の余分な油を落として香ばしい焦げ目をつけながら調理ができる便利な器具ですが、汚れが付きやすいためこまめな掃除が必要です。 使用後、温かいうちに掃除すると汚れがこびりつかずに落とせるので、なるべくすぐに掃除をする習慣をつけるとよいでしょう。時間が経ってしまってから魚焼きグリルを掃除する場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使うと楽に汚れを落とせます。 頑固な汚れが落ちない場合は、プロのハウスクリーニングを利用するのもおすすめです。 クリーンクルーのキッチンのお掃除・クリーニング
魚焼きグリルの汚れの種類は2種類
魚焼きグリルの汚れは主に2種類で、焦げ付くものと油による汚れがあります。汚れの種類によって掃除の方法も異なるため、まずは魚焼きグリルの汚れの種類を見分けるようにしましょう。
1:焦げ付き
魚焼きグリルを使うと、食材の焦げ付きによる汚れが網に付きます。魚や肉などは焦げ目が付いたほうが香ばしい臭いがして美味しくなるため、あえて魚焼きグリルで焦がす場合もあります。
焦げ目を付けるときに魚焼きグリルの網が一緒に焦げ付いてしまうことも多く、放置すると頑固な汚れとなりなかなか落ちにくくなります。
2:油汚れ
魚や肉などを焼くと油汚れが付いてしまいます。魚焼きグリルで焼くことで食材に含まれる油が適度に落ちて、ヘルシーで美味しい仕上がりになりますが、庫内や受け皿などに油汚れが飛び散ってしまいます。油汚れもすぐに掃除をしないと、落ちにくい汚れとして残ってしまいます。
魚焼きグリルの掃除全体の流れ
魚焼きグリルを掃除するときは、受け皿と網、グリルの庫内の奥や両脇などを掃除します。ポイントは魚焼きグリルを使ってすぐに掃除をすることです。汚れが乾いてこびりつかないうちに掃除をすると簡単に落とせます。
受け皿や網は取り外せるため、中性洗剤をスポンジに付けて洗いましょう。汚れが落ちにくい場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性の洗剤を使うと、酸性が中和されて汚れがよく落ちます。
火傷しない程度に庫内の温度が下がったら、食器用の中性洗剤とふきんを使って掃除します。ふきんを濡らして中性洗剤を付けて汚れを拭き落としましょう。最後に水で濡らしたふきんで水拭きします。
注意点
魚焼きグリルは、焦げ付きや油汚れなど頑固でなかなか落ちない汚れがこびりついてしまうことが少なくありません。これらの頑固な汚れを落とそうとスチールたわしなどを使って力を入れて掃除したくなりますが、強くこするのはやめましょう。
魚焼きグリルの網の表面や受け皿には、汚れや傷が付かないようにコーティングされている製品も多く、掃除のときに力を入れすぎるとコーティングがはがれてしまう場合があります。
魚焼きグリルに落ちにくい汚れが付いてしまった場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダを使って力を入れずに丁寧に落とすことが大切です。時間をかけるときれいに落とせるので、焦らず掃除しましょう。
また、使ってすぐに魚焼きグリルを掃除すると汚れが落ちやすいですが、火傷には十分注意してください。
魚焼きグリルの受け皿と網の掃除方法
魚焼きグリルの受け皿と網は、使用後すぐに掃除する場合と時間が経ってから掃除する場合では掃除の仕方が異なります。
使ってすぐならば汚れを落としやすいですが、時間が経ってしまうと汚れがこびりついてしまい、魚焼きグリルを傷つけないよう洗剤を使ってきれいに落とすまで時間がかかります。
洗うタイミングによって落としにくさが変わってくるので、なるべく使用後すぐに掃除するようにしましょう。
ここでは使用後だけではなく、時間が経ったときの汚れの落とし方も紹介します。
魚焼きグリル使用後の掃除方法
魚焼きグリルを使用してすぐに掃除するときの方法です。汚れがこびりついていなければ以下のものがあればきれいに掃除できます。
・食器用中性洗剤
・ふきん
火傷しない程度に受け皿や網が冷めたら取り出して、中性洗剤をふきんに付けて汚れを落としましょう。焦げ付きもすぐに掃除すれば比較的簡単に落とせます。もしなかなか焦げ付きが落ちないときは、ぬるま湯に少し漬けておきましょう。焦げ付いた部分がふやけて汚れが浮いてきます。
使用後すぐに掃除できれば、2つの道具だけで魚焼きグリルの受け皿と網をきれいに掃除できます。
時間が経った頑固な汚れを落とす掃除方法
魚焼きグリルを使用してすぐに掃除ができなかった場合や汚れを見逃してこびりついてしまったときは、次のようなものを使って掃除しましょう。
・重曹またはキセスキ炭酸ソーダ
・ふきん
・ビニール袋
・スポンジ
・使い古しの歯ブラシ
重曹やセスキ炭酸ソーダを使って水溶液を作ります。水またはぬるま湯500mlに対して重曹なら大さじ2、セスキ炭酸ソーダの場合は小さじ1を入れます。
受け皿と網を外して大きめのビニール袋などに入れて、水溶液に30分ほど浸します。
その後、受け皿と網を取り出してスポンジで汚れを落としていきましょう。細かい部分は歯ブラシを使うとよく落ちます。また、歯ブラシの代わりにメラミンスポンジを使う方法もおすすめです。水でよく洗い、流して乾かしてから魚焼きグリルに受け皿と網を戻します。
水溶液を作るときには、重曹とセスキ炭酸ソーダどちらを使っても問題ありませんが、焦げ付きがひどい場合は、重曹がおすすめです。重曹には研磨効果があるため、汚れが落ちやすくなります。少量の水に重曹を混ぜてペースト状にして、焦げ付きをこするようにしましょう。
魚焼きグリル庫内の掃除方法
魚焼きグリルの庫内の掃除方法についても紹介します。庫内も受け皿や網と同じように掃除するタイミングによって汚れの落ち具合が変わります。魚焼きグリルの庫内は、受け皿や網のように取り外して掃除ができないため、なるべく使用後すぐに掃除するのがベストです。
特に庫内の奥や隅の方に汚れがこびりついてしまうと落とすのが大変なので、なるべくこまめに使用後に掃除するよう心がけましょう。すぐに掃除できれば、魚焼きグリルをいつもきれいな状態に保てます。
魚焼きグリル使用後の掃除方法
使用後すぐに魚焼きグリルを掃除する場合は、2つのものがあれば簡単に汚れを落とせます。
・食器用中性洗剤
・ふきん
ふきんは少し濡らしてから中性洗剤をつけます。グリルの庫内が完全に冷めてしまわないうちに、ふきんで汚れを落としていきましょう。使ってすぐに汚れを落とせばこれだけでも簡単にきれいになります。
食器用中性洗剤もふきんもキッチンに常にあるものなので、魚焼きグリルでの調理が終わって庫内が触れる程度になったら手早く掃除してしまうのがおすすめです。
時間が経った頑固な汚れを落とす掃除方法
次は時間が経ってしまった魚焼きグリルの庫内や、落とし忘れてしまった頑固な汚れを落とす方法です。以下のものを用意しましょう。
・重曹またはセスキ炭酸ソーダ
・ふきん
・キッチンペーパー
・食品用のラップ
・菜箸
・クリームクレンザー
・輪ゴム
重曹またはセスキ炭酸ソーダを使って水溶液を作ります。カップに水250mlの水と重曹大さじ1またはセスキ炭酸ソーダ小さじ2分の1を入れます。セスキ炭酸ソーダを使う場合は、重曹の約半分と覚えておきましょう。
受け皿と網を取り外してから、水溶液をつけたキッチンペーパーをグリル庫内の汚れの部分に貼り付けます。グリル庫内のバーナーや電子部品にはキッチンペーパーが触れないようにしましょう。
キッチンペーパーの上から食品用ラップを被せて30分ほど放置します。30分後、キッチンペーパーと食品用ラップをはがしてふきんで汚れを拭くときれいに落とせます。
庫内の奥や隅の方の汚れには、菜箸を使いましょう。菜箸に濡らしたキッチンペーパーを巻いて、輪ゴムで止めます。クリームクレンザーを少量つけて汚れを落としてください。
拭き残しがないように丁寧に拭き取ってからよく乾かして、受け皿と網を元に戻します。
魚焼きグリルの臭いを取る方法はある?
魚焼きグリルは、汚れだけではなく魚を焼いた後の臭いが気になることがあります。掃除すると多くの場合臭いも取れますが、臭いが残ってしまった場合は、空焼きしたり出がらしを加熱したりすることで臭いを消せます。
お茶やコーヒーなどの出がらしを使う
お茶の出がらしやコーヒーを淹れた後に残るかすを使って、魚焼きグリルの臭いを取れます。お茶の出がらしには消臭効果があります。またコーヒーのかすには、無数の穴が開いていて臭いをキャッチしてくれます。
出がらしやコーヒーかすをグリルの受け皿に薄く広げてから、5分ほどグリルを加熱しましょう。
加熱することで、お茶がらやコーヒーのかすが臭いを取ってくれます。加熱後は熱が冷めてからお茶がらやコーヒーかすを捨てましょう。
この方法なら、身近なお茶やコーヒーなどの飲み物を淹れた後の出がらしを使えるので、無駄なく魚焼きグリルの臭いを取れるので一石二鳥です。
空焼きする
魚焼きグリルの庫内を掃除してから、網を取り出した状態で5分ほど空焼きをすることで魚焼きグリルの庫内の臭いが取れます。
庫内を空焼きすると油が付きにくくなるので、魚焼きグリルに臭いが付くのを防ぐ効果も期待できます。
また、重曹を使ってもよいでしょう。重曹は、油汚れによる臭いを分解して消す力を持っています。お茶の出がらしやコーヒーのかすと同様に、体に害がないものなので安心して使えるでしょう。
重曹を魚焼きグリルの受け皿にかけてしばらく置いておくと臭いが取れます。重曹は空気に触れると消臭効果が高まるため、薄く全体にかけるようにしましょう。
魚焼きグリルにもオキシ漬けは有効?
魚焼きグリルを掃除するときに、オキシクリーンを使う方法もあります。オキシクリーンは、酸素系漂白剤の1種です。食器洗いやキッチン、トイレ、リビング、浴室などさまざまな使用用途があり、万能クリーナーとも呼ばれています。
酸性の汚れを中和して落とせるので油汚れなどにもおすすめです。オキシクリーンはアメリカ製と日本製がありますが、界面活性剤と柔軟剤が入っているかどうかの違いで洗浄力には違いはありません。
用意する道具とオキシ漬けの手順
魚焼きグリルをオキシクリーンで掃除する際は、以下のものを用意しましょう。
・オキシクリーン
・ゴム手袋
・焼き網や受け皿が入る容器
・使い古しの歯ブラシ
・メラミンスポンジ
・ぞうきん
・マイクロファイバークロス
まずは、受け皿や網を取り外します。ゴム手袋をつけてから、受け皿や網が入る容器またはキッチンのシンクなどに40〜60度のお湯を入れてオキシクリーンを入れます。オキシクリーンの容器に使用量の目安は書いてありますが、4リットルのお湯に対して付属のスプーン1〜2杯を溶かしましょう。
そのまま2時間程度放置した後、歯ブラシやメラミンスポンジを使って汚れを落とします。汚れが落ちたら、水をしっかり絞ったぞうきんで受け皿や網を拭きます。最後にマイクロファイバークロスで水気をしっかり拭き取って元に戻せば完了です。
オキシクリーンを使う場合は、オキシ漬けをする必要があります。少し時間を取って掃除できるときに、しっかりつけ置きをしましょう。
魚焼きグリルをきれいに使うコツ・ポイント
魚焼きグリルが汚れないようにきれいに使うためには、重曹やアルミホイル、片栗粉などを使う方法が効果的です。どの材料も普段家にあるものばかりなので、すぐに試せます。ちょっとした手間をかけるだけで魚焼きグリルを長くきれいな状態に保てるので、ぜひやってみてください。
アルミホイルを使う
アルミホイルを網の上に敷いて使うと焦げ付きを防いで、受け皿に油が落ちなくて済むので魚焼きグリルをきれいに使えます。アルミホイルを使うときには、火が移らないよう注意しましょう。
魚の油がアルミホイルに溜まって引火する可能性があります。また、魚焼きグリルの種類によっては、アルミホイルを使用する際の注意書きがあるタイプもあるので、アルミホイルを使える魚焼きグリルかどうか最初にチェックしましょう。
重曹を入れる
重曹は、掃除だけではなく魚焼きグリルをきれいに使いたいときにも使用できます。魚焼きグリルを使う前に、300mlの水に重曹大さじ4杯を溶かして受け皿に入れておきましょう。
魚焼きグリルを使った後は、そのまま洗い流せば汚れが落ちやすく、すぐにきれいになります。
片栗粉を入れる
重曹の代わりに片栗粉を使う方法もあります。重曹と同じように、使う前に魚焼きグリルの受け皿に水300mlと片栗粉大さじ4杯を入れて混ぜておきます。
魚を焼いたときに出る油が、受け皿に落ちて片栗粉と混ざるので、そのまま使用後は片栗粉が冷えて固まるまで待ってから受け皿から取り出しましょう。固まってしまえば簡単にはがせるので、受け皿の汚れをすぐにきれいにできます。
予熱してから使う
魚焼きグリルの使用前に予熱することで焦げ付きを防げます。調理する前に3分ほど予熱しておきましょう。予熱は焦げ付きを防ぐだけではなく、食材を美味しく焼き上げる働きもあるためおすすめです。
グリルストーンを使う
グリルストーンは、100円ショップなどでも売られている、グリルをきれいに使うためのアイテムです。グリルストーンを受け皿に敷いておくと油を吸収し、臭いが発生するのを抑えてくれる働きがあります。
また、グリルストーンの遠赤外線効果で魚や食材をふっくら焼き上げる効果もあります。グリルをきれいに使いながら、美味しく調理したいならグリルストーンがおすすめです。
一般的に3回ほど使ったら交換しますが、使い終わったグリルストーンは観葉植物の肥料として使えます。
頑固な汚れや臭いはクリーンクルーにおまかせ
魚焼きグリルを自分で掃除してもなかなか頑固な汚れや臭が取れないときには、クリーンクルーがおすすめです。油汚れや臭いなども含めてキッチンをきれいにしてくれるプランなら、キッチンまるごとすべてピカピカにしてくれます。
プロの技術で細かいところの汚れまでしっかり落としてくれるので、快適なキッチンが蘇ります。部分的な掃除を時間で依頼することもできるので、きれいにしたいところだけを頼むのもおすすめです。
キッチンに関するクリーニングの費用相場
ハウスクリーニングを請け負う業者のキッチンのクリーニングの費用相場を見てみましょう。
料金だけを見るとどの業者も差があまりないように見えますが、魚焼きグリルはオプションで付けないといけないところもあるため、実際に見積もりを取ると高くなってしまう場合があります。
キッチンクリーニングの作業内容や範囲については、必ず見積もりで確認するようにしましょう。
まとめ
魚焼きグリルは、食材の余分な油を落として香ばしい焦げ目をつけながら調理ができる便利な器具ですが、汚れが付きやすいためこまめな掃除が必要です。
使用後、温かいうちに掃除すると汚れがこびりつかずに落とせるので、なるべくすぐに掃除をする習慣をつけるとよいでしょう。時間が経ってしまってから魚焼きグリルを掃除する場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使うと楽に汚れを落とせます。
頑固な汚れが落ちない場合は、プロのハウスクリーニングを利用するのもおすすめです。
クリーンクルーのキッチンのお掃除・クリーニング