天井の掃除方法を一挙紹介!油・ヤニ・カビなどの汚れ別に分かりやすく解説! コラムハウスクリーニング 公開日:2023年06月22日 更新日:2023年06月22日 【目次】 ・天井が汚れる原因とは? ・天井の掃除頻度の目安は?放置したらどうなる? ・天井掃除に必要なもの・便利なアイテム ・天井の掃除前に確認すべきこと ・天井掃除の基本的な手順 ・ヤニで汚れた天井の掃除方法 ・油で汚れた天井(キッチンなど)の掃除方法 ・その他の部屋の天井の掃除方法 ・天井にカビが生えている場合の対処法は? ・キレイな天井を保つためのポイントは? ・家の汚れを一気にキレイにしたいならクリーンクルーにおまかせ ・まとめ 石鹸カスの種類は2種類 天井の汚れは、天井の場所によって原因が異なります。台所やダイニング付近の天井の汚れの場合は、調理時に使用した油や舞い上がった煙などによる汚れだと考えられます。よく洗濯物を部屋干しする部屋や脱衣所付近の天井は湿気によるカビや黒ずみ汚れ、人の出入りが多い入口付近や玄関の天井は土埃で汚れるケースが多く見られます。さらに、タバコのヤニや何かの拍子に付いてしまったシミなど人的要因による汚れもあります。 1:ホコリ 生活空間の天井は空調機器や加湿器の使用・調理による蒸気が発生しやすい上に、人が移動することで静電気が起きたり、換気によって空気が循環したりするため、ホコリが付きやすい特徴があります。また、人の出入りが多い玄関は土埃が付きやすい場所です。 天井に付着するホコリは埃やけすることで、徐々に頑固な汚れになります。埃やけによって天井が黄ばんだり、ホコリをエサとするクモが天井の隅に巣を張ったりして、汚れが悪化していきます。 2:カビ 部屋の窓際・脱衣所・よく部屋干しをする部屋・立地上湿気が多い家などの天井には、カビが発生することがあります。黒カビのように目立つ汚れは気付きやすいですが、発生したばかりで色の薄いカビは注目して見ないとなかなか見つけられません。しかし、発生したばかりのカビでも胞子は繁殖して空気中に舞っています。 黒カビに気付くまでの間、知らぬ間にカビを吸い続けてしまうと、アレルギー症状や気管支炎など身体に悪影響を及ぼしてしまうケースもあるので注意が必要です。 3:油汚れ 台所付近の天井の汚れは、油はねが原因です。コンロ周りの壁や床は目に付きやすいためその都度掃除できても、調理時の油は2m~3m程度飛ぶことがあるので、天井にも油が付着して、気づかずにいるケースが多くあります。 油汚れを放置すると、除去するのが難しいシミになってしまいます。自炊が多い家庭や、ダイニングで焼肉やたこ焼きなどをした後などは、天井の汚れにも注意を払う必要があります。 4:ヤニ タバコを吸う場所付近の天井や壁はヤニ汚れが付着します。場所を気にせずに喫煙していると、部屋全体の天井や壁が黄ばんでしまいます。ヤニが蓄積すると普通の掃除では除去できなくなり、タバコのニオイが染み付いた清潔感のない部屋になってしまいます。また、蚊取り線香などの煙もヤニ汚れ同様、天井や壁を汚すので注意しましょう。 5:その他 上記以外にも、天井はさまざまな原因で汚れます。集合住宅の場合は上階からの水漏れが原因で天井にシミができるケースがあります。天井クロスの糊の拭き取りが甘いために経年劣化に伴ってシミになったり、建築時に使用された釘などの金属パーツが錆びてシミとして現れたりすることも珍しくありません。また、稀に虫が産んだ卵が汚れに見えるケースもあります。 天井の掃除頻度の目安は?放置したらどうなる? 天井掃除を放置すると汚れが固まるため、変色したり落ちにくくなったりしてしまいます。天井掃除の適切な頻度は汚れの種類によって異なりますが、一般的なホコリの付着なら年に2回程度、大掃除時期の12月と梅雨時期の6月に掃除を行いましょう。 台所の油汚れは、自炊を多くする場合はこまめに掃除するほどきれいが保てますが、難しい場合は月一程度掃除するのがおすすめです。天井のカビも、月一でアルコールを使用した拭き掃除をするとカビを予防できます。タバコのヤニの場合は喫煙量や換気の頻度によって異なりますが、汚れを蓄積させないためには月一程度の掃除がベストです。難しくても2~3か月に一度は掃除するようにしましょう。 天井掃除に必要なもの・便利なアイテム 天井掃除をする際は、脚立・雑巾やポリプロピレン製のポリバタキ・ポリバタキを装着するためのワイパーなどが必要です。また、天井から落ちてきたホコリなどが床に散るのを防ぐために、新聞紙やゴミ袋、掃除機もあらかじめ用意しておきましょう。掃除用の洗剤を用意します。さらに、埃を吸ってしまわないようにマスクもしておくと安心です。 掃除に使用する洗剤は、汚れの種類に応じて変えると効果的です。油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダなどで作ったアルカリ電解水・カビには次亜塩素酸ナトリウム成分の入った洗剤とエタノール・タバコのヤニには中性洗剤が有効です。 天井の掃除前に確認すべきこと 天井掃除をする際は、事前に天井の壁紙の素材を確認する必要があります。天井がビニールクロスの場合は、少量の洗剤や水をつけ固く絞った雑巾で拭き掃除をしましょう。 一般的な家庭に使用されている天井の素材はビニールクロスですが、稀に布・和紙・土壁の場合もあります。天井に少量の水をかけたときに水を弾けばビニールクロスであることを確認できますが、もしビニールクロス以外の素材であれば、洗剤の使用や水拭きをすると素材を傷めてしまう可能性があります。掃除方法が特殊な場合は、壁紙メーカーの取扱い説明書や素材別掃除方法にしたがって掃除をしたり、専門業者に依頼したりするのが安心でしょう。 天井掃除の基本的な手順 天井のホコリを掃除する場合は、天井用の特別な道具をわざわざ購入しなくても、家にあるものを使って掃除が可能です。家にある踏み台や脚立、または柄の長いフローリング用ワイパーなどを使用しましょう。掃除をする範囲にもよりますが、汚れがひどくなければ15分〜30分程度で掃除が完了します。 掃除に必要な道具を用意する 天井掃除に取り掛かる前に、まずは新聞紙・雑巾やドライシート・フローリング用ワイパーやハンディモップ・掃除機・必要であれば脚立など、使用する道具を用意しましょう。ホコリを吸い込んでしまわないようにマスクを装着すると安全です。 天井下の床に新聞紙を敷く 天井の拭き掃除を行うとホコリが落ちてくるので、床が汚れないように新聞紙を敷いておきます。家に新聞紙がない場合は、大きめのゴミ袋を破いたもので代用できます。 天井のホコリを落としていく 乾いた雑巾、またはドライシートをフローリング用ワイパーに取り付けます。脚立に登って掃除ができる場合や、身長が高い人の場合は、シートの付け外しの手間がないハンディモップがおすすめです。 フローリング用ワイパーやハンディモップを使用して天井のホコリを落としていきましょう。ビニールクロスの天井に落ちにくい汚れがある場合は、水で濡らして固く絞った雑巾で拭く方法もありますが、その後は必ず乾拭きもしてください。 新聞紙を回収して掃除機をかける 天井を拭き終わったら、床に敷いておいた新聞紙を落ちたホコリごと回収して処分しましょう。新聞紙の範囲では収まりきらなかったホコリやゴミを掃除するため、床に掃除機をかけたら完了です。 ヤニで汚れた天井の掃除方法 タバコや蚊取り線香による天井のヤニ汚れには、オレンジオイル成分のある洗剤が効果的です。天井の素材がビニールクロスの場合は、以下の掃除方法を参考に実践してみてください。ビニールクロス以外の素材の場合は、必ず取り扱い説明書などを確認しましょう。 掃除に必要な道具を用意する ヤニで汚れた天井掃除をする際は、まず新聞紙・雑巾またはドライシート・ゴム手袋・オレンジオイル成分配合の中性洗剤・脚立・フローリング用ワイパー・掃除機など必要な道具を用意しましょう。汚れを吸い込んでしまう可能性があるので、マスクの着用を忘れずに行ってください。ゴーグルがある場合は着用するとより安全です。 洗剤を薄める オレンジオイル成分が配合された洗剤を水で10倍に薄めます。オレンジオイル配合の洗剤は食器用洗剤などに多いので、自宅にある洗剤が使い回せるか確認してみましょう。 ヤニ部分の拭き掃除をする 水で10倍に薄めた洗剤で湿らせた雑巾やドライシートをフローリング用ワイパーにセットして、天井のヤニ汚れ部分の拭き掃除をしましょう。脚立を使用すれば力が入りやすくなりますが、力が強すぎると天井の壁紙を傷めてしまう可能性もあるので注意が必要です。 水拭き、乾拭きをする 天井のヤニ部分を掃除できたら、洗剤の成分が残らないように水を湿らせて固く絞った雑巾で水拭きをしましょう。水拭きの後は、水分が残らないように乾拭きも忘れずに行ってください。 油で汚れた天井(キッチンなど)の掃除方法 キッチンやダイニング付近の天井の油汚れは、水拭きや中性洗剤を使用した掃除では落としきれないケースが多いでしょう。油汚れには、セスキ炭酸ソーダやアルカリ電解水などアルカリ性洗剤が効果的です。油汚れにホコリがくっつくと汚れが重なってしまうので、油汚れと同時にホコリも除去するイメージで掃除をしましょう。 掃除に必要な道具を用意する 油で汚れた天井掃除をする際は、まず新聞紙・ゴム手袋・セスキ炭酸ソーダ、またはアルカリ電解水・雑巾またはドライシート・フローリング用ワイパー・脚立など必要な道具を用意しましょう。洗剤が体内に入る可能性があるので、ゴーグルやマスクを着用すると安心です。 掃除場所の気になる箇所を新聞紙でカバーする キッチンには調理台・コンロ・家電など天井から落ちたホコリや洗剤を被ると面倒な箇所が多くあります。ダイニング付近の天井に油汚れがある場合は、照明に汚れが落ちてしまう可能性もあります。気になる箇所を事前に新聞紙で覆っておくと、後始末の手間を増やさずに済みます。 アルカリ性洗剤を使用して拭き掃除をする アルカリ性洗剤で湿らせた雑巾やドライシートをフローリング用ワイパーにセットして、天井の油汚れの拭き掃除をしましょう。脚立を使用すれば力が入りやすくなりますが、天井の壁紙を傷めてしまう可能性もあるので、力を入れすぎないように注意してください。 乾拭きをする アルカリ電解水の二度拭きは本来不要ですが、アルカリ電解水で分解した油汚れが茶色く残ってしまうケースがあります。そのため、拭き掃除をした後は天井に水分が残らないようにドライシートで乾拭きをしましょう。 その他の部屋の天井の掃除方法 上記で紹介した場所の天井以外にも、汚れやホコリで掃除方法に悩みがちな場所があります。素材だけではなく天井の場所によっても適切な掃除方法が異なるため、以下を参考にしてみてください。 1:和室の天井 築年数が古い家は特に和室の天井が木材でできているケースが多いでしょう。木材の天井を掃除する際に水や洗剤を使うと、壁の素材を傷める可能性があります。フローリング用ワイパーに乾いた雑巾やドライシートをセットして、ホコリを落とすように優しく掃除をしましょう。 目立つ汚れがある場合は、汚れの種類と天井の素材を考慮して適した洗剤の使用や掃除方法を調べる必要があります。一般的な和室の天井掃除に必要な道具は以下の通りです。 ・木材天井用洗剤 ・フローリング用ワイパー ・雑巾、またはドライシート ・脚立(必要であれば) ・掃除機 ・マスク 2:高い天井・吹き抜けの天井 最近は部屋を広く見せるために、高さがある天井や吹き抜け天井が人気です。標準的な高さの天井であれば、フローリング用ワイパーを使えば脚立を使用しなくても届くケースもありますが、高い天井や吹き抜け天井の場合は脚立の使用が必須です。高所作業は危険が伴うので、土台が安定していてバランスを崩さない脚立を使用してください。 フローリング用ワイパーに雑巾やドライシートをセットしても掃除してもいいですが、安全に掃除するためには高い天井用の掃除道具の活用がおすすめです。最後に掃除機で天井から落ちたホコリなどを掃除しましょう。必要な道具は以下の通りです。 ・フローリング用ワイパーや高い天井用モップ ・雑巾、またはドライシート ・脚立や踏み台 ・掃除機 ・マスク 3:お風呂の天井 湿気が多いお風呂の天井は、カビが生えやすい特徴があります。黒カビのように目立つカビであれば一目瞭然ですが、色が薄いカビの場合は気付かないうちに放置してしまい、カビの胞子が浴室内に広がってしまっているケースがあります。 お風呂掃除の中でも忘れがちな天井ですが、湿気やカビのエサとなるホコリを取り除くため、週1回程度を目安に拭き掃除をしましょう。ドライシートやキッチンペーパーに洗剤を染み込ませて、天井をゴシゴシと拭いていきます。洗剤の成分が残らないようにしっかりとシャワーで洗い流して、乾拭きもしましょう。消毒用エタノールを使用する場合は、揮発するのでシャワーで流したり乾拭きをしたりする必要はありません。お風呂の天井掃除に必要な道具は以下の通りです。 ・フローリング用ワイパー ・ドライシート、またはキッチンペーパー ・消毒用エタノール、塩素系漂白剤、中性洗剤など ・ゴム手袋 ・マスク 天井にカビが生えている場合の対処法は? 天井にカビが生えている場合は、壁紙用漂白剤やアルコールなどを使用して掃除をしましょう。天井から落ちてきたホコリは掃除機で吸い取っても問題ありませんが、カビが生えている天井から落ちたホコリにはカビの胞子が含まれているので、掃除機で吸わないよう注意が必要です。窓を開けて換気しながら掃除をしましょう。 床に新聞紙を敷き、マスク等を着用する 天井にカビが生えている場合は、掃除することによってカビが部屋中に舞ってしまう可能性があります。しっかりと換気をして、カビが床に広がるのを防ぐために新聞紙を床に敷いておきましょう。マスクと、可能であればゴーグルも着用できると安全でしょう。 壁紙用漂白剤で拭き掃除をし、30分程度放置する 壁紙用漂白剤を湿らせたドライシートをフローリング用ワイパーにセットし、天井を拭いていきましょう。漂白剤を付けすぎると液が床に垂れたり身体に付いてしまったりするので、湿らせすぎに注意してください。拭き掃除の後は30分程度放置します。成分が強い洗剤の使用に抵抗がある人は、カビ予防にも効果的なアルコールをドライシートに付けて拭き取るのがおすすめです。 水拭きと乾拭きをする 壁紙用漂白剤で拭き掃除をした後30分程度放置したら、水を湿らせたドライシートでしっかりと拭き取ります。水分が残らないように乾拭きも十分行いましょう。あらかじめ敷いておいた新聞紙をホコリやカビごと丸めて処分し、ドライシートで周りを掃除したら完了です。 キレイな天井を保つためのポイントは? キレイな天井を保つためのポイントには、除湿と換気が挙げられます。湿気が多く風通しが悪い環境は、カビが発生しやすくなってしまいます。台所・浴室・洗面所・よく部屋干しをする部屋などは、意識的に窓を開けたり換気扇を使用したりして除湿と換気を行いましょう。また、タバコの煙や調理時に出る油や煙はクロスを変色させやすいので、カビ予防と同じくこまめな換気が重要です。 家の汚れを一気にキレイにしたいならクリーンクルーにおまかせ 関東・東海・近畿・九州エリアのハウスクリーニング業者のクリーンクルーでは、天井のみに特化したプランはないものの、汚れが蓄積しやすいキッチンや浴室などの7箇所を一気にまとめて依頼できる「おまかせおそうじ7ヵ所セット(税込113,300円)」を取り扱っています。また、気軽に頼みやすい料金設定の「選べるおそうじ3時間プラン1名〜(税込20,900円〜)」は、気になる箇所を厳選したり、他のプランに追加したりできるので、より自分の希望に合ったプランで依頼できます。メニューにない箇所の掃除が依頼可能か否か確認するためには、無料見積りを活用しましょう。 まとめ 天井の掃除は、汚れの種類や天井の素材によって適した洗剤や掃除方法が異なるため、掃除をする前に必ず確認をしてください。高さのある天井は脚立を使用しても不安定さが否めない場合もあるため、柄の長いモップやフローリング用ワイパーなどを活用して、安全に掃除できるようにしましょう。また、カビ・ヤニ汚れは、ホコリ汚れよりも掃除が困難なため、除湿や換気に注意して天井をきれいに保てるように日頃から心がけることが重要です。 クリーンクルーのハウスクリーニング
石鹸カスの種類は2種類
天井の汚れは、天井の場所によって原因が異なります。台所やダイニング付近の天井の汚れの場合は、調理時に使用した油や舞い上がった煙などによる汚れだと考えられます。よく洗濯物を部屋干しする部屋や脱衣所付近の天井は湿気によるカビや黒ずみ汚れ、人の出入りが多い入口付近や玄関の天井は土埃で汚れるケースが多く見られます。さらに、タバコのヤニや何かの拍子に付いてしまったシミなど人的要因による汚れもあります。
1:ホコリ
生活空間の天井は空調機器や加湿器の使用・調理による蒸気が発生しやすい上に、人が移動することで静電気が起きたり、換気によって空気が循環したりするため、ホコリが付きやすい特徴があります。また、人の出入りが多い玄関は土埃が付きやすい場所です。
天井に付着するホコリは埃やけすることで、徐々に頑固な汚れになります。埃やけによって天井が黄ばんだり、ホコリをエサとするクモが天井の隅に巣を張ったりして、汚れが悪化していきます。
2:カビ
部屋の窓際・脱衣所・よく部屋干しをする部屋・立地上湿気が多い家などの天井には、カビが発生することがあります。黒カビのように目立つ汚れは気付きやすいですが、発生したばかりで色の薄いカビは注目して見ないとなかなか見つけられません。しかし、発生したばかりのカビでも胞子は繁殖して空気中に舞っています。
黒カビに気付くまでの間、知らぬ間にカビを吸い続けてしまうと、アレルギー症状や気管支炎など身体に悪影響を及ぼしてしまうケースもあるので注意が必要です。
3:油汚れ
台所付近の天井の汚れは、油はねが原因です。コンロ周りの壁や床は目に付きやすいためその都度掃除できても、調理時の油は2m~3m程度飛ぶことがあるので、天井にも油が付着して、気づかずにいるケースが多くあります。
油汚れを放置すると、除去するのが難しいシミになってしまいます。自炊が多い家庭や、ダイニングで焼肉やたこ焼きなどをした後などは、天井の汚れにも注意を払う必要があります。
4:ヤニ
タバコを吸う場所付近の天井や壁はヤニ汚れが付着します。場所を気にせずに喫煙していると、部屋全体の天井や壁が黄ばんでしまいます。ヤニが蓄積すると普通の掃除では除去できなくなり、タバコのニオイが染み付いた清潔感のない部屋になってしまいます。また、蚊取り線香などの煙もヤニ汚れ同様、天井や壁を汚すので注意しましょう。
5:その他
上記以外にも、天井はさまざまな原因で汚れます。集合住宅の場合は上階からの水漏れが原因で天井にシミができるケースがあります。天井クロスの糊の拭き取りが甘いために経年劣化に伴ってシミになったり、建築時に使用された釘などの金属パーツが錆びてシミとして現れたりすることも珍しくありません。また、稀に虫が産んだ卵が汚れに見えるケースもあります。
天井の掃除頻度の目安は?放置したらどうなる?
天井掃除を放置すると汚れが固まるため、変色したり落ちにくくなったりしてしまいます。天井掃除の適切な頻度は汚れの種類によって異なりますが、一般的なホコリの付着なら年に2回程度、大掃除時期の12月と梅雨時期の6月に掃除を行いましょう。
台所の油汚れは、自炊を多くする場合はこまめに掃除するほどきれいが保てますが、難しい場合は月一程度掃除するのがおすすめです。天井のカビも、月一でアルコールを使用した拭き掃除をするとカビを予防できます。タバコのヤニの場合は喫煙量や換気の頻度によって異なりますが、汚れを蓄積させないためには月一程度の掃除がベストです。難しくても2~3か月に一度は掃除するようにしましょう。
天井掃除に必要なもの・便利なアイテム
天井掃除をする際は、脚立・雑巾やポリプロピレン製のポリバタキ・ポリバタキを装着するためのワイパーなどが必要です。また、天井から落ちてきたホコリなどが床に散るのを防ぐために、新聞紙やゴミ袋、掃除機もあらかじめ用意しておきましょう。掃除用の洗剤を用意します。さらに、埃を吸ってしまわないようにマスクもしておくと安心です。
掃除に使用する洗剤は、汚れの種類に応じて変えると効果的です。油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダなどで作ったアルカリ電解水・カビには次亜塩素酸ナトリウム成分の入った洗剤とエタノール・タバコのヤニには中性洗剤が有効です。
天井の掃除前に確認すべきこと
天井掃除をする際は、事前に天井の壁紙の素材を確認する必要があります。天井がビニールクロスの場合は、少量の洗剤や水をつけ固く絞った雑巾で拭き掃除をしましょう。
一般的な家庭に使用されている天井の素材はビニールクロスですが、稀に布・和紙・土壁の場合もあります。天井に少量の水をかけたときに水を弾けばビニールクロスであることを確認できますが、もしビニールクロス以外の素材であれば、洗剤の使用や水拭きをすると素材を傷めてしまう可能性があります。掃除方法が特殊な場合は、壁紙メーカーの取扱い説明書や素材別掃除方法にしたがって掃除をしたり、専門業者に依頼したりするのが安心でしょう。
天井掃除の基本的な手順
天井のホコリを掃除する場合は、天井用の特別な道具をわざわざ購入しなくても、家にあるものを使って掃除が可能です。家にある踏み台や脚立、または柄の長いフローリング用ワイパーなどを使用しましょう。掃除をする範囲にもよりますが、汚れがひどくなければ15分〜30分程度で掃除が完了します。
掃除に必要な道具を用意する
天井掃除に取り掛かる前に、まずは新聞紙・雑巾やドライシート・フローリング用ワイパーやハンディモップ・掃除機・必要であれば脚立など、使用する道具を用意しましょう。ホコリを吸い込んでしまわないようにマスクを装着すると安全です。
天井下の床に新聞紙を敷く
天井の拭き掃除を行うとホコリが落ちてくるので、床が汚れないように新聞紙を敷いておきます。家に新聞紙がない場合は、大きめのゴミ袋を破いたもので代用できます。
天井のホコリを落としていく
乾いた雑巾、またはドライシートをフローリング用ワイパーに取り付けます。脚立に登って掃除ができる場合や、身長が高い人の場合は、シートの付け外しの手間がないハンディモップがおすすめです。
フローリング用ワイパーやハンディモップを使用して天井のホコリを落としていきましょう。ビニールクロスの天井に落ちにくい汚れがある場合は、水で濡らして固く絞った雑巾で拭く方法もありますが、その後は必ず乾拭きもしてください。
新聞紙を回収して掃除機をかける
天井を拭き終わったら、床に敷いておいた新聞紙を落ちたホコリごと回収して処分しましょう。新聞紙の範囲では収まりきらなかったホコリやゴミを掃除するため、床に掃除機をかけたら完了です。
ヤニで汚れた天井の掃除方法
タバコや蚊取り線香による天井のヤニ汚れには、オレンジオイル成分のある洗剤が効果的です。天井の素材がビニールクロスの場合は、以下の掃除方法を参考に実践してみてください。ビニールクロス以外の素材の場合は、必ず取り扱い説明書などを確認しましょう。
掃除に必要な道具を用意する
ヤニで汚れた天井掃除をする際は、まず新聞紙・雑巾またはドライシート・ゴム手袋・オレンジオイル成分配合の中性洗剤・脚立・フローリング用ワイパー・掃除機など必要な道具を用意しましょう。汚れを吸い込んでしまう可能性があるので、マスクの着用を忘れずに行ってください。ゴーグルがある場合は着用するとより安全です。
洗剤を薄める
オレンジオイル成分が配合された洗剤を水で10倍に薄めます。オレンジオイル配合の洗剤は食器用洗剤などに多いので、自宅にある洗剤が使い回せるか確認してみましょう。
ヤニ部分の拭き掃除をする
水で10倍に薄めた洗剤で湿らせた雑巾やドライシートをフローリング用ワイパーにセットして、天井のヤニ汚れ部分の拭き掃除をしましょう。脚立を使用すれば力が入りやすくなりますが、力が強すぎると天井の壁紙を傷めてしまう可能性もあるので注意が必要です。
水拭き、乾拭きをする
天井のヤニ部分を掃除できたら、洗剤の成分が残らないように水を湿らせて固く絞った雑巾で水拭きをしましょう。水拭きの後は、水分が残らないように乾拭きも忘れずに行ってください。
油で汚れた天井(キッチンなど)の掃除方法
キッチンやダイニング付近の天井の油汚れは、水拭きや中性洗剤を使用した掃除では落としきれないケースが多いでしょう。油汚れには、セスキ炭酸ソーダやアルカリ電解水などアルカリ性洗剤が効果的です。油汚れにホコリがくっつくと汚れが重なってしまうので、油汚れと同時にホコリも除去するイメージで掃除をしましょう。
掃除に必要な道具を用意する
油で汚れた天井掃除をする際は、まず新聞紙・ゴム手袋・セスキ炭酸ソーダ、またはアルカリ電解水・雑巾またはドライシート・フローリング用ワイパー・脚立など必要な道具を用意しましょう。洗剤が体内に入る可能性があるので、ゴーグルやマスクを着用すると安心です。
掃除場所の気になる箇所を新聞紙でカバーする
キッチンには調理台・コンロ・家電など天井から落ちたホコリや洗剤を被ると面倒な箇所が多くあります。ダイニング付近の天井に油汚れがある場合は、照明に汚れが落ちてしまう可能性もあります。気になる箇所を事前に新聞紙で覆っておくと、後始末の手間を増やさずに済みます。
アルカリ性洗剤を使用して拭き掃除をする
アルカリ性洗剤で湿らせた雑巾やドライシートをフローリング用ワイパーにセットして、天井の油汚れの拭き掃除をしましょう。脚立を使用すれば力が入りやすくなりますが、天井の壁紙を傷めてしまう可能性もあるので、力を入れすぎないように注意してください。
乾拭きをする
アルカリ電解水の二度拭きは本来不要ですが、アルカリ電解水で分解した油汚れが茶色く残ってしまうケースがあります。そのため、拭き掃除をした後は天井に水分が残らないようにドライシートで乾拭きをしましょう。
その他の部屋の天井の掃除方法
上記で紹介した場所の天井以外にも、汚れやホコリで掃除方法に悩みがちな場所があります。素材だけではなく天井の場所によっても適切な掃除方法が異なるため、以下を参考にしてみてください。
1:和室の天井
築年数が古い家は特に和室の天井が木材でできているケースが多いでしょう。木材の天井を掃除する際に水や洗剤を使うと、壁の素材を傷める可能性があります。フローリング用ワイパーに乾いた雑巾やドライシートをセットして、ホコリを落とすように優しく掃除をしましょう。
目立つ汚れがある場合は、汚れの種類と天井の素材を考慮して適した洗剤の使用や掃除方法を調べる必要があります。一般的な和室の天井掃除に必要な道具は以下の通りです。
・木材天井用洗剤
・フローリング用ワイパー
・雑巾、またはドライシート
・脚立(必要であれば)
・掃除機
・マスク
2:高い天井・吹き抜けの天井
最近は部屋を広く見せるために、高さがある天井や吹き抜け天井が人気です。標準的な高さの天井であれば、フローリング用ワイパーを使えば脚立を使用しなくても届くケースもありますが、高い天井や吹き抜け天井の場合は脚立の使用が必須です。高所作業は危険が伴うので、土台が安定していてバランスを崩さない脚立を使用してください。
フローリング用ワイパーに雑巾やドライシートをセットしても掃除してもいいですが、安全に掃除するためには高い天井用の掃除道具の活用がおすすめです。最後に掃除機で天井から落ちたホコリなどを掃除しましょう。必要な道具は以下の通りです。
・フローリング用ワイパーや高い天井用モップ
・雑巾、またはドライシート
・脚立や踏み台
・掃除機
・マスク
3:お風呂の天井
湿気が多いお風呂の天井は、カビが生えやすい特徴があります。黒カビのように目立つカビであれば一目瞭然ですが、色が薄いカビの場合は気付かないうちに放置してしまい、カビの胞子が浴室内に広がってしまっているケースがあります。
お風呂掃除の中でも忘れがちな天井ですが、湿気やカビのエサとなるホコリを取り除くため、週1回程度を目安に拭き掃除をしましょう。ドライシートやキッチンペーパーに洗剤を染み込ませて、天井をゴシゴシと拭いていきます。洗剤の成分が残らないようにしっかりとシャワーで洗い流して、乾拭きもしましょう。消毒用エタノールを使用する場合は、揮発するのでシャワーで流したり乾拭きをしたりする必要はありません。お風呂の天井掃除に必要な道具は以下の通りです。
・フローリング用ワイパー
・ドライシート、またはキッチンペーパー
・消毒用エタノール、塩素系漂白剤、中性洗剤など
・ゴム手袋
・マスク
天井にカビが生えている場合の対処法は?
天井にカビが生えている場合は、壁紙用漂白剤やアルコールなどを使用して掃除をしましょう。天井から落ちてきたホコリは掃除機で吸い取っても問題ありませんが、カビが生えている天井から落ちたホコリにはカビの胞子が含まれているので、掃除機で吸わないよう注意が必要です。窓を開けて換気しながら掃除をしましょう。
床に新聞紙を敷き、マスク等を着用する
天井にカビが生えている場合は、掃除することによってカビが部屋中に舞ってしまう可能性があります。しっかりと換気をして、カビが床に広がるのを防ぐために新聞紙を床に敷いておきましょう。マスクと、可能であればゴーグルも着用できると安全でしょう。
壁紙用漂白剤で拭き掃除をし、30分程度放置する
壁紙用漂白剤を湿らせたドライシートをフローリング用ワイパーにセットし、天井を拭いていきましょう。漂白剤を付けすぎると液が床に垂れたり身体に付いてしまったりするので、湿らせすぎに注意してください。拭き掃除の後は30分程度放置します。成分が強い洗剤の使用に抵抗がある人は、カビ予防にも効果的なアルコールをドライシートに付けて拭き取るのがおすすめです。
水拭きと乾拭きをする
壁紙用漂白剤で拭き掃除をした後30分程度放置したら、水を湿らせたドライシートでしっかりと拭き取ります。水分が残らないように乾拭きも十分行いましょう。あらかじめ敷いておいた新聞紙をホコリやカビごと丸めて処分し、ドライシートで周りを掃除したら完了です。
キレイな天井を保つためのポイントは?
キレイな天井を保つためのポイントには、除湿と換気が挙げられます。湿気が多く風通しが悪い環境は、カビが発生しやすくなってしまいます。台所・浴室・洗面所・よく部屋干しをする部屋などは、意識的に窓を開けたり換気扇を使用したりして除湿と換気を行いましょう。また、タバコの煙や調理時に出る油や煙はクロスを変色させやすいので、カビ予防と同じくこまめな換気が重要です。
家の汚れを一気にキレイにしたいならクリーンクルーにおまかせ
関東・東海・近畿・九州エリアのハウスクリーニング業者のクリーンクルーでは、天井のみに特化したプランはないものの、汚れが蓄積しやすいキッチンや浴室などの7箇所を一気にまとめて依頼できる「おまかせおそうじ7ヵ所セット(税込113,300円)」を取り扱っています。また、気軽に頼みやすい料金設定の「選べるおそうじ3時間プラン1名〜(税込20,900円〜)」は、気になる箇所を厳選したり、他のプランに追加したりできるので、より自分の希望に合ったプランで依頼できます。メニューにない箇所の掃除が依頼可能か否か確認するためには、無料見積りを活用しましょう。
まとめ
天井の掃除は、汚れの種類や天井の素材によって適した洗剤や掃除方法が異なるため、掃除をする前に必ず確認をしてください。高さのある天井は脚立を使用しても不安定さが否めない場合もあるため、柄の長いモップやフローリング用ワイパーなどを活用して、安全に掃除できるようにしましょう。また、カビ・ヤニ汚れは、ホコリ汚れよりも掃除が困難なため、除湿や換気に注意して天井をきれいに保てるように日頃から心がけることが重要です。
クリーンクルーのハウスクリーニング